「シングルルームを予約したけど、友達も一緒に泊まれないかな…」
「1人分の料金で2人泊まれば、お金が節約できるのに」
こんな考えが頭をよぎったこと、ありませんか?特に学生旅行や、急な宿泊が必要になった時、「バレなければ大丈夫でしょ」と思ってしまう気持ち、わからなくもありません。
でも、ちょっと待ってください。ホテルに無断で宿泊者以外の人を入れる、人数をごまかして泊まる。これ、確実にバレます。そして、バレた時のペナルティは想像以上に重いんです。
結論から言います。ホテル宿泊者以外の出入りは、ほぼ確実にバレます。監視カメラ、フロントスタッフの目視、清掃員のチェック、近隣からの通報…ホテルには様々な監視システムがあります。無断で人数を追加してバレた場合、追加料金を請求されるだけでなく、即座に退去を命じられたり、ブラックリストに載って今後そのホテルを利用できなくなったりします。
この記事では、「ホテル宿泊者以外 バレる」の疑問を完全解決。なぜバレるのか、バレた時のリスク、正しい対処法、ホテルで友人と会いたい時の合法的な方法まで、すべて詳しく解説します。
「少しくらい大丈夫だろう」という軽い気持ちが、取り返しのつかないトラブルにつながることもあります。この記事を読んで、ホテル利用の正しいマナーとルールを理解しておきましょう。
ホテル宿泊者以外の出入りはバレる?基本ルールを解説
ホテルの宿泊人数ルールとは
まず、ホテルの基本的な宿泊人数ルールを理解しておきましょう。
ホテルでは、予約時に申告した人数分の料金を支払います。シングルルームなら1人分、ツインルームなら2人分、という具合です。この料金には、部屋代だけでなく、朝食代、アメニティ代、清掃費、保険料なども含まれています。
つまり、「1人で予約して2人で泊まる」というのは、実質的に1人分の料金をごまかして、本来払うべきサービス対価を払わずに利用する行為なんです。これは、店で商品を万引きするのと同じような不正行為と見なされます。
ホテル側は、宿泊人数を正確に把握する必要があります。理由は、防災上の安全管理、設備の適正利用、サービスの品質維持など。火災や地震が起きた時、ホテルは「この部屋には何人いるか」を正確に知っていないと、適切な避難誘導ができません。申告した人数と実際の人数が違うと、緊急時に大きな混乱を招きます。
【ホテルの宿泊人数ルールの基本】
・予約時に申告した人数分の料金を支払う
・部屋のタイプ(シングル・ツイン・ダブルなど)に応じた定員がある
・無断で人数を増やすことは規約違反
・宿泊者以外の長時間滞在も原則禁止
宿泊者以外の出入りをホテルが把握する方法
「どうせバレないでしょ」と思っている人、甘いです。ホテルは様々な方法で、宿泊者以外の出入りを把握しています。
①監視カメラ
最も一般的なのが、監視カメラです。ホテルのエレベーター、廊下、ロビー、入口には、ほぼ確実に監視カメラが設置されています。最近のカメラは高性能で、顔までくっきり映ります。
私が以前泊まったビジネスホテルでは、エレベーター内に「防犯カメラ作動中」というステッカーが貼られていました。つまり、エレベーターに乗った瞬間から、誰が何階に行ったか、すべて記録されているということです。
②フロントスタッフの目視
フロントスタッフは、ロビーを通る人をチェックしています。チェックイン時に顔を見ているので、「あ、あの人は●●号室のお客様」と覚えています。見慣れない人が何度も出入りしていたら、「もしかして無断宿泊?」と疑います。
③清掃スタッフの報告
清掃スタッフは、部屋の使用状況を細かくチェックしています。タオルが2人分使われている、ベッドが2つ使われている、ゴミ箱に2人分のゴミがある…こうした痕跡から、「この部屋、申告より人数が多いのでは?」と気づきます。
④近隣の部屋からの通報
意外と多いのが、隣の部屋や上下階の部屋からの通報です。「隣の部屋、やけにうるさいな」「何人もいるみたい」と感じた宿泊客が、フロントに連絡することがあります。
無断で人を入れることが禁止されている理由
なぜホテルは、無断で人を入れることをこんなに厳しく禁止しているのでしょうか?
