九州新幹線800系つばめ完全ガイド|座席配置・車内設備・停車駅を徹底解説

800系つばめ

九州新幹線の「つばめ」800系は、木や西陣織を使った「和」のデザインが美しい、他の新幹線とは一線を画す車両です。博多〜熊本〜鹿児島中央間を走る800系について詳しく知りたい方も多いのではないでしょうか。

この記事では、800系新幹線の車内設備、座席配置、停車駅、運行区間から、他の新幹線にはない特徴的なデザインまで徹底的に解説します。コンセントやトイレの位置、N700系との違い、おすすめの座席選びまで、800系に乗車する際に知っておきたい情報を網羅しています。

800系は全車普通車の6両編成で、グリーン車がないのが特徴です。2列+2列の座席配置で、シートピッチは1160mmと非常にゆったりしています。木材や西陣織を使った「和」のインテリアは、乗るだけで特別な体験ができる新幹線です。九州を訪れる際は、ぜひ800系の魅力を体感してください。

目次

九州新幹線800系とは?基本情報と歴史を詳しく解説

800系つばめ

800系の誕生と九州新幹線の歴史

800系は、JR九州が運行する九州新幹線専用の車両です。2004年3月13日の九州新幹線部分開業(新八代〜鹿児島中央間)に合わせてデビューしました。当時、九州新幹線は全線開通前の部分開業であり、新八代駅でリレーつばめ(在来線特急)と乗り継ぐ形で運行されていました。

800系は、九州新幹線の顔として「九州らしさ」を全面に押し出した車両として開発されました。既存の新幹線車両とは一線を画す「和」のデザインは、九州を訪れる観光客にも大きなインパクトを与えています。

800系の基本スペック

項目 内容
編成 6両編成
座席クラス 全車普通車(グリーン車なし)
座席配置 2列+2列
シートピッチ 1160mm
最高速度 260km/h
車体全長 154.7m(6両編成全体)
運行区間 博多〜熊本〜鹿児島中央
製造メーカー 日立製作所
デビュー 2004年3月13日

水戸岡鋭治氏のデザイン

800系のデザインを手がけたのは、JR九州の数々の列車をデザインしてきた水戸岡鋭治氏とドーンデザイン研究所です。水戸岡氏は「ゆふいんの森」「或る列車」「ななつ星in九州」など、JR九州の個性的な列車のデザインで知られています。

800系のデザインコンセプトは、初代新幹線0系のDNAを受け継ぐこと。丸みを帯びたラインと、日本の伝統素材を活かした車内デザインが特徴です。水戸岡氏は「乗っていて楽しい、記憶に残る新幹線」を目指して800系をデザインしました。

グリーン車がない理由

800系にはグリーン車がありません。これは、九州新幹線の開業当初、部分開業で運行区間が短かった(新八代〜鹿児島中央間は約130km)ことや、普通車でも十分な快適性を確保していることが理由です。

2列+2列の座席配置とシートピッチ1160mmは、他の新幹線のグリーン車並みの広さです。そのため、「800系の普通車はグリーン車級」と言われることもあります。山陽新幹線直通の「みずほ」「さくら」に使用されるN700系にはグリーン車がありますが、800系単独で運行される「つばめ」では、普通車だけでも十分な快適性を提供しています。

2011年の全線開通と新800系の登場

2011年3月12日、九州新幹線は博多まで全線開通しました。これに合わせて、新800系(1000番台・2000番台)が導入されました。新800系では、金箔装飾や九州各地の伝統工芸品を取り入れるなど、内装がさらに豪華になっています。

💡 知って得する豆知識
800系は2005年に鉄道友の会ローレル賞と日本産業デザイン振興会グッドデザイン賞を受賞しています。デザイン性と機能性の両方が高く評価された証です。ローレル賞は、その年に登場した優れた鉄道車両に贈られる栄誉ある賞です。

