「新大阪」と「大阪」、名前が似ているけれど何が違うの?と疑問に思ったことはありませんか?初めて大阪を訪れる方が最も戸惑うのがこの2つの駅で、「新幹線で大阪に着いたはずなのに大阪駅じゃなかった」という声は後を絶ちません。実はこの2つはJRでわずか1駅・約4分の距離ですが、駅の役割も周辺の雰囲気もまったく異なります。
✅ この記事でわかること
✓ 新大阪駅と大阪駅の位置関係と違い
✓ それぞれの駅の乗り入れ路線と役割
✓ 目的地別のおすすめ駅(新幹線・観光・ショッピング)
✓ 新大阪〜大阪間の乗り換え方法と所要時間
なぜ新幹線は大阪駅ではなく「新大阪駅」に停まるのか——その意外な歴史的理由を知ると、2つの駅の関係がより深く理解できます。この記事では、両駅の違いを徹底解説します。
新大阪と大阪は別の駅|違いと使い分けを完全ガイド

新大阪駅と大阪駅はJRで1駅・約4分の距離
「新大阪」と「大阪」は名前こそ似ていますが、まったく別の駅です。2つの駅はJR京都線(東海道本線)でわずか1駅、約4分の距離にありますが、駅の役割も周辺の雰囲気も大きく異なります。新大阪駅は横浜市淀川区に位置する東海道新幹線・山陽新幹線の停車駅で、東京方面や九州方面への長距離移動の拠点です。一方、大阪駅は大阪市北区梅田にある西日本最大のターミナル駅で、百貨店やショッピングモールが集積する大阪の中心地です。初めて大阪を訪れる方が最も戸惑うのがこの2つの駅の違いで、「新幹線で大阪に着いたのに大阪駅じゃなかった」という声は後を絶ちません。

新大阪は「新幹線の駅」、大阪は「街の中心駅」
2つの駅の違いを端的に表すなら、新大阪駅は「新幹線の玄関口」であり、大阪駅は「大阪の中心ターミナル」です。新大阪駅は東海道新幹線の終点であると同時に山陽新幹線の起点でもあり、のぞみ・ひかり・こだま・みずほ・さくらなどすべての新幹線が停車します。2011年からは九州新幹線からの直通列車も乗り入れ、東京から鹿児島中央まで新幹線でつながるネットワークの中心駅です。一方、大阪駅にはJR西日本の在来線が多数発着するほか、周辺には阪急電鉄・阪神電鉄・Osaka Metro(地下鉄)の「梅田」駅が隣接しています。1日の乗降客数は約250万人を誇り、百貨店3つを含む大型商業施設が集積する西日本最大の繁華街です。
大阪駅と梅田駅は同じエリアにある
大阪を訪れる際にさらに混乱を招くのが、「大阪駅」と「梅田駅」が実質的に同じエリアにあるという事実です。JRは「大阪駅」、阪急・阪神・Osaka Metroは「梅田駅」(Osaka Metro御堂筋線は「梅田駅」、阪急は「大阪梅田駅」、阪神も「大阪梅田駅」)と呼んでいますが、これらはすべて徒歩圏内にあり、地下通路でつながっています。つまり、「大阪駅に行きたい」と言っても「梅田駅に行きたい」と言っても、同じエリアに到着するということです。さらに、Osaka Metro四つ橋線の「西梅田駅」、谷町線の「東梅田駅」も同じ梅田エリアにあります。合計6つ以上の駅名が同じエリアに存在するため、初めて訪れる方が混乱するのも無理はありません。
乗り入れ路線の比較|新大阪は新幹線、大阪は在来線の要
新大阪駅の乗り入れ路線
新大阪駅には3つの鉄道事業者の路線が乗り入れています。最も重要なのは東海道新幹線・山陽新幹線で、JR東海が東京〜新大阪間を、JR西日本が新大阪〜博多間を運行しています。東京からのぞみで約2時間22分、博多からのぞみで約2時間22分と、東西からほぼ等距離に位置しています。JR在来線としてはJR京都線(東海道本線)が京都方面と大阪方面を結び、おおさか東線が新大阪と大阪駅(うめきた地下ホーム)や奈良方面を結んでいます。また、特急「はるか」で関西空港まで直通(約50分)できるのも新大阪駅の大きな利点です。地下鉄はOsaka Metro御堂筋線が乗り入れており、梅田(大阪駅エリア)やなんば、天王寺方面へのアクセスに便利です。