理由は大きく3つあります。
①防災・安全管理
火災や地震などの緊急時、ホテルは宿泊者全員を安全に避難させる義務があります。そのためには、「各部屋に何人いるか」を正確に把握している必要があります。無断で人数が増えていると、避難人数が合わず、取り残される人が出る危険があります。
②設備の適正利用
ホテルの設備(ベッド、エアコン、水回りなど)は、定員に応じて設計されています。定員を超えて使用すると、設備に過度な負担がかかり、故障の原因になります。
③他の宿泊客への配慮
無断で人数を増やすと、騒音が増えたり、廊下が混雑したりして、他の宿泊客に迷惑がかかります。ホテルは、すべての宿泊客に快適な環境を提供する義務があります。
ホテルの種類によるルールの違い
ホテルの種類によって、宿泊者以外の出入りに対するルールの厳しさが異なります。
| ホテルの種類 | ルールの厳しさ | 特徴 |
|---|---|---|
| 高級ホテル | 非常に厳しい | セキュリティが厳重。カードキーでエレベーターも制御。 |
| ビジネスホテル | やや厳しい | 監視カメラ多数。フロントスタッフが目を光らせている。 |
| カプセルホテル | 非常に厳しい | 個室でないため、不正がすぐバレる。 |
| 民宿・ペンション | やや緩い | 家族経営が多く、融通が利くこともある。 |
高級ホテルほど、セキュリティが厳重です。エレベーターに乗るのにカードキーが必要だったり、フロアごとにセキュリティゲートがあったり。無断で人を入れることは、ほぼ不可能です。
一方、ビジネスホテルは、高級ホテルほどではないものの、監視カメラとフロントスタッフの目視でしっかりチェックしています。「ちょっとくらい大丈夫」と思って無断宿泊すると、すぐバレます。
ホテルに無断で人数追加するとバレるのか?
エレベーターや廊下の監視カメラでバレる
ホテルに無断で人を入れようとする人の多くは、「エレベーターや廊下なら、誰も見ていないだろう」と思っています。でも、そこには監視カメラがあります。
最近の監視カメラは、本当に高性能です。顔認識機能がついているものもあり、「この人は宿泊客か、そうでないか」を自動判別するシステムもあります。
私の友人が、無断で友達を部屋に入れようとした時の話です。友達とエレベーターに乗って部屋に向かったところ、数分後にフロントから内線電話がかかってきたそうです。「お連れ様がいらっしゃるようですが、ご宿泊ですか?」と。監視カメラでしっかり見られていたんですね。
特に、深夜や早朝に見慣れない人が出入りしていると、セキュリティ担当者がすぐに気づきます。ホテルのセキュリティは、24時間体制で監視カメラをチェックしています。
フロントスタッフの目視確認でバレる
フロントスタッフは、ロビーを通る人を常にチェックしています。チェックイン時に顔を見ているので、宿泊客かどうかを判別できます。
特に、次のような行動は怪しまれます。
- ロビーで誰かと落ち合って、一緒にエレベーターに乗る
- キョロキョロしながら、周りを警戒している様子
- 大きな荷物を2人で運んでいる
- 何度も出入りを繰り返している
フロントスタッフは、こうした不審な行動を見逃しません。「もしかして無断宿泊?」と思ったら、すぐに部屋に内線電話をかけて確認します。
アメニティや備品の使用状況でバレる
清掃スタッフは、部屋の使用状況を細かくチェックしています。特に、次のような点に注目します。
- タオルの使用枚数(1人なら1〜2枚、2人なら3〜4枚)
- ベッドの使用状況(2つのベッドが両方使われている)
- ゴミの量(2人分の食べ物の容器、飲み物のペットボトルなど)
- アメニティの消費量(歯ブラシ、シャンプーなど)
シングルルームで予約しているのに、ツインベッドが両方使われていたら、明らかに2人泊まっています。清掃スタッフは、こうした不審な点をフロントに報告します。