800系の車内デザイン:木と伝統工芸の美しさを徹底紹介

800系つばめ

木材を多用した温かみのある空間

800系の車内には、九州の木材がさまざまな場所に使われています。新幹線の車内に木材がこれほど使われているのは800系だけです。

  • 窓下テーブル:プライウッド(合板)製で、木目の美しさを活かしたデザイン
  • ブラインド:九州山地の山桜を使用した木製ロールブラインド
  • 手すり:地元のサクラ材を使用し、握り心地の良い仕上げ
  • 客室前後の壁:クスノキを使用した木製パネル
  • ラゲッジラック:木製の荷物棚
  • 座席の背もたれ・ひじかけ:プライウッドを使用

木のぬくもりを感じられる空間は、乗客をリラックスさせてくれます。他の新幹線では味わえない、特別な空間がそこにあります。木材は防火処理が施されており、安全性も確保されています。

西陣織の座席シート

800系の座席シートには、京都の伝統工芸である西陣織が使用されています。リクライニングシートの張り地に西陣織を採用した新幹線は800系だけです。西陣織は、京都の西陣地域で生産される高級絹織物で、金糸や銀糸を使った豪華な模様が特徴です。

800系の西陣織は号車によって異なるデザインが使われており、それぞれ異なる模様を楽しめます。伝統的な格子模様や花柄など、日本の美意識が座席に込められています。高級感のある織物が、特別な旅の雰囲気を演出しています。

すだれのブラインドと山桜の木製シェード

通常の新幹線はカーテンやロールスクリーンが使われていますが、800系ではすだれ(簾)がブラインドとして採用されています。九州山地の山桜を使った木製ブラインドは、完全に閉めても車窓が覗けるスリットがあり、光を柔らかく取り込みながら外の景色も楽しめます。

すだれから差し込む光は柔らかく、車内に心地よい陰影を作り出します。夏場でも涼しげな印象を与え、日本の伝統的な美意識を感じさせます。

八代い草の縄のれん

洗面所には、八代特産のい草を使った縄のれんが設置されています。八代市は日本一のい草産地として知られており、畳表の生産で有名です。い草の香りが心地よく、細部にまで九州の素材へのこだわりが感じられます。い草には消臭・抗菌効果もあり、機能面でも優れています。

金箔装飾と伝統工芸品(新800系)

2011年の九州新幹線全線開通に向けて導入された新800系(1000番台・2000番台)では、壁面に金箔装飾が施されています。2〜4号車の壁には本物の金箔が使われており、九州各地の伝統工芸品も展示されています。

  • 鹿児島・川辺仏壇の木彫り・蒔絵・彫金
  • 博多織の装飾パネル
  • 久留米絣の布地
  • 有田焼・伊万里焼の陶板

新800系は「動く工芸館」とも呼ばれ、車内を歩くだけで九州の伝統工芸を鑑賞できます。

📌 800系車内の伝統素材まとめ
・座席シート:西陣織(京都)
・窓下テーブル・座席:プライウッド
・ブラインド:山桜の木製すだれ(九州山地)
・手すり:サクラ材
・壁面:クスノキ、金箔(新800系)
・洗面所:八代い草の縄のれん
・装飾:川辺仏壇、博多織、久留米絣、有田焼など

800系の座席配置と車内設備を詳しく解説

2列+2列の座席配置

800系は全車両が2列+2列の座席配置です。通常の新幹線普通車(2列+3列)と比べて横幅にゆとりがあり、隣の乗客との距離も確保されています。窓側も通路側も、どちらを選んでもゆったりと過ごせます。

座席は、A席(窓側)・B席(通路側)と、C席(通路側)・D席(窓側)の4席構成です。2人掛けシートなので、1人でも2人でも利用しやすい配置になっています。

各号車の座席タイプと座席数

号車 座席タイプ 座席数 特徴
1号車 自由席 60席 鹿児島中央寄り先頭車
2号車 自由席 68席
3号車 自由席 60席
4号車 指定席 68席 自動販売機あり
5号車 指定席 60席 多機能トイレあり
6号車 指定席 56席 博多寄り先頭車・特大荷物スペース