大阪駅の乗り入れ路線
大阪駅はJR西日本の在来線が多数発着するターミナル駅です。JR京都線(京都方面)、JR神戸線(三ノ宮・姫路方面)、JR宝塚線(宝塚方面)、大阪環状線(天王寺・USJ方面)、JRゆめ咲線(USJ方面)が発着しています。2023年3月にはうめきた地下ホームが開業し、特急「はるか」や「くろしお」、おおさか東線の列車も大阪駅に乗り入れるようになりました。大阪駅の周辺には阪急大阪梅田駅、阪神大阪梅田駅、Osaka Metro御堂筋線梅田駅、四つ橋線西梅田駅、谷町線東梅田駅が徒歩圏内にあり、大阪府内のほぼすべてのエリアにアクセスできる「大阪の鉄道のへそ」と言える存在です。
| 比較項目 | 新大阪駅 | 大阪駅(梅田) |
|---|---|---|
| 所在地 | 大阪市淀川区 | 大阪市北区 |
| 新幹線 | あり(全列車停車) | なし |
| 距離 | JR京都線で1駅・約4分・170円 | |
| 主な用途 | 新幹線乗り換え・長距離移動 | ショッピング・観光・通勤の拠点 |
| 周辺の雰囲気 | ビジネスホテル・オフィス街 | 百貨店・大型商業施設が集積 |
2駅間の移動方法はJR京都線と御堂筋線の2択
新大阪駅から大阪駅への移動方法は主に2つあります。最も便利なのはJR京都線で、新大阪駅から大阪駅までわずか1駅・約4分、運賃は170円です。新幹線を降りてJR在来線の改札内で乗り換えができるため、スムーズに移動できます。もう一つはOsaka Metro御堂筋線で、新大阪駅から梅田駅まで3駅・約6分、運賃は240円です。御堂筋線は新大阪駅のJRホームとは離れた場所にあるため、新幹線からの乗り換えには少し歩きますが、道頓堀(なんば)や天王寺方面に行くなら大阪駅で乗り換えるよりも御堂筋線で直通する方が便利です。タクシーの場合は約10分・1,500〜2,000円程度ですが、大阪市内の渋滞を考えると電車の方が確実です。
目的地別ガイド|道頓堀・USJ・大阪城への行き方
道頓堀・心斎橋に行くなら御堂筋線が最速

大阪観光の定番中の定番、道頓堀・心斎橋エリアへの最も便利なアクセスはOsaka Metro御堂筋線です。大阪駅(梅田駅)から御堂筋線に乗り、なんば駅まで約10分、駅から道頓堀まで徒歩約5分です。グリコの看板や道頓堀川沿いの飲食店街はすべてなんば駅の徒歩圏内にあります。新大阪駅からの場合も、御堂筋線で新大阪→なんばまで約16分と、乗り換えなしで直通できます。つまり道頓堀に行くなら、わざわざ大阪駅を経由するよりも新大阪から御堂筋線で直接なんばに向かう方が早いのです。御堂筋線は大阪の南北を貫くメインラインで、梅田から心斎橋・なんば・天王寺まで一本でつながっているため、大阪観光の最強の足と言えます。
USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)は大阪駅から

USJの最寄り駅はユニバーサルシティ駅で、大阪駅から大阪環状線+JRゆめ咲線で約11分で到着します。乗り換えが1回ありますが(西九条駅でJRゆめ咲線に乗り換え)、直通列車も運行されているため乗り換えなしで行ける場合もあります。新大阪駅からUSJに行く場合は、まずJR京都線で大阪駅に出て(約4分)、そこから大阪環状線に乗り換えるルートが一般的です。新大阪駅からの所要時間は合計で約20〜30分です。USJはJR沿線にあるため、JRを使うのが最も効率的で、地下鉄やバスを使うルートは逆に不便になります。開園前の混雑を避けるなら、大阪駅周辺に宿泊して朝一番に向かうのがおすすめです。