私が以前泊まったビジネスホテルでは、チェックアウト後の清掃で「タオルが4枚使われている」「ゴミ箱に2人分のコンビニ弁当の容器がある」という報告があり、フロントが「もしかして2人で泊まった?」と気づいたそうです。結局、そのお客さんは次回から宿泊を断られました。
近隣の部屋からの通報でバレる
意外と多いのが、近隣の部屋からの通報です。
「隣の部屋、やけにうるさいな」「何人もいるみたい」「笑い声が複数聞こえる」…こうした不審な点に気づいた宿泊客が、フロントに連絡することがあります。
特に、深夜に騒いでいる場合、他の宿泊客にとっては大迷惑です。「静かにしてください」という苦情の電話とともに、「あの部屋、何人泊まっているんですか?」という問い合わせが入ります。
フロントは、こうした通報を受けたら、すぐに確認します。部屋に内線電話をかけて、「お連れ様がいらっしゃいますか?」と尋ねます。ここで嘘をついても、後でバレたらさらに印象が悪くなります。
シングルルームに2人で泊まるのはNG?バレる理由
シングルルームは1人用として料金設定されている
シングルルームは、1人で利用することを前提に料金が設定されています。ツインルームやダブルルームと比べると、料金が安いです。
例えば、あるビジネスホテルの料金を見てみましょう。
- シングルルーム:7,000円(1人)
- ツインルーム:12,000円(2人)
2人で泊まるなら、本来はツインルームの12,000円を払うべきです。でも、シングルルームに2人で泊まれば7,000円で済む。差額の5,000円を浮かせられる、と考える人がいます。
でも、これは完全な不正行為です。ホテルは、部屋のタイプごとに適正な料金を設定しています。その料金には、清掃費、アメニティ代、朝食代、保険料などが含まれています。2人で泊まれば、これらのコストが2倍になります。だから、2人分の料金を払う必要があるんです。
2人で泊まると設備・備品が不足する
シングルルームは、1人で使うことを前提に設備が設計されています。ベッドは1つ、タオルは1〜2枚、枕は1〜2個。2人で泊まると、これらが足りなくなります。
「ベッド1つでも、狭いけど2人で寝られる」と思うかもしれません。でも、シングルベッドの幅は90〜100cm程度。大人2人が寝るには、かなり狭いです。寝返りも打てず、快適に眠れません。
また、タオルや歯ブラシなどのアメニティも、1人分しか用意されていません。2人で使うには足りません。追加で頼めば、当然フロントに「2人いるの?」とバレます。
チェックイン時の本人確認でバレる可能性
最近のホテルは、チェックイン時の本人確認が厳格になっています。特に、高級ホテルやチェーンホテルでは、身分証の提示が求められることが多いです。
チェックイン時に1人だけ手続きをして、後からこっそり友達を呼ぶ。こうした手口を使う人もいますが、これもバレやすいです。
なぜなら、ホテルのカードキーは通常1枚しか渡されないからです。2人で部屋に入ったり出たりするには、カードキーが2枚必要になります。フロントに「カードキーをもう1枚ください」と頼めば、「なぜ2枚必要なの?」と聞かれます。
清掃スタッフが気づくケース
清掃スタッフは、部屋の使用状況のプロです。毎日何十室も清掃しているので、「この部屋、いつもと違う」という違和感にすぐ気づきます。
特に、次のような点で気づかれます。
- ベッドのシーツが2人分乱れている
- 枕の位置が2箇所ある
- 浴室のタオルが濡れている(2人分使われている)
- 洗面台に2人分の化粧品やひげ剃りがある
- ゴミ箱に2人分の食べ物の容器がある
こうした痕跡から、清掃スタッフは「この部屋、2人で泊まっているな」と気づきます。そして、フロントに報告します。
私の知人が、シングルルームに2人で泊まった時、翌日の清掃後にフロントから電話がかかってきたそうです。「昨晩、お連れ様がいらっしゃいましたか?規約では、宿泊人数の申告が必要です」と。結局、追加料金を払うはめになりました。
宿泊者以外を部屋に入れるとどうなる?罰則とリスク