自由席は鹿児島中央寄りの1〜3号車、指定席は博多寄りの4〜6号車です(列車によって異なる場合があります)。6両編成全体で約372席あります。

シートピッチ1160mmの快適さ

800系のシートピッチ(前後の座席間隔)は1160mmです。これは他の新幹線のグリーン車とほぼ同等の広さで、足元にゆとりがあります。東海道新幹線N700系の普通車(シートピッチ1040mm)と比べると、約12cm広くなっています。

長時間の乗車でも窮屈さを感じにくく、快適に過ごせます。足を組んでも十分なスペースがあり、大柄な方でもゆったりと座れます。

リクライニング機能と座席の快適性

全席にリクライニング機能が付いています。座席は木材(プライウッド)を使用しているため見た目は硬そうに見えますが、クッション性があり長時間座っても疲れにくい設計です。背もたれは適度な硬さで、腰をしっかりサポートしてくれます。

リクライニングの角度は十分で、長距離移動でも快適に過ごせます。フットレストは設置されていませんが、シートピッチが広いため足を伸ばしてリラックスできます。また、座席にはヘッドレストもあり、首の疲れを軽減してくれます。

テーブルとマガジンラック

各座席には窓下にプライウッド製のテーブルが設置されています。また、前の座席の背面にもテーブルが内蔵されており、食事やパソコン作業に利用できます。窓下テーブルは木目が美しく、飲み物を置いても安定する広さがあります。

座席には革製のマガジンラックも付いています。木をベースにした座席に革のマガジンラックが付いているのは、新幹線では800系だけです。雑誌やパンフレットを入れておくのに便利です。

💡 知って得する豆知識
800系の座席は、航空機のビジネスクラスの座席を製造しているメーカーが手がけています。長時間座っても疲れにくい設計になっており、シートの形状も人間工学に基づいて設計されています。見た目の美しさと機能性を両立させた、こだわりの座席です。

800系のコンセント・Wi-Fi・電源事情を詳しく解説

コンセントの設置場所と注意点

800系のコンセントは、各車両の最前列と最後列の座席のみに設置されています。車両端の壁面にコンセントがあり、その席に座った乗客だけが利用できます。コンセントは100V対応で、スマートフォンやノートパソコンの充電に使用できます。

つまり、中間の座席にはコンセントがありません。これは800系の大きな弱点の一つです。スマートフォンやパソコンの充電が必要な場合は、最前列か最後列の座席を指定することをおすすめします。モバイルバッテリーを持参するのも有効な対策です。

コンセント確保のための座席指定方法

コンセントを使いたい場合は、以下の方法で座席を確保しましょう。

  • えきねっと:シートマップで各車両の1番席または最後尾の席を選択
  • みどりの窓口:「最前列か最後列の座席を希望」と伝える
  • 指定席券売機:シートマップで座席を確認して選択

繁忙期はコンセント付きの座席がすぐに埋まってしまうことがあるため、早めの予約をおすすめします。

Wi-Fiサービスについて

800系では、JR九州の無料Wi-Fiサービスが利用可能です。「JR-KYUSHU FREE Wi-Fi」に接続することで、スマートフォンやパソコンでインターネットに接続できます。

利用方法は、Wi-Fi設定画面で「JR-KYUSHU FREE Wi-Fi」を選択し、ブラウザで利用規約に同意するだけです。1回の接続で30分間利用可能で、再接続することで繰り返し利用できます。

N700系とのコンセント比較

同じ九州新幹線を走るN700系と比較すると、コンセントの設置状況は大きく異なります。

車両 コンセント設置場所
800系 各車両の最前列・最後列のみ
N700系 全席(窓側・最前列・最後列)

充電の必要性が高い場合は、N700系を使用する「みずほ」「さくら」を選ぶのも一つの選択肢です。ただし、N700系では800系の「和」のデザインは楽しめません。

800系のトイレ・洗面所の位置と設備

トイレの設置号車と位置

800系のトイレは、奇数号車(1・3・5号車)の博多寄りに設置されています。偶数号車にはトイレがないため、偶数号車に座った場合は隣の奇数号車に移動する必要があります。

