JR東日本エリアの新幹線が1万円で乗り放題になるお得なきっぷがあることをご存知でしょうか。それが「旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス」、通称「キュンパス」です。2024年に初めて登場し、平日限定で新幹線や特急列車が1日乗り放題になるこのきっぷは、発売と同時に大きな話題となりました。通常なら東京から新青森まで片道約17,000円、新潟まで約10,000円かかる新幹線が、往復しても1万円で済むのですから、その破格ぶりに驚く人が続出したのも当然です。2024年2月14日から3月14日の平日限定で利用可能だったキュンパスは、2025年・2026年にも継続販売が決定。さらに2025年からは連続2日間用(1万8,000円)も新設され、ますますパワーアップしています。この記事では、キュンパスの購入方法から利用条件、対象外エリア、おすすめモデルコース、さらに注意点まで徹底解説します。
キュンパスとは?1万円で新幹線乗り放題の夢のきっぷ

正式名称と誕生の経緯
キュンパスの正式名称は「旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス」です。JR東日本が「平日のお出かけ」を後押しするために企画した期間限定のお得なきっぷで、2024年冬に初めて発売されました。平日は休日に比べて観光地が空いているにもかかわらず、なかなか旅行に出かけにくいという声に応え、破格の価格設定で旅行需要を喚起することを目的としています。
キュンパスの価格と種類
キュンパスには2つの種類があります。1日間用は**10,000円**、連続する2日間用は**18,000円**です。2日間用は2025年から新設されたもので、1泊2日の旅行に最適な設定となっています。なお、子ども用の設定はなく、おとな用のみの販売となります。
| 種類 | 価格 | 指定席利用回数 |
|---|---|---|
| 1日間用 | 10,000円 | 2回まで |
| 連続する2日間用 | 18,000円 | 4回まで |
どれくらいお得なのか比較
キュンパスがどれほどお得なのか、通常料金と比較してみましょう。東京から新青森まで東北新幹線「はやぶさ」で片道約17,470円、往復で約35,000円かかります。これがキュンパスなら1万円で往復できるため、**約25,000円もお得**になります。東京から秋田まで秋田新幹線「こまち」を利用した場合も、通常は片道約17,800円、往復で約35,600円が必要ですが、キュンパスならやはり1万円で済みます。
キュンパスという愛称は「旅に出るとキュンとする」という意味が込められています。また、2024年の利用期間にバレンタインデーが含まれていたことから、ハートマーク入りのネーミングになったとも言われています。
なぜこんなに安いのか
キュンパスがこれほど安い理由は、JR東日本が平日の乗車率向上を目指しているためです。新幹線は週末や繁忙期には満席になることも多い一方、平日は空席が目立つことがあります。空席のまま運行するより、安くても乗ってもらった方が良いという発想から、この破格の価格設定が実現しました。いわば「平日限定」という条件があるからこその価格なのです。
キュンパスの利用条件と対象エリア
利用可能なエリア
キュンパスで乗り放題になるのは、以下のエリアです。JR東日本全線に加え、一部の第三セクター鉄道も利用できます。
・JR東日本全線(新幹線・特急・普通列車)
・青い森鉄道線
・いわて銀河鉄道線
・三陸鉄道線
・北越急行線
・えちごトキめき鉄道線(直江津〜新井間)
・JR東日本管内のBRT(バス高速輸送システム)
利用できない路線に注意
キュンパスには利用できない路線もあります。特に注意が必要なのは、北海道新幹線(新青森〜新函館北斗間)、北陸新幹線(上越妙高〜敦賀間)、東海道新幹線の3路線です。これらはJR東日本の管轄外のため、キュンパスでは乗車できません。
| 路線 | 理由 | 代替手段 |
|---|---|---|
| 北海道新幹線 | JR北海道の管轄 | 別途きっぷを購入 |
| 北陸新幹線(上越妙高以西) | JR西日本の管轄 | 上越妙高まで利用可 |
| 東海道新幹線 | JR東海の管轄 | 上越・東北新幹線を活用 |