即座に退去を求められる
無断で宿泊者以外の人を部屋に入れていることがバレた場合、最も一般的な対応は「即座に退去」です。
ホテルは、規約違反があった場合、宿泊契約を即座に解除する権利を持っています。つまり、「今すぐ出ていってください」と言われるということです。
しかも、払った宿泊費は返金されません。規約違反をしたのは宿泊客側なので、ホテルに返金の義務はないんです。
深夜に退去を命じられたら、どうしますか?他のホテルを探すのも大変です。そして、他のホテルでも「なぜこんな時間に?」と不審がられます。結局、ネットカフェで夜を明かすことになった、という話も聞いたことがあります。
追加料金を請求される
即座に退去までは求められなくても、追加料金を請求されることは確実です。
追加料金の額は、ホテルによって異なりますが、一般的には次のような計算になります。
- 1人追加:3,000〜5,000円程度
- 朝食付きの場合:+1,000〜2,000円
- 違約金:5,000〜10,000円
つまり、シングルルームに無断で2人で泊まった場合、追加料金として8,000〜15,000円程度を請求されることがあります。節約しようとして、かえって高くつくわけです。
しかも、この追加料金は交渉の余地がありません。規約違反をした側に非があるので、ホテル側の言い値を払うしかないんです。
今後の利用を断られる(ブラックリスト)
無断宿泊が悪質だと判断された場合、ブラックリストに載ることがあります。ブラックリストに載ると、そのホテルを今後一切利用できなくなります。
さらに、チェーンホテルの場合、系列ホテル全体で情報共有されます。例えば、「東横イン」「アパホテル」「ルートイン」などのチェーンホテルでは、顧客情報をデータベースで管理しています。1つのホテルでトラブルを起こすと、全国の系列ホテルで「要注意客」としてマークされます。
「ブラックリストなんて、大げさでしょ」と思うかもしれません。でも、実際にあります。私の知人は、無断宿泊がバレて、某大手チェーンホテルのブラックリストに載ってしまいました。その後、同じチェーンの別のホテルを予約しようとしたら、「お客様の予約は承れません」と断られたそうです。
悪質な場合は警察沙汰になることも
無断宿泊が特に悪質な場合、警察に通報されることもあります。
例えば、次のようなケースです。
- 複数回にわたって無断宿泊を繰り返している
- ホテルスタッフに対して暴言を吐いたり、暴力を振るったりした
- 部屋を著しく汚したり、破損させたりした
- 追加料金の支払いを拒否した
こうした場合、ホテルは警察に通報する権利があります。詐欺罪や器物損壊罪として立件されることもあります。
「たかが無断宿泊で警察?」と思うかもしれませんが、ホテル側にとっては深刻な問題です。料金をごまかすのは詐欺行為ですし、部屋を破損すれば器物損壊です。法的に問題ない行為ではありません。
ホテルで宿泊者以外の人と会いたい時の正しい方法
ロビーやラウンジで会う
ホテルで友人と会いたい場合、最も安全で確実な方法は、ロビーやラウンジで会うことです。
ほとんどのホテルには、宿泊客以外でも利用できるロビーやラウンジがあります。ここなら、友人を呼んで一緒に過ごしても何の問題もありません。
ロビーで待ち合わせて、そこでお茶を飲みながら話す。これなら、ホテル側も何も文句を言いません。むしろ、ロビーを活用してもらえるので、歓迎されます。
私も出張の際、現地の友人とホテルのロビーで会ったことがあります。夜遅くまで話していましたが、特に何も言われませんでした。ロビーは公共スペースなので、宿泊客以外でも利用OKなんです。
ホテル内のレストランやカフェを利用する
ホテルによっては、レストランやカフェが併設されています。ここなら、宿泊客以外でも利用できます。
友人を誘って、ホテルのレストランで食事をする。これなら、部屋に入れるわけでもないし、ホテルの売上にも貢献します。ホテル側も喜びます。