号車 トイレ 備考
1号車 ○(一般トイレ) 博多寄りデッキ
2号車 ×
3号車 ○(一般トイレ) 博多寄りデッキ
4号車 × 自動販売機あり
5号車 ○(多機能トイレ) 博多寄りデッキ・バリアフリー対応
6号車 × 特大荷物スペース付座席

多機能トイレ(バリアフリートイレ)

5号車には多機能トイレ(バリアフリートイレ)があり、車椅子利用者やおむつ替えが必要な方も利用できます。多機能トイレには以下の設備があります。

  • 広い室内空間:車椅子でも方向転換可能
  • 手すり:複数設置
  • おむつ替え台:折りたたみ式
  • ベビーチェア:お子様を座らせておけるシート
  • 非常呼出ボタン:緊急時に乗務員を呼べる

洗面所の特徴と八代い草

800系の洗面所は、八代特産のい草を使った縄のれんが設置されているのが特徴です。い草の香りが心地よく、和の雰囲気を感じられます。洗面所には自動水栓の洗面台、鏡、ハンドドライヤーなどが設置されています。

洗面所の設備は清潔に保たれており、温水も利用できます。また、八代い草には消臭・抗菌効果があるため、常に快適な空間が保たれています。800系は細部まで九州の素材にこだわっており、洗面所でもその心遣いを感じることができます。

トイレに近い座席の選び方

トイレに近い席を希望する場合は、奇数号車(1・3・5号車)の博多寄りの座席を選びましょう。具体的には、1番席または各車両の最後尾に近い座席がトイレに近くなります。お子様連れや体調が気になる方は、トイレの位置も考慮して座席を選ぶことをおすすめします。

800系の運行列車と停車駅を詳しく解説

800系つばめ

800系が使用される「つばめ」とは

「つばめ」は、九州新幹線の各駅停車タイプの列車です。博多〜熊本間を中心に運行されており、一部は博多〜鹿児島中央間を直通します。800系は主に「つばめ」で運用されており、九州新幹線のローカル輸送を担っています。

「つばめ」という愛称は、かつて東海道本線・山陽本線を走っていた特急「つばめ」に由来しています。九州では、JR九州発足後に博多〜西鹿児島(現・鹿児島中央)間を結ぶ在来線特急として「つばめ」が復活し、その流れを九州新幹線が引き継いでいます。

九州新幹線の全停車駅

「つばめ」は九州新幹線の各駅に停車します。停車駅と主な接続路線は以下の通りです。

駅名 主な接続路線 所要時間(博多から)
博多 山陽新幹線・JR在来線・地下鉄・西鉄
新鳥栖 長崎本線(特急かもめ・リレーかもめ) 約12分
久留米 鹿児島本線・久大本線 約17分
筑後船小屋 鹿児島本線 約24分
新大牟田 約30分
新玉名 約36分
熊本 鹿児島本線・豊肥本線 約45分
新八代 鹿児島本線 約58分
新水俣 肥薩おれんじ鉄道 約1時間10分
出水 肥薩おれんじ鉄道 約1時間20分
川内 鹿児島本線・肥薩おれんじ鉄道 約1時間35分
鹿児島中央 鹿児島本線・指宿枕崎線 約1時間50分

所要時間の目安

「つばめ」での主な区間の所要時間は以下の通りです。

区間 所要時間(目安)
博多〜熊本 約45〜50分
博多〜鹿児島中央 約1時間50分
熊本〜鹿児島中央 約50分〜1時間
新鳥栖〜熊本 約30分

「つばめ」は各駅停車タイプのため、速達タイプの「みずほ」「さくら」よりも所要時間が長くなります。博多〜鹿児島中央間は「みずほ」で約1時間15分、「さくら」で約1時間20〜40分ですが、「つばめ」では約1時間50分かかります。