大阪城は大阪環状線の大阪城公園駅が最寄り

大阪城の最寄り駅はJR大阪環状線の大阪城公園駅や森ノ宮駅、Osaka Metro谷町四丁目駅など複数あります。大阪駅からは大阪環状線で大阪城公園駅まで約9分、駅から天守閣までは徒歩約15分です。新大阪駅からの場合は、JR京都線で大阪駅に出てから大阪環状線に乗り換えるか、御堂筋線で本町駅まで行き中央線に乗り換えて森ノ宮駅で下車するルートもあります。いずれも約20〜30分で到着できます。大阪城天守閣は大阪城公園の広大な敷地の中にあるため、駅からの徒歩時間を含めると余裕を持った計画が必要です。
📝 目的地別・アクセス早見表
- 道頓堀・なんば → 御堂筋線で直通(新大阪から約16分、梅田から約10分)
- USJ → 大阪駅からJR環状線+ゆめ咲線(約11分)
- 大阪城 → 大阪駅からJR環状線(約9分)
- 通天閣・新世界 → 御堂筋線で動物園前駅(梅田から約13分)
- あべのハルカス → 御堂筋線で天王寺駅(梅田から約16分)
- 京都方面 → 新大阪からJR京都線(新快速で約23分)
新大阪駅から各方面への在来線特急も充実
新大阪駅のもう一つの強みは、在来線の特急列車が充実していることです。関西空港行きの特急「はるか」(約50分)、南紀方面への特急「くろしお」、城崎温泉方面への特急「こうのとり」など、近畿圏の各方面へ乗り換えなしでアクセスできます。特にはるかは2023年のうめきた地下ホーム開業により大阪駅にも停車するようになりましたが、新大阪駅の方が停車順序が先のため、座席確保の面では新大阪発の方が有利です。ビジネスで大阪に来た方が出張帰りに関西空港から飛行機に乗る場合、新大阪駅からはるかに乗れば乗り換えなしで空港に到着できるため、非常に効率的な動線が実現します。
空港からのアクセス|関西空港と伊丹空港のどちらが便利?

伊丹空港(大阪空港)は新大阪にも大阪にも近い
大阪市内に最も近い空港は伊丹空港(大阪国際空港)です。新大阪駅へは空港リムジンバスで約25分、650円と非常に便利です。大阪駅(梅田)へもリムジンバスで約30分、650円で到着します。伊丹空港は国内線専用のため、東京(羽田)や札幌、福岡など国内主要都市から大阪に来る場合は伊丹空港が最も便利な選択肢です。電車でのアクセスは、大阪モノレール+阪急電鉄のルートがありますが、乗り換えが必要で時間もかかるため、リムジンバスの方が手軽です。新大阪駅と伊丹空港の近さは、出張族にとって大きなメリットで、新幹線と飛行機を組み合わせた移動プランが立てやすくなっています。
関西空港は特急はるかで新大阪・大阪に直通
関西国際空港からは、JR特急「はるか」が新大阪駅まで約50分、大阪駅(うめきた地下ホーム)まで約47分で直通しています。料金は自由席で約2,940円ですが、「J-WESTチケットレス」などの割引きっぷを使えば1,600円程度まで安くなります。大阪駅へはリムジンバスでも約50〜70分、約1,800円で到着可能です。南海電鉄の特急「ラピート」は関西空港となんば駅を約40分で結びますが、大阪駅や新大阪駅には直通しないため、梅田エリアが目的地の場合はJRのはるかの方が便利です。海外からの観光客には、関西空港とJR特急はるかのセットが最もポピュラーなルートとなっています。
大阪駅のうめきた地下ホームで空港アクセスが進化