平日限定という条件
キュンパスの最大の特徴は「平日限定」という点です。土曜日・日曜日・祝日は利用できません。2日間用を購入する場合も、有効期間内がすべて平日となる日程のみ利用可能です。例えば金曜日と土曜日の連続では使えないため、旅行計画を立てる際は曜日に十分注意してください。
指定席の利用回数制限
キュンパスでは普通車自由席は何度でも乗り降り自由ですが、普通車指定席の利用には回数制限があります。1日間用は2回まで、2日間用は4回まで指定席を利用できます。この回数は「片道1回」とカウントされるため、往復で指定席を使うと1日間用では指定席を使い切ってしまいます。
・上越新幹線や東北新幹線「やまびこ」には自由席があるため、指定席回数を節約可能
・特急列車も同様に、自由席のある列車を選べば回数を節約できる
2024年キュンパスの販売期間と利用期間
2024年(初回)の実績
キュンパスが初めて発売された2024年は、発売期間が2024年1月14日から2月29日まで、利用期間が2024年2月14日から3月14日の平日でした。バレンタインデーから始まる利用期間ということもあり、「キュン」という名前とマッチしていると話題になりました。
2025年・2026年の販売スケジュール
キュンパスは好評を受けて継続販売が決定しています。2025年以降は以下のようなスケジュールで販売されています。
| 年度 | 発売期間 | 利用期間 |
|---|---|---|
| 2024年 | 2024年1月14日〜2月29日 | 2024年2月14日〜3月14日の平日 |
| 2025年 | 2025年1月13日〜 | 2025年2月13日〜3月13日の平日 |
| 2026年 | 2026年1月12日〜 | 2026年2月12日〜3月12日の平日 |
14日前までの購入が必須
キュンパスは「早割パス」という名前の通り、早めの購入が必要です。利用開始日の1ヶ月前から14日前までしか購入できません。当日や前日に思い立って購入することはできないため、旅行の計画は2週間以上前に立てる必要があります。
「14日前まで」という条件は、JR東日本が需要予測を立てやすくするためと言われています。早めに購入者数が分かることで、混雑が予想される列車を把握しやすくなるメリットがあります。
えきねっと限定販売
キュンパスはJR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」でのみ購入できます。駅のみどりの窓口や指定席券売機では直接購入できません。えきねっとで購入した後、JR東日本の指定席券売機で紙のきっぷとして受け取る必要があります。
キュンパスの購入方法と受け取り方
えきねっとへの会員登録
キュンパスを購入するには、まず「えきねっと」への会員登録(無料)が必要です。メールアドレスとパスワードを設定し、氏名や生年月日などの基本情報を入力するだけで登録できます。クレジットカードを登録しておくと、購入時の決済がスムーズです。
購入手順
えきねっとにログインしたら、「おトクなきっぷ」のページからキュンパスを探します。1日間用か2日間用かを選び、利用開始日を選択して購入手続きに進みます。決済方法はクレジットカードのほか、コンビニ払いなども選べます。
1. えきねっとにログイン
2. 「おトクなきっぷ」→「キュンパス」を選択
3. 1日間用または2日間用を選ぶ
4. 利用開始日を選択
5. 決済情報を入力して購入完了
6. 指定席券売機できっぷを受け取り
きっぷの受け取り方法
購入後は、JR東日本の指定席券売機できっぷを受け取ります。受け取りには、えきねっとのQRコードまたは受取コード(会員番号+6桁のコード)が必要です。受け取り可能な駅はJR東日本管内の主要駅で、利用開始日の前日までに受け取っておくことを強くおすすめします。
前日までの受け取りを推奨
キュンパスの利用期間中は、新幹線の駅が大変混雑します。特に東京駅や大宮駅などの主要駅では、朝の時間帯に指定席券売機の前に長蛇の列ができることもあります。当日朝に受け取ろうとすると、発券が間に合わず乗りたい列車に乗れない可能性があるため、必ず前日までに最寄りの駅で受け取っておきましょう。
・東京駅、大宮駅などの主要駅は当日朝大混雑
・最寄りのJR東日本の駅で事前に受け取るのがベスト