800系で運行される列車の見分け方

800系は主に「つばめ」で運用されていますが、一部の「さくら」でも使用されています。確実に800系に乗りたい場合は、以下の方法で確認してください。

  • JR九州の時刻表:使用車両が記載されている
  • えきねっと:予約時に車両タイプが表示される場合がある
  • 駅の発車案内:車両編成が表示されることがある

800系は九州新幹線専用車両のため、山陽新幹線への直通運転は行っていません。新大阪・岡山・広島方面へ直通する「みずほ」「さくら」は必ずN700系での運行となります。そのため、800系に乗りたい場合は、博多〜鹿児島中央間のみで完結する列車を選ぶ必要があります。

みずほ:最速タイプ。新大阪〜鹿児島中央間を運行。N700系使用。博多〜鹿児島中央間は約1時間15分。さくら:速達タイプ。新大阪〜鹿児島中央間を運行。N700系または800系使用。

つばめ:各駅停車タイプ。博多〜鹿児島中央間を運行。800系使用が多い。

800系とN700系の違いを徹底比較

編成と座席配置の違い

九州新幹線で使用されている800系とN700系の違いを詳しく比較します。

項目 800系 N700系(8両編成)
編成 6両 8両
座席配置 2+2列(全車) 普通車2+3列、グリーン車2+2列
グリーン車 なし あり(1号車の一部)
山陽新幹線直通 不可 可(みずほ・さくら)
シートピッチ(普通車) 1160mm 1040mm
コンセント 車両端のみ 全席(窓側・最前列・最後列)
デザイン 和のテイスト スタンダード

どちらを選ぶべきか

800系とN700系、それぞれに長所があります。目的に応じて選びましょう。

800系がおすすめの人:

  • 「和」のデザインを楽しみたい
  • グリーン車並みのシートピッチで快適に過ごしたい
  • 九州新幹線ならではの車両に乗りたい
  • 2+2列の座席で隣との距離を確保したい

N700系がおすすめの人:

  • グリーン車を利用したい
  • 山陽新幹線に直通したい(新大阪・岡山・広島方面)
  • 全席でコンセントを使いたい
  • より短い所要時間で移動したい

外観デザインの違い

800系は白と赤のツートンカラーで、丸みを帯びたデザインが特徴です。先頭車のノーズは0系新幹線を彷彿とさせる丸いフォルムで、親しみやすい印象を与えます。一方、N700系は白と青のカラーリングで、シャープな先頭形状が特徴です。

800系のボディには「JR」ロゴと「800」の数字が配され、側面には赤いラインが入っています。この赤は「燃える九州」をイメージしたもので、九州の情熱と活力を表現しています。N700系が全国で見られるスタンダードなデザインであるのに対し、800系は九州新幹線でしか見られないオリジナルデザインです。

最高速度と走行性能の違い

800系の最高速度は260km/hで、N700系の山陽新幹線区間での最高速度300km/hと比べるとやや控えめです。これは、九州新幹線の線路設計が最高速度260km/hを基準に建設されているためです。そのため、九州新幹線内では800系もN700系も同じ最高速度で走行します。

800系は6両編成でコンパクトなため、加減速性能に優れています。各駅停車の「つばめ」では頻繁に停車と発車を繰り返すため、この加減速性能が活かされています。

800系に乗る際のおすすめ座席と車内販売情報

800系つばめ

コンセントを使いたい場合のおすすめ座席

コンセントは各車両の最前列・最後列のみに設置されています。充電が必要な場合は、1番席または各車両最後尾の席を指定しましょう。指定席(4〜6号車)で予約する際は、4号車1番、5号車1番、6号車最後尾などがおすすめです。

景色を楽しみたい場合のおすすめ座席

九州新幹線は山間部を走る区間が多く、トンネルも多いですが、一部区間では美しい景色を楽しめます。

  • 新八代〜新水俣間:八代海(不知火海)が見える区間あり
  • 川内〜鹿児島中央間:桜島が見える区間あり

海側の景色を楽しみたい場合は、博多→鹿児島中央方向ではA席(窓側)、鹿児島中央→博多方向ではD席(窓側)がおすすめです。ただし、トンネルが多い区間もあるため、常に景色が見えるわけではありません。