2023年3月18日に開業した大阪駅のうめきた地下ホームは、空港アクセスに大きな変化をもたらしました。これまで大阪駅には停車しなかった特急「はるか」が、うめきた地下ホームに停車するようになり、大阪駅から関西空港まで乗り換えなしで行けるようになったのです。従来は新大阪駅か天王寺駅まで出てはるかに乗り換える必要がありましたが、その手間が解消されました。これにより、梅田エリアに宿泊している観光客やビジネスパーソンにとって、関西空港へのアクセスが格段に便利になりました。なお、うめきた地下ホームは従来の大阪駅のホームとは離れた場所にあるため、駅構内での移動に5〜10分程度かかる点は考慮が必要です。
出張で使い分けるなら
出張で大阪を訪れる際のベストな使い分けは、移動手段と宿泊エリアで決まります。新幹線で来る場合は新大阪駅周辺のビジネスホテルに泊まれば、新幹線の始発に乗りやすく効率的です。飛行機(伊丹空港)で来る場合は、リムジンバスで新大阪駅前か大阪駅前に到着するため、どちらのエリアでも便利です。関西空港利用の場合は、はるかで新大阪駅または大阪駅に直通できます。取引先が大阪市内中心部にある場合は大阪駅周辺(梅田エリア)の方が便利で、御堂筋線で本町や淀屋橋のオフィス街にもすぐアクセスできます。
新大阪駅はなぜ大阪駅から離れた場所に作られたのか

新幹線の直線ルートを優先した結果
新大阪駅が大阪駅から離れた場所に建設された理由は、新横浜駅と横浜駅の関係と同じく、新幹線のルート設計にあります。1964年に開業した東海道新幹線は、東京〜大阪間を最短距離で結ぶ直線的なルートを重視しました。大阪駅(梅田)は大阪市の中心部にあり、周辺は高密度の市街地が形成されていたため、新幹線の高架線路を引き込むための用地確保が困難でした。そこで、東海道本線(在来線)と新幹線のルートが交わる現在の淀川区の位置に新駅を建設することが決定されたのです。開業当時の新大阪駅周辺は、田畑や住宅が点在する郊外の風景が広がっていました。
東海道新幹線の「終点」として設計された新大阪
新大阪駅には、東海道新幹線の「終点」としての重要な役割があります。東海道新幹線は東京駅を起点に西へ向かい、新大阪駅で終点となります。ここから先は山陽新幹線(JR西日本)として博多まで別路線となるため、運行管理上の「分岐点」としての機能も持っています。大阪駅に新幹線を通す場合、大阪駅はすでに多数の在来線が発着するターミナルであり、新幹線ホームを増設するスペースが物理的にありませんでした。また、新幹線は高架(または地下)での建設が基本ですが、大阪駅周辺の密集地に高架構造物を建設するのは当時の技術では非常に困難でした。こうした複合的な理由から、大阪駅の約3.5km北に新大阪駅が建設されることになったのです。
60年で交通の要衝へと成長した新大阪
1964年の開業時、新大阪駅は「何もない場所に作られた駅」でしたが、60年の間に日本屈指の交通拠点へと成長しました。1972年には山陽新幹線が岡山まで延伸し、1975年には博多まで全通。新大阪駅は東京と九州を結ぶ新幹線ネットワークの中心駅としての地位を確立しました。1987年のJR発足後はビジネスホテルやオフィスビルの建設が進み、駅周辺はビジネス街へと変貌しています。現在では1日の新幹線利用者だけで約16万人を数え、在来線や地下鉄を含めると膨大な数の乗降客が利用する駅となっています。駅構内には「エキマルシェ新大阪」をはじめとする商業施設が充実し、大阪名物のお土産も購入できます。