・QRコードをスマホに表示しておくと受け取りがスムーズ
キュンパスで行けるおすすめモデルコース

仙台・松島日帰りコース
東京から日帰りで気軽に行けるのが仙台・松島コースです。東京駅から東北新幹線「はやぶさ」で約1時間30分、仙台に到着したら名物の牛タン定食を楽しみます。「利久」「喜助」「閣」など人気店が駅ビル内にも揃っているため、雨の日でも安心です。食後は仙石線で松島海岸駅へ約40分。日本三景の松島では遊覧船クルーズで260余りの島々を眺めたり、瑞巌寺や五大堂を参拝したり、笹かまぼこの手焼き体験を楽しんだりと、充実した1日を過ごせます。2月〜3月は牡蠣の旬でもあるため、松島の焼き牡蠣や牡蠣飯もおすすめです。通常なら東京〜仙台の往復で約22,000円かかるところ、キュンパスなら**約12,000円もお得**になります。
新潟日帰りグルメ旅
上越新幹線を使えば、東京から新潟まで約2時間です。新潟といえば日本酒。駅構内の「ぽんしゅ館」では、新潟県内の90以上の酒蔵から厳選された日本酒を500円で5種類試飲できます。お気に入りの銘柄を見つけたらお土産に購入することもできます。また、へぎそば(布海苔をつなぎに使った独特の食感のそば)やタレカツ丼(甘辛い醤油ダレで味付けしたカツを乗せた丼)など、新潟ならではのグルメも堪能できます。さらに時間があれば、新潟駅からバスで約15分の万代シテイで買い物を楽しんだり、信濃川沿いを散策したりすることもできます。通常は片道約1万円かかる新潟往復が、キュンパスなら往復1万円で行けるのですから、元を取るどころか大幅にお得です。
長野・善光寺日帰りコース
北陸新幹線「はくたか」で東京から長野まで約1時間20分。長野駅からバスで約15分の善光寺は、「一生に一度は善光寺詣り」と言われる名刹です。本堂の「お戒壇めぐり」で極楽の錠前に触れ、ご利益をいただきましょう。参道には信州そばの名店が軒を連ね、おやきや栗菓子など信州の味覚も楽しめます。冬の長野は雪景色が美しく、澄んだ空気の中で参拝できるのも魅力です。長野往復の通常料金は約16,000円ですが、キュンパスなら**約6,000円お得**に旅行できます。
軽井沢でプチリゾート体験
東京から北陸新幹線「あさま」で約1時間、軽井沢は首都圏から最も近いリゾート地のひとつです。旧軽井沢銀座商店街でショッピングを楽しんだり、雲場池の美しい景色を眺めたり、教会めぐりをしたりと、おしゃれな休日を過ごせます。アウトレットモールもあるため、買い物好きな方にもおすすめです。冬の軽井沢は寒さが厳しいですが、その分空いていてゆっくり楽しめます。通常は東京〜軽井沢往復で約11,000円かかりますが、キュンパスなら1,000円お得になります。ただし、軽井沢だけなら差額は小さいため、長野や越後湯沢まで足を延ばすとよりお得感が増します。
秋田・角館1泊2日コース
2日間用のキュンパスを使えば、秋田や角館への1泊2日旅行も可能です。東京駅から秋田新幹線「こまち」で約4時間、車窓からは田沢湖や雪景色が楽しめます。秋田では比内地鶏の親子丼やきりたんぽ鍋を楽しみましょう。秋田駅周辺には飲食店が集まっており、稲庭うどんやハタハタ料理など秋田の郷土料理を堪能できます。翌日は秋田新幹線で約45分の角館へ。「みちのくの小京都」と呼ばれる角館では、武家屋敷通りを散策し、江戸時代の雰囲気を味わえます。2月〜3月上旬はまだ雪が残っていることが多く、雪景色の武家屋敷は一層風情があります。通常なら東京〜秋田の往復で約35,000円かかるところが、2日間用のキュンパス18,000円で済むため、**約17,000円もお得**になります。
盛岡・わんこそばチャレンジコース
東北新幹線「はやぶさ」で東京から盛岡まで約2時間15分。盛岡といえばわんこそばが有名です。「東家」「やぶ屋」などの老舗では、給仕さんが次々とそばを椀に入れてくれるわんこそば体験ができます。平均は50〜60杯、100杯以上食べると記念の手形がもらえる店もあります。また、盛岡冷麺やじゃじゃ麺も盛岡三大麺として知られており、麺好きにはたまらない街です。盛岡城跡公園(岩手公園)を散策したり、材木町の商店街でお土産を探したりするのもおすすめです。東京〜盛岡の往復は通常約28,000円ですが、キュンパスなら**約18,000円お得**になります。
| コース | 通常料金(往復) | お得額 |