トイレに近い座席

トイレは1・3・5号車の博多寄りに設置されています。トイレに近い席を希望する場合は、これらの号車の博多寄りの座席を選びましょう。特に5号車には多機能トイレがあるため、お子様連れの方は5号車周辺がおすすめです。

車内販売と自動販売機

800系では車内販売は行われていません。飲み物や食べ物は、駅の売店やコンビニで事前に購入しておく必要があります。

4号車に自動販売機が設置されています。飲み物を購入できるので、乗車後に喉が渇いた場合は利用できます。ただし、品揃えは限られているため、博多駅や熊本駅、鹿児島中央駅などで事前に購入しておくことをおすすめします。

特大荷物スペース付座席

6号車の最後部座席には、「特大荷物スペース付座席」が設定されています。大型のスーツケース(3辺合計160cm超250cm以内)を持って乗車する場合は、この座席を事前に予約する必要があります。座席の後ろに荷物を置けるスペースが確保されています。

予約なしで特大荷物を持ち込んだ場合は、追加料金(1,000円)が発生する場合があるため、大きな荷物を持って乗車する際は必ず事前に特大荷物スペース付座席を予約しましょう。なお、楽器やスポーツ用品など、特大荷物に該当するサイズの荷物でも同様の予約が必要です。

喫煙と禁煙について

800系は全車両禁煙です。車内に喫煙ルームはありません。喫煙は駅ホーム上の喫煙所をご利用ください。博多駅や熊本駅、鹿児島中央駅には喫煙所が設置されています。乗車前・乗車後に利用することができます。

よくある質問(FAQ)

Q. 800系にグリーン車はありますか?

いいえ、800系は全車普通車です。グリーン車はありませんが、2+2列の座席配置とシートピッチ1160mmで、グリーン車並みの快適性があります。グリーン車を利用したい場合は、N700系を使用する「みずほ」「さくら」を選んでください。

Q. コンセントはどこにありますか?

コンセントは各車両の最前列と最後列のみに設置されています。中間の座席にはコンセントがないため、充電が必要な場合は座席指定時に注意してください。モバイルバッテリーの持参もおすすめします。

Q. 800系とN700系、どちらがおすすめ?

木や西陣織を使った和のデザインを楽しみたいなら800系がおすすめです。グリーン車を利用したい場合や、山陽新幹線に直通したい場合、全席でコンセントを使いたい場合はN700系を選びましょう。

Q. 車内販売はありますか?

いいえ、800系では車内販売は行われていません。4号車に自動販売機がありますが、飲食物は駅で事前に購入しておくことをおすすめします。博多駅や熊本駅には駅弁の売店があります。

Q. 800系に乗れる列車は?

「つばめ」の多くと、一部の「さくら」で800系が使用されています。確実に800系に乗りたい場合は、JR九州の時刻表で使用車両を確認してください。

Q. Wi-Fiは使えますか?

はい、JR九州の無料Wi-Fiサービス「JR-KYUSHU FREE Wi-Fi」が利用可能です。1回30分間利用でき、再接続で繰り返し使用できます。スマートフォンやタブレット、パソコンなど、Wi-Fi対応機器であれば簡単に接続できます。動画視聴などには向きませんが、メール確認やSNSの閲覧程度であれば快適に利用できます。

Q. 座席は回転できますか?

はい、800系の座席は回転させることができます。グループで向かい合って座りたい場合は、座席を回転させて利用できます。座席の回転は手動で行え、レバーを操作するだけで簡単に向きを変えられます。4人グループなどで向かい合って座れば、会話を楽しみながら移動できます。

Q. 子供連れでも快適に乗れますか?

はい、5号車には多機能トイレがあり、おむつ替え台も設置されています。2+2列の座席配置で通路も広いため、ベビーカーでの移動もしやすいです。また、800系は揺れが少なく静粛性も高いため、お子様も落ち着いて過ごせます。