高級ホテルのレストランやバーなら、雰囲気も良く、ゆっくり話せます。「ホテルに泊まっているけど、友人と会いたい」という時は、ホテル内のレストランを利用するのが賢い選択です。
事前にフロントに相談する
「どうしても部屋で友人と話したい」という場合は、事前にフロントに相談しましょう。
「今日の夕方、友人が訪ねてくるのですが、1〜2時間ほど部屋で話してもいいですか?宿泊はしません」と正直に伝える。ホテルによっては、「短時間なら大丈夫です」と許可してくれることもあります。
ただし、これはホテルの方針次第です。厳格なホテルでは、「宿泊者以外の部屋への立ち入りは一切お断りしています」と言われることもあります。でも、正直に相談すれば、少なくとも規約違反にはなりません。
デイユースプランを利用する
昼間だけ部屋を使いたい場合は、デイユースプランを利用するのも一つの手です。
デイユースプランとは、昼間の時間帯(通常10時〜18時など)だけ部屋を利用できるプランです。宿泊はしないけど、休憩や打ち合わせで部屋を使いたい人向けのサービスです。
料金は、通常の宿泊料金の半額程度。2人で利用することを前提にしているので、友人と一緒に部屋を使っても問題ありません。
私も一度、遠方から来た友人とゆっくり話したくて、デイユースプランを利用したことがあります。3時間で3,000円程度。カフェで3時間話すより、静かでプライベートな空間が確保できて、満足でした。
人数追加したい時の正しい手続きと料金
チェックイン時に人数を正しく申告する
ホテルに泊まる時は、チェックイン時に必ず正確な人数を申告しましょう。
「2人で泊まります」と伝えれば、ホテル側は2人分の料金を案内してくれます。朝食付きなら2人分の朝食、アメニティも2人分。すべて適切に準備してくれます。
「1人で予約したけど、急きょ友人も一緒に泊まることになった」という場合も、チェックイン時に正直に伝えましょう。「すみません、予約は1人でしたが、もう1人追加できますか?」と尋ねれば、ホテル側は対応してくれます。
追加料金がかかりますが、無断で泊まってバレて追加料金+違約金を払うより、ずっと安く済みます。
途中で人数が増える場合はフロントに連絡
チェックイン後に人数が増える場合も、必ずフロントに連絡しましょう。
例えば、「今日の夜、友人がこちらに来ることになりました。一緒に泊まることは可能ですか?」とフロントに電話する。ホテル側は、空室状況を確認して、対応してくれます。
追加料金を払えば、ほとんどの場合は対応してくれます。または、「シングルルームからツインルームへの変更はいかがですか?」と提案してくれることもあります。
追加料金の相場と内訳
人数を追加した場合の追加料金は、ホテルによって異なりますが、一般的な相場は次の通りです。
| 項目 | 料金の目安 |
|---|---|
| 1人追加(素泊まり) | 3,000〜5,000円 |
| 1人追加(朝食付き) | 4,000〜6,000円 |
| ツインルームへの変更 | +2,000〜4,000円 |
例えば、シングルルームが7,000円の場合、1人追加すると10,000〜12,000円程度になります。最初からツインルームを予約すれば12,000円程度なので、ほぼ同じです。
だから、最初から2人で泊まることがわかっているなら、素直にツインルームを予約した方が賢明です。
ツインルーム・ダブルルームへの変更も検討
人数が増えるなら、ツインルームやダブルルームへの変更も検討しましょう。
シングルルームに無理やり2人で泊まるより、ツインルームでゆったり過ごす方が、圧倒的に快適です。ベッドも2つあるし、アメニティも2人分。朝食も2人分用意されています。
チェックイン時に「ツインルームへの変更は可能ですか?」と尋ねれば、空室があれば対応してくれます。差額を払えば、すぐに変更できます。
バレた場合の対応とブラックリスト入りのリスク
バレた時の一般的な対応
無断宿泊がバレた時、ホテル側はどのように対応するのでしょうか?