|---|---|---|
| 東京〜仙台 | 約22,000円 | 約12,000円お得 |
| 東京〜新潟 | 約21,000円 | 約11,000円お得 |
| 東京〜新青森 | 約35,000円 | 約25,000円お得 |
| 東京〜秋田 | 約35,600円 | 約25,600円お得 |
日本海周遊マニアコース
鉄道マニアにおすすめなのが、日本海沿いを周遊するコースです。大宮駅を朝6時台に出発し、上越新幹線で新潟へ。そこから特急「いなほ」で酒田や秋田方面へ北上し、奥羽本線で青森まで。帰りは東北新幹線「はやぶさ」で東京へ戻る、という壮大な一周コースが1万円で楽しめます。ひたすら電車に乗り続けたい人には夢のようなコースです。特急「いなほ」の車窓からは日本海の雄大な景色が広がり、冬場は荒波と雪景色のコントラストが印象的です。途中で酒田や鶴岡に途中下車して、庄内の郷土料理を味わうのもおすすめです。
青森・弘前1泊2日コース
東北新幹線「はやぶさ」で東京から新青森まで約3時間。新青森駅から弘前駅までは奥羽本線で約40分です。弘前は「りんごの街」として知られ、アップルパイの食べ歩きが人気です。弘前城は現存12天守のひとつで、冬は雪吊りが施された美しい姿を見ることができます。青森市内では、のっけ丼(市場で好きな刺身を選んでご飯に乗せる丼)や青森ラーメン、ホタテ料理などを楽しめます。2日間かけて青森と弘前の両方を巡れば、青森の魅力を存分に味わえます。東京〜新青森の往復は通常約35,000円ですが、2日間用のキュンパス18,000円で**約17,000円もお得**になります。
キュンパスで最もお得になるのは、東京から新青森や秋田への往復です。通常料金との差額は約25,000円にもなり、1万円のきっぷで2万5,000円分以上の乗車ができる計算になります。
キュンパスを最大限活用するコツ
お得度を最大化する行き先選び
キュンパスは1万円で乗り放題なので、通常料金が高い路線ほどお得度が増します。最もお得なのは東京から新青森・秋田方面への往復で、約25,000円もお得になります。逆に、東京から軽井沢や高崎など近距離の往復では、通常料金との差額が小さくなります。キュンパスを使うなら、思い切って遠くまで行くのが賢い使い方です。
指定席回数を賢く使う
1日間用は指定席2回、2日間用は4回まで利用できますが、この回数をどう使うかがポイントです。例えば、行きは「はやぶさ」の指定席で快適に移動し、帰りは「やまびこ」の自由席を利用すれば、1回分の指定席回数を温存できます。温存した回数で、途中の観光地への特急を利用することもできます。
混雑を避ける旅程の組み方
キュンパス利用期間中は平日でも混雑します。特に朝6〜8時台の東京発新幹線は大変混むため、朝一番にこだわらず、9時以降の列車を選ぶのがおすすめです。また、東京・大宮発着にこだわらず、上野や高崎、宇都宮などを起点にすると、比較的空いた状態で乗車できることがあります。
キュンパス期間中は、普段新幹線を利用しない人も多く乗車します。そのため、自由席の乗り方に慣れていない人がいたり、車内が落ち着かない雰囲気になったりすることもあります。静かに過ごしたい場合は、指定席を利用するのがおすすめです。
旅先での滞在時間を確保する
せっかくの乗り放題きっぷですが、電車に乗ってばかりで観光する時間がないのはもったいないです。特に1日間用の場合、欲張って複数の都市を巡ろうとすると、どの都市も駆け足になってしまいます。1日間用なら1〜2都市、2日間用なら2〜3都市に絞って、じっくり観光する計画がおすすめです。
キュンパス利用時の注意点
朝の新幹線は大混雑
キュンパス利用期間中、特に東京駅6時〜7時台発の新幹線は大変な混雑が予想されます。自由席車両は満席になることも多く、座れない可能性があります。朝一番の新幹線に乗りたい場合は、指定席の予約を取るか、混雑を避けて少し遅めの列車を選ぶことをおすすめします。始発駅である東京駅であれば、発車の20〜30分前からホームで並んでおけば自由席でも座れる可能性が高くなります。
「はやぶさ」「こまち」は全車指定席
東北新幹線「はやぶさ」「はやて」、秋田新幹線「こまち」は全車指定席のため、自由席がありません。これらの列車に乗車する場合は、必ず指定席の回数を消費することになります。1日間用の場合、往復で「はやぶさ」を使うと指定席2回分を使い切ってしまうため、復路は「やまびこ」の自由席を使うなど、回数配分を工夫する必要があります。