Q. 800系の予約方法は?

800系の座席は、JR九州のインターネット予約サービス「JR九州Web会員」、みどりの窓口、指定席券売機、旅行代理店などで予約できます。ネット予約なら、座席表を見ながら好みの席を選べるため便利です。コンセント付きの座席を希望する場合は、各車両の1番席または最後尾を指定しましょう。また、JR西日本の「e5489」からも予約可能で、山陽・九州新幹線の乗車券をまとめて購入できます。

Q. 800系は何両編成ですか?

800系は6両編成です。1〜3号車が自由席、4〜6号車が指定席となっています(列車によって異なる場合あり)。全体で約372席の座席があり、すべて普通車です。コンパクトな編成ながら、各車両の座席がゆったりしているため、快適に過ごせます。

Q. 800系に乗れる時間帯は?

800系は主に「つばめ」として、朝6時台から夜21時台まで運行されています。博多〜熊本間は30分〜1時間間隔で運行されており、利便性が高いです。ただし、時間帯によってはN700系で運行される列車もあるため、確実に800系に乗りたい場合は時刻表で確認することをおすすめします。

Q. 800系の乗り心地はどうですか?

800系は非常に乗り心地が良いと評判です。シートピッチ1160mmの広い座席間隔に加え、シートのクッション性も高く設計されています。また、九州新幹線の線路は2004年以降に建設された新しい路線のため、軌道の状態が良く、揺れが少ないのも特徴です。木材を使った温かみのある車内と相まって、リラックスした移動が楽しめます。走行音も静かで、車内での会話も快適です。

Q. 800系にはペットを持ち込めますか?

小型のペットであれば、専用のキャリーケースに入れて持ち込むことができます。キャリーケースのサイズは、縦・横・高さの合計が120cm以内、重量10kg以内である必要があります。持ち込み手数料は290円です。

まとめ

九州新幹線800系について詳しく解説しました。

この記事のポイントをおさらいすると、以下のようになります。

  • 編成:全車普通車の6両編成(グリーン車なし)
  • 座席配置:2+2列、シートピッチ1160mm(グリーン車並み)
  • デザイン:木材・西陣織・すだれなど「和」のテイスト
  • コンセント:各車両の最前列・最後列のみ
  • トイレ:1・3・5号車の博多寄り(5号車に多機能トイレ)
  • 運行区間:博多〜熊本〜鹿児島中央
  • 使用列車:主に「つばめ」、一部「さくら」
  • Wi-Fi:無料利用可能
  • 車内販売:なし(4号車に自動販売機あり)

800系は、他の新幹線にはない「和」のデザインが魅力の車両です。木のぬくもりや西陣織の座席シート、すだれのブラインドなど、乗るだけで特別な体験ができます。2列+2列の座席配置とシートピッチ1160mmで、普通車でありながらグリーン車並みの快適性を誇ります。

九州新幹線に乗る機会があれば、ぜひ800系「つばめ」を選んで、その美しい車内を体験してみてください。博多から鹿児島中央まで約1時間50分、木と伝統工芸に囲まれた特別な旅をお楽しみください。

800系は、単なる移動手段ではなく、九州の文化や伝統に触れられる特別な空間です。水戸岡鋭治氏のデザインによる「乗って楽しい列車」というコンセプトは、800系の車内に入った瞬間から感じることができるでしょう。福岡・熊本・鹿児島を訪れる際には、ぜひ800系に乗車して、九州新幹線ならではの魅力を堪能してください。

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この記事を書いた人

旅と食の疑問を解決する「たびちえ」です。新幹線や旅館のマナー、ご当地グルメの歴史、スーツケースのトラブル など、旅行者が抱える「なぜ?」を「完全ガイド」で徹底解説。読者の不安に寄り添い、「焦らないでください」のメッセージとともに、あなたの旅を快適にサポートします。

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