新大阪駅の上空は伊丹空港(大阪国際空港)への着陸ルートにあたるため、建物の高さが航空法によって制限されています。そのため、梅田エリアのような超高層ビル(グランフロント大阪やあべのハルカスなど)は建設できません。新大阪駅周辺のビルが100m程度に抑えられているのは、この高さ制限が理由です。
新大阪駅の将来計画|リニア・北陸新幹線・なにわ筋線
リニア中央新幹線で東京〜新大阪が67分に

新大阪駅の将来を大きく変えるのが、リニア中央新幹線の開業です。品川〜名古屋間の開業後、名古屋〜新大阪間も延伸される計画で、全線開業は2037年が目標とされています(ただし静岡県内の工事の遅れにより延期の可能性あり)。リニアが全線開業すると、品川〜新大阪間が最速約67分で結ばれ、現在ののぞみ(約2時間22分)から大幅に短縮されます。リニアの新大阪駅は現在の新大阪駅の地下に建設される計画で、新幹線とリニアの乗り換えがスムーズに行える設計となる見込みです。リニア開業により、新大阪駅は「日本の東西をつなぐ超広域交通ハブ」としての機能がさらに強化されることになります。
北陸新幹線延伸で新大阪〜金沢・敦賀が直通に
北陸新幹線は現在、東京〜敦賀間が開業していますが、敦賀〜新大阪間の延伸も計画されています。開業目標は2046年頃と長期的なプロジェクトですが、実現すれば新大阪駅から金沢・富山方面への新幹線直通が可能になります。現在、新大阪〜金沢間は在来線特急「サンダーバード」で約2時間30分かかりますが、新幹線が延伸されれば大幅に短縮される見込みです。また、ルートについては京都駅を経由する案と小浜市を経由する案があり、地元自治体を巻き込んだ議論が続いています。いずれのルートが採用されても、新大阪駅が北陸新幹線の終着駅となることは確定しており、駅の重要性はさらに高まります。
なにわ筋線で関西空港へのアクセスがさらに便利に
2031年の開業を目指しているなにわ筋線は、大阪駅(うめきた地下ホーム)から中之島、難波を経由して、JR難波駅・南海新今宮駅まで結ぶ新しい鉄道路線です。この路線が開業すると、大阪駅から南海電鉄経由で関西空港まで直通運転が可能になり、所要時間も大幅に短縮される見込みです。新大阪駅からもJR京都線で大阪駅を経由してなにわ筋線に乗り入れることができるため、新大阪〜関西空港間のアクセスもさらに改善されます。なにわ筋線の開業は、大阪万博(2025年)後の大阪のインフラ整備の目玉プロジェクトとして位置づけられており、完成すれば大阪の鉄道ネットワークが大きく変わることになります。
大阪駅周辺のうめきた再開発も進行中
大阪駅の北側では、旧梅田貨物駅跡地の大規模再開発「うめきたプロジェクト」が進行しています。第1期として2013年に開業したグランフロント大阪に続き、第2期の「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」が2024年9月6日に先行まちびらきしました。グラングリーン大阪は約9.1ヘクタールの広大な敷地に、うめきた公園、オフィス、商業施設、ホテル、都市型スパなどが配置された大規模複合施設です。2025年3月には南館も開業し、2027年度に全体が完成する予定です。この再開発により、大阪駅周辺は「日本最大級の都市型公園を擁するビジネス・商業エリア」として生まれ変わりつつあり、新大阪駅との「格差」はさらに広がる形になっています。
周辺エリアの比較|新大阪はビジネス、大阪は何でもあり
新大阪駅周辺はビジネスホテルとお土産の街