払い戻しには手数料がかかる
購入後のキャンセルには、1枚につき660円の払戻手数料がかかります。また、利用開始後は、その後の列車が運休となっても払い戻しはできません。天候が心配な時期でもあるため、旅行計画は慎重に立てましょう。
グリーン車・グランクラスは別料金
キュンパスで乗車できるのは普通車自由席と普通車指定席のみです。グリーン車やグランクラスを利用したい場合は、別途グリーン券や特急券を購入する必要があります。例えば、東北新幹線のグリーン車を利用する場合、キュンパスに加えて東京〜仙台間で約5,000円程度のグリーン券が必要になります。グランクラスの場合はさらに高額になるため、予算と相談して決めましょう。
冬季は天候による運休リスクも
キュンパスの利用期間である2月〜3月は、東北や信越地方では雪が降る時期です。大雪や吹雪の影響で新幹線が遅延したり、運休になったりする可能性があります。特に秋田新幹線や山形新幹線は在来線区間を走行するため、天候の影響を受けやすくなっています。天気予報をこまめにチェックし、余裕を持った旅行計画を立てることをおすすめします。利用開始後は運休による払い戻しができないため、天候リスクを考慮した上で購入を検討しましょう。
・「はやぶさ」「こまち」は全車指定席、回数を消費
・払い戻し手数料は660円、利用開始後は払い戻し不可
・グリーン車、グランクラスは別途料金が必要
・14日前までに購入、前日までにきっぷを受け取る
キュンパス以外のお得なきっぷ
大人の休日倶楽部パス
50歳以上の方なら「大人の休日倶楽部パス」もおすすめです。JR東日本・JR北海道エリアが5日間乗り放題で、普通車用は18,800円(えきねっと価格)から。年3回の設定期間に利用でき、指定席も6回まで利用可能です。ただし、大人の休日倶楽部への入会(年会費あり)が必要です。
北海道&東日本パス
普通列車だけで旅をしたい人には「北海道&東日本パス」がおすすめです。連続する7日間で11,330円と、青春18きっぷよりもお得なケースがあります。JR北海道とJR東日本の普通・快速列車が乗り放題で、のんびり各駅停車の旅を楽しめます。
えきねっとトクだ値
特定の列車・区間を安く乗りたいなら「えきねっとトクだ値」もあります。列車・区間限定で5〜35%割引になり、13日前までの「お先にトクだ値」なら最大50%割引も。キュンパスの利用期間外でも使えるため、普段使いに便利です。
| きっぷの種類 | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|
| キュンパス(1日間) | 10,000円 | 平日限定、新幹線も乗り放題 |
| 大人の休日倶楽部パス | 18,800円〜 | 50歳以上限定、5日間有効 |
| 北海道&東日本パス | 11,330円 | 普通列車限定、7日間有効 |
よくある質問(FAQ)
子ども料金はありますか?
いいえ、キュンパスには子ども用の設定がありません。おとな用のみの販売となります。子どもと一緒に旅行する場合は、子どもの分は通常料金で乗車券・特急券を購入する必要があります。
土日祝日は使えますか?
いいえ、キュンパスは平日限定のきっぷです。土曜日・日曜日・祝日は利用できません。2日間用を購入する場合も、連続する2日間がすべて平日である必要があります。
北海道新幹線には乗れますか?
いいえ、北海道新幹線(新青森〜新函館北斗間)はJR北海道の管轄のため、キュンパスでは乗車できません。新青森まではキュンパスで行けますが、そこから先は別途きっぷを購入する必要があります。
指定席を追加で取ることはできますか?
キュンパスで利用できる指定席の回数(1日間用2回、2日間用4回)を超えて指定席を利用したい場合は、別途指定席券を購入する必要があります。ただし、自由席は何度でも利用できるため、指定席の回数を使い切っても旅行は続けられます。
払い戻しはできますか?
未使用かつ有効期間終了前であれば、660円の払戻手数料で払い戻しが可能です。ただし、利用開始後(1回でも乗車した後)は、その後の列車が運休となっても払い戻しはできません。
えきねっと以外で購入できますか?