一般的な流れは、次の通りです。
ステップ1:フロントから内線電話がかかってくる
「お連れ様がいらっしゃるようですが、ご宿泊ですか?」と確認されます。ここで正直に答えるか、嘘をつくかで、その後の対応が変わります。
ステップ2:追加料金の案内
正直に認めれば、「1名様追加で●●円になります」と追加料金を案内されます。この時点で素直に払えば、大きなトラブルにはなりません。
ステップ3:支払いを拒否すると退去命令
追加料金の支払いを拒否すると、「規約違反のため、退去していただきます」と言われます。深夜でも容赦ありません。
ブラックリストに載るとどうなるか
ブラックリストに載ると、具体的にどうなるのでしょうか?
- そのホテルを今後一切利用できない
- 予約しようとしても、「お客様の予約は承れません」と断られる
- 系列ホテル全体で情報共有され、どこのホテルでも泊まれない
- 名前や連絡先がデータベースに記録される
ブラックリストは、ホテル業界では結構真剣に運用されています。特に大手チェーンホテルでは、顧客管理システムで「要注意客」をマークしています。
チェーンホテルは情報共有している
「別のホテルなら大丈夫でしょ」と思うかもしれませんが、甘いです。チェーンホテルは、顧客情報を系列全体で共有しています。
例えば、アパホテルで無断宿泊がバレてブラックリスト入りした場合、全国のアパホテルで「この人は要注意」とマークされます。別の都市のアパホテルを予約しようとしても、断られます。
これは、ホテル業界全体でトラブル客を排除するためのシステムです。1つのホテルでトラブルを起こした人は、他のホテルでもトラブルを起こす可能性が高い、という判断です。
正直に謝罪し追加料金を払う姿勢が大切
もしバレてしまったら、どうすればいいのか?
答えは簡単。正直に謝罪して、追加料金を払うことです。
「すみません、友人が急きょ泊まることになって…申告すべきでした。追加料金を払います」と素直に認める。この姿勢が大切です。
ホテル側も、正直に謝罪すれば、大事にはしません。追加料金を払ってもらって、「次回からは事前に申告してください」と注意して終わりです。
でも、嘘をついたり、逆ギレしたりすると、話がこじれます。「お客様の態度が悪質」と判断されて、ブラックリスト入りの可能性が高まります。
無断宿泊を絶対に避けるべき理由
ホテル側との信頼関係が崩れる
無断宿泊の最大の問題は、ホテル側との信頼関係が崩れることです。
ホテルは、宿泊客を信頼して、部屋を提供しています。「この人は、ルールを守ってくれる」と信じているからこそ、カードキーを渡して、自由に部屋を使わせているんです。
その信頼を裏切る行為が、無断宿泊です。一度信頼を失うと、取り戻すのは困難です。ブラックリスト入りして、今後そのホテルを使えなくなります。
他の宿泊客への迷惑になる
無断宿泊は、他の宿泊客にも迷惑をかけます。
例えば、無断で2人で泊まって騒いでいたら、隣の部屋の人は眠れません。深夜まで話し声や笑い声が聞こえたら、「うるさいな」と不快に感じます。
ホテルは、すべての宿泊客に快適な環境を提供する義務があります。あなたの無断宿泊のせいで、他の宿泊客が不快な思いをする。これは、絶対に避けるべきです。
安全管理・防災上の問題
無断宿泊は、安全管理・防災上の問題もあります。
火災や地震が起きた時、ホテルは「各部屋に何人いるか」を把握している必要があります。避難誘導の際、「この部屋には1人」と思っていたのに、実際には2人いた。こうなると、避難人数が合わず、混乱します。
最悪の場合、取り残される人が出る可能性もあります。「申告していない人がいて、避難できなかった」なんてことになったら、大変な事態です。
防災は、命に関わる問題です。無断宿泊は、自分だけでなく、他の人の命を危険にさらす行為だと認識してください。