新大阪駅の周辺は、大阪駅周辺と比べると控えめな印象です。駅ナカの「エキマルシェ新大阪」では大阪名物のお土産(551蓬莱の豚まん、りくろーおじさんのチーズケーキなど)が充実しており、新幹線の乗車前にお土産を購入する場として人気です。駅周辺にはビジネスホテルが多数立地しており、出張利用者にとっては新幹線の乗り降りに便利な宿泊拠点となっています。飲食店も駅構内を中心に充実していますが、梅田のような大型商業施設や百貨店はありません。ただし、新大阪駅の高さ制限や再開発計画を考えると、今後数十年で大きく変わる可能性を秘めたエリアでもあります。
大阪駅(梅田)周辺は大型商業施設の宝庫
大阪駅周辺(梅田エリア)は、阪急百貨店梅田本店、阪神百貨店梅田本店、大丸梅田店の3つの百貨店に加え、グランフロント大阪、ルクア大阪、HEP FIVE(赤い観覧車が目印)、梅田ロフトなど大型商業施設が密集する西日本最大のショッピングエリアです。グランフロント大阪は2013年の開業以来、梅田の新たなランドマークとして定着し、約260のショップ・レストランと「ナレッジキャピタル」(知の拠点)を擁しています。梅田地下街(ホワイティうめだ)は日本最大級の地下商店街で、飲食店からファッションまであらゆるジャンルのショップが軒を連ねています。大阪駅は「通過する駅」ではなく、「それ自体が目的地」としての機能を持つ、大阪を代表するエリアです。
観光の拠点はどちらがおすすめ?
大阪観光の拠点としては、大阪駅(梅田)周辺が圧倒的におすすめです。御堂筋線一本でなんば(道頓堀)、天王寺(あべのハルカス、通天閣)にアクセスでき、JR環状線でUSJや大阪城にも直通。梅田エリア自体もショッピングやグルメのスポットとして1日楽しめます。ホテルの選択肢も豊富で、高級ホテルからビジネスホテルまで幅広い価格帯が揃っています。一方、新大阪駅周辺は「翌朝早くに新幹線で移動する」というスケジュールの方に最適です。観光を楽しんだ後、最終日の朝に新大阪駅からすぐに新幹線に乗れるため、帰りの移動がスムーズです。「観光は梅田拠点、帰りだけ新大阪」というプランも多くの旅行者に支持されています。
宿泊エリアの選び方

宿泊先の選び方は、旅の目的と翌日の予定で決まります。大阪駅周辺のホテルは、観光・ショッピング・グルメのすべてに便利で、ホテルグランヴィア大阪(JR大阪駅直結)やインターコンチネンタルホテル大阪(グランフロント大阪内)など上質なホテルが揃っています。なんば・心斎橋エリアに泊まれば道頓堀や黒門市場が徒歩圏内で、夜の大阪を存分に楽しめます。新大阪駅周辺はビジネスホテルが中心で、コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーションやレム新大阪など、機能的で清潔なホテルが多数あります。新幹線の始発に乗りたい出張族や、翌朝早くに京都に向かいたい方(新大阪からJR新快速で京都まで約23分)には新大阪周辺が最適です。
新大阪と大阪に関するよくある質問
新大阪駅と大阪駅を間違えたらどうすればいい?
旅行者が最も多い失敗が「新幹線の切符を持っているのに大阪駅に来てしまった」というケースです。この場合は慌てずに、JR京都線で新大阪駅へ移動しましょう。大阪駅から新大阪駅まではわずか1駅・約4分・170円なので、すぐにリカバリーできます。逆に、なんばや梅田で買い物をしたかったのに新大阪駅で降りてしまった場合も、JR京都線で大阪駅に向かうか、御堂筋線でなんば方面に直接向かえば問題ありません。新幹線の指定席に間に合わない場合は、JR東海の窓口やスマートEXで後続列車に変更できることが多いので、駅員に相談するのが確実です。いずれにせよ、2駅間の距離は非常に近いため、30分もあれば十分にリカバリー可能です。
新大阪駅でお土産は買える?