いいえ、キュンパスはえきねっと限定販売です。駅のみどりの窓口や指定席券売機で直接購入することはできません。えきねっとで購入後、指定席券売機できっぷを受け取る流れになります。
グリーン車に乗りたい場合はどうすればいいですか?
キュンパスとは別に、グリーン券を購入すればグリーン車に乗車できます。新幹線のグリーン車やグランクラスを利用したい場合は、えきねっとや窓口でグリーン券を別途購入してください。
1日間用と2日間用は変更できますか?
1日間用と2日間用の間での変更はできません。間違って購入してしまった場合は、一度払い戻し(手数料660円)をして、改めて購入し直す必要があります。
利用日の変更はできますか?
はい、利用開始日の変更は可能です。ただし、変更後の利用開始日も発売期間内(利用開始日の14日前まで)である必要があります。変更手続きはえきねっとで行えます。すでにきっぷを受け取っている場合は、一度払い戻してから再購入する必要がある場合があります。
複数人で一緒に買えますか?
はい、えきねっとで1人1枚ずつ購入する必要がありますが、同じ日程で複数人分を購入することは可能です。ただし、えきねっとの会員登録は1人につき1つ必要なため、家族や友人と一緒に旅行する場合は、それぞれが会員登録して購入する必要があります。
JRE POINTは貯まりますか?
はい、キュンパスの購入でJRE POINTが貯まります。えきねっとでクレジットカード決済した場合、購入金額に応じてポイントが付与されます。JRE POINT加盟店で使えるため、旅先でのお土産購入などに活用できます。
指定席の予約はどうやってしますか?
キュンパス購入後、えきねっとで指定席の予約(シートマップから座席選択可能)ができます。キュンパスと紐づけて予約することで、指定席回数としてカウントされます。人気列車は早めに満席になることがあるため、指定席を利用したい場合は購入後すぐに予約することをおすすめします。
途中下車はできますか?
はい、キュンパスは1日(または連続2日)乗り放題のフリーパスなので、有効期間中は何度でも途中下車が可能です。例えば、東京から仙台に行く途中で福島や郡山で途中下車して観光し、その後また仙台に向かうといった使い方ができます。
まとめ
JR東日本の「キュンパス」は、平日限定で新幹線や特急列車が1万円で乗り放題になる夢のようなきっぷです。2024年に初めて登場し、東京から新青森や秋田への往復で約25,000円もお得になることから大きな話題を呼びました。2025年からは連続2日間用(18,000円)も新設され、1泊2日の旅行もさらにお得に楽しめるようになりました。
キュンパスの魅力は何といっても「新幹線を含む全線乗り放題」という点にあります。通常、新幹線は特急料金が高額なため、気軽に利用しにくい乗り物です。しかしキュンパスがあれば、東北新幹線「はやぶさ」で青森へ、秋田新幹線「こまち」で秋田へ、上越新幹線「とき」で新潟へ、北陸新幹線「はくたか」で長野へと、日本各地を自由に巡ることができます。しかも1万円という破格の価格で、通常料金なら数万円かかる旅行が楽しめるのです。
・1日間用10,000円、2日間用18,000円の2種類
・JR東日本全線と一部第三セクター鉄道が対象
・北海道新幹線、北陸新幹線(上越妙高以西)、東海道新幹線は対象外
・えきねっと限定販売、14日前までに購入が必要
・指定席は1日間用2回、2日間用4回まで利用可能
・東京〜新青森往復なら約25,000円もお得
・きっぷは利用前日までに指定席券売機で受け取り推奨
キュンパスを使えば、普段は手が届きにくい遠方への旅行も気軽に楽しめます。平日に休みが取れる方、有給休暇を使って旅行を計画している方には最適なきっぷです。ただし、14日前までの購入が必要なこと、朝の新幹線が混雑すること、きっぷは前日までに受け取っておくことなど、注意点もしっかり押さえておきましょう。
キュンパスは毎年2月から3月の期間限定で発売されるため、旅行を計画するなら早めの行動が必要です。えきねっとへの会員登録を済ませ、利用したい日程が決まったらすぐに購入手続きを行いましょう。冬から春にかけての東北・信越・北関東への旅行に、ぜひキュンパスを活用して、お得で充実した鉄道旅行を楽しんでください。雪景色の中を走る新幹線からの車窓は、この時期ならではの絶景です。1万円でどこまで行けるか、ぜひ挑戦してみてください。きっと素敵な旅になるでしょう。

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