割に合わないリスクとペナルティ
最後に、無断宿泊は「割に合わない」ということを強調しておきます。
無断宿泊で浮かせられるお金は、せいぜい数千円です。でも、バレた時のリスクは、それをはるかに上回ります。
- 追加料金+違約金:8,000〜15,000円
- 即座に退去(深夜でも容赦なし)
- ブラックリスト入りで今後利用不可
- 最悪の場合は警察沙汰
数千円を節約しようとして、数万円の追加料金を払い、ブラックリスト入りして、今後そのホテルを使えなくなる。こんな馬鹿馬鹿しいことはありません。
正直に人数を申告して、適正な料金を払う。これが、最も賢く、安全で、トラブルのない方法です。
まとめ
「ホテル宿泊者以外の出入りはバレる?」この疑問、もう完全に解決しましたよね。
この記事を通して、無断宿泊がバレる理由、バレた時のリスク、正しい対処法、ホテルで友人と会いたい時の合法的な方法まで、すべて詳しく解説してきました。
結論をもう一度まとめます。ホテル宿泊者以外の出入りは、ほぼ確実にバレます。監視カメラ、フロントスタッフの目視、清掃員のチェック、近隣からの通報…ホテルには様々な監視システムがあります。「バレないだろう」という甘い考えは、通用しません。
バレた場合のペナルティは、想像以上に重いです。追加料金を請求されるだけでなく、即座に退去を命じられたり、ブラックリストに載って今後そのホテルを利用できなくなったりします。悪質な場合は、警察沙汰になることもあります。
特に重要なポイントをおさらいしましょう。シングルルームは1人用として料金設定されています。2人で泊まりたいなら、素直にツインルームを予約するか、追加料金を払って人数を追加する。これが正しい方法です。「少しくらい節約できるかも」という軽い気持ちが、数万円の追加料金とブラックリスト入りにつながります。
ホテルで友人と会いたい場合は、合法的な方法があります。ロビーやラウンジで会う、ホテル内のレストランを利用する、デイユースプランを活用する。こうした方法なら、何の問題もありません。むしろ、ホテル側も歓迎してくれます。
人数を追加したい場合は、チェックイン時に正しく申告する、途中で人数が増えた場合はフロントに連絡する。これを守れば、トラブルは起きません。追加料金は3,000〜5,000円程度。この金額を惜しんで、数万円のペナルティを受けるのは、本当に馬鹿げています。
チェーンホテルは、顧客情報を系列全体で共有しています。1つのホテルでトラブルを起こすと、全国の系列ホテルで「要注意客」としてマークされます。「別のホテルなら大丈夫」という考えは、通用しません。一度ブラックリストに載ると、そのチェーン全体を使えなくなります。
無断宿泊は、ホテル側との信頼関係を崩すだけでなく、他の宿泊客への迷惑にもなります。騒音、廊下の混雑、防災上の問題…あなたの無断宿泊が、多くの人に悪影響を与えます。そして、緊急時には、命に関わる事態にもなりかねません。
この記事を読んで、「無断宿泊は絶対にやめよう」と思っていただけたはずです。数千円の節約のために、信頼を失い、ブラックリスト入りし、最悪の場合は警察沙汰になる。こんなリスクを冒す価値は、どこにもありません。
ホテルを利用する時は、正直に人数を申告して、適正な料金を払う。ルールとマナーを守って、気持ちよく過ごす。これが、賢い大人のホテル利用法です。
「少しくらい大丈夫」という軽い気持ちが、取り返しのつかないトラブルにつながります。この記事の知識があれば、もうそんな失敗はしませんね。正しいルールを守って、快適なホテルステイを楽しんでください。

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