新大阪駅は大阪のお土産購入スポットとしても非常に優秀です。新幹線改札内の「ギフトキヨスク」や「グランドキヨスク」に加え、改札外の「エキマルシェ新大阪」には大阪を代表するお土産が一堂に会しています。定番の551蓬莱の豚まんは新大阪駅構内に複数の店舗があり、新幹線の乗車直前でも購入可能です。りくろーおじさんの焼きたてチーズケーキ、蓬莱本館のアイスキャンデー、大阪名物のたこ焼きせんべいなども人気です。2024年にエキマルシェがリニューアルされ、イートインスペースも充実しました。新幹線の発車までの待ち時間にお土産選びから食事まで済ませられるため、出発前の最後の1時間を新大阪駅で過ごすという旅行者が多いのも納得です。
大阪の地下鉄で「梅田」がつく駅はいくつある?
大阪の鉄道で初心者が混乱する最大のポイントが、「梅田」がつく駅の多さです。Osaka Metro(大阪メトロ)だけで3つあります。御堂筋線の「梅田駅」、四つ橋線の「西梅田駅」、谷町線の「東梅田駅」です。これに加えて、阪急電鉄の「大阪梅田駅」と阪神電鉄の「大阪梅田駅」があり、合計5つの「梅田」駅が存在します。さらにJRの「大阪駅」も同じエリアにあるため、合計6つの駅名が梅田エリアに集中しています。これらの駅はすべて地下通路で接続されており、慣れれば乗り換えに便利ですが、初めての方はGoogleマップで「大阪駅」を目的地にしてナビを使うのが最も確実です。各駅の改札間は徒歩5〜15分程度で、案内表示も整備されています。
新大阪駅から京都や奈良にも行ける?
新大阪駅は大阪観光だけでなく、京都や奈良への日帰り旅行の拠点としても便利です。京都へはJR京都線の新快速で約23分(580円)と非常に近く、新幹線を使えばわずか約14分(1,450円・自由席)で到着します。京都の清水寺や金閣寺への日帰り観光は、新大阪を拠点にすれば余裕を持って楽しめます。奈良へはおおさか東線を使い、新大阪駅からJR奈良駅まで直通約55分で到着できます。2019年のおおさか東線全線開業により乗り換えなしで奈良に行けるようになったのは、新大阪駅の大きなメリットです。東大寺や春日大社といった世界遺産を日帰りで巡るプランも人気があります。大阪・京都・奈良の関西三都観光の拠点として、新大阪駅は理想的な立地と言えるでしょう。
まとめ

📌 新大阪と大阪のポイント総まとめ
✓ 新大阪駅と大阪駅はJR京都線で1駅・約4分の別の駅
✓ 新大阪駅は全新幹線が停車する長距離移動の拠点
✓ 大阪駅=梅田駅で、西日本最大のターミナル
✓ 道頓堀は御堂筋線で直通(新大阪から約16分)
✓ USJは大阪駅からJR環状線で約11分
✓ 伊丹空港からはバスで新大阪約25分、大阪約30分
✓ リニア中央新幹線で将来東京〜新大阪が67分に
新大阪と大阪は名前こそ似ていますが、駅の性格も周辺の雰囲気もまったく異なります。新大阪駅は1964年の東海道新幹線開業とともに誕生した「新幹線の玄関口」であり、大阪駅は150年以上の歴史を持つ西日本最大のターミナルです。
覚えておいていただきたいのは、大阪駅=梅田駅という事実です。JRでは「大阪」、私鉄や地下鉄では「梅田」と呼ばれますが、同じエリアにあります。この関係を理解しておくだけで、大阪の鉄道網がぐっと分かりやすくなります。
大阪を訪れる際は、目的地に合った駅を選んで効率よく移動してください。そして、リニアや北陸新幹線の延伸で新大阪駅がさらに発展する未来にも期待しましょう。

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