京王7000系電車は、1984年に登場した京王電鉄の通勤型車両です。登場当初はアイボリーにえんじ色の帯という「旧塗装」で運行されており、京王線の顔として長年親しまれてきました。現在は多くの車両がベージュとピンクの「新塗装」に変更されていますが、一部の編成では旧塗装が復刻され、鉄道ファンの間で大きな話題となっています。この記事では、京王7000系の旧塗装の特徴、歴史、現在の運用状況、撮影スポットまで詳しく解説します。懐かしの旧塗装を見たい方、撮影したい方は必見です。
京王7000系電車の基本情報

京王7000系は、京王電鉄を代表する通勤型車両として約40年にわたり活躍しています。まずは基本的な情報を確認しましょう。
登場の背景と目的
1980年代、京王電鉄では老朽化した車両の置き換えと輸送力増強が課題となっていました。そこで開発されたのが7000系です。1984年に営業運転を開始し、当時最新の技術を導入した車両として注目を集めました。ステンレス車体を採用し、軽量化と耐久性を両立させています。
製造両数と編成
7000系は1984年から1996年まで製造され、合計190両が登場しました。6両編成、8両編成、10両編成があり、京王線と相模原線を中心に運用されています。製造年次によって細かな仕様の違いがありますが、基本的なデザインは統一されています。
主な仕様
車体はステンレス製で、腐食に強く長寿命です。制御方式は界磁チョッパ制御を採用し、省エネルギー性能に優れています。最高速度は110km/hで、京王線の高速運転にも対応しています。座席はロングシートで、通勤輸送に適した設計となっています。
| 京王7000系 主要スペック | |
|---|---|
| 製造年 | 1984年〜1996年 |
| 製造両数 | 190両 |
| 車体材質 | ステンレス鋼 |
| 制御方式 | 界磁チョッパ制御 |
| 最高速度 | 110km/h |
| 座席 | ロングシート |
| 編成 | 6両・8両・10両編成 |
現在の運用路線
7000系は現在、京王線、相模原線、高尾線、動物園線などで運用されています。各駅停車から特急まで幅広い種別で使用されており、京王電鉄の主力車両の一つとして活躍を続けています。ただし、新型車両5000系の導入により、徐々に数を減らしています。
- 京王線:新宿〜京王八王子(主力路線)
- 相模原線:調布〜橋本
- 高尾線:北野〜高尾山口
- 動物園線:高幡不動〜多摩動物公園
- 競馬場線:東府中〜府中競馬正門前
京王7000系は、京王電鉄で初めてステンレス車体を本格採用した形式です。それまでの車両は普通鋼製でしたが、7000系からステンレス化が進み、現在の京王車両の基礎を築きました。
旧塗装の特徴とデザイン

7000系の旧塗装は、京王電鉄の伝統的なカラーリングを受け継いだデザインです。その特徴を詳しく見ていきましょう。
アイボリーとえんじ色の配色
旧塗装は、アイボリー(クリーム色)をベースに、窓周りにえんじ色(ワインレッド)の帯が入ったデザインです。この配色は、1963年に登場した5000系から始まった京王電鉄の伝統的なカラーリングで、「京王カラー」として広く知られていました。
帯の配置と太さ
えんじ色の帯は、窓の上下に2本配置されています。上部の帯は細く、下部の帯は太めになっており、車体に安定感を与えるデザインとなっています。この帯の配置は、6000系や5000系など他の京王車両とも共通しており、統一感のある車両群を形成していました。
ステンレス車体との調和
7000系はステンレス車体ですが、旧塗装では車体全体に塗装が施されていました。ステンレスの銀色の地肌は見えず、アイボリーとえんじ色で統一されていたため、従来の鋼製車両と見た目の違和感がありませんでした。これにより、6000系などと連結しても統一感が保たれていました。
前面デザイン
前面は切妻形状で、大きな1枚窓が特徴です。えんじ色の帯は前面にも回り込んでおり、正面から見ても京王らしさが感じられるデザインでした。行先表示器は幕式で、LED化される前は白地に黒文字の行先表示が掲出されていました。
他社車両との違い
アイボリーとえんじ色の組み合わせは、当時の私鉄では珍しい配色でした。東急や小田急がステンレス無塗装を採用していた中、京王は伝統の塗装を維持していました。この独自のカラーリングが、京王電鉄のアイデンティティとして沿線住民に親しまれていました。
| 項目 | 旧塗装 | 新塗装 |
|---|---|---|
| ベースカラー | アイボリー | ステンレス地(無塗装) |
| 帯の色 | えんじ色 | ピンク・ベージュ |
| 塗装範囲 | 車体全体 | 帯のみ |
| イメージ | 伝統的・クラシック | モダン・明るい |
塗装変更の歴史
京王7000系の塗装は、時代とともに変化してきました。旧塗装から新塗装への変遷を振り返ります。
1984年〜:旧塗装での登場
1984年に7000系が登場した当初は、すべての車両がアイボリーにえんじ色の旧塗装でした。この配色は6000系から引き継いだもので、京王線の統一感を保つために採用されました。当時の京王線は、この旧塗装の車両で統一されており、沿線の風景の一部となっていました。
2001年〜:新塗装への変更開始
2001年頃から、7000系の塗装変更が始まりました。新塗装はステンレスの地肌を活かし、ピンクとベージュの帯を巻いたデザインです。これは京王電鉄のCI(コーポレート・アイデンティティ)変更に伴うもので、より明るくモダンなイメージを目指したものでした。
新塗装のデザインコンセプト
新塗装のピンクは「京王レッド」と呼ばれ、沿線の桜をイメージしています。ベージュは「京王ベージュ」で、沿線の自然を表現しています。これらの色は9000系や新5000系にも採用され、京王電鉄の新しいイメージカラーとなりました。
旧塗装車両の減少
塗装変更は順次進められ、2010年代には旧塗装の7000系はほぼ姿を消しました。新塗装への統一により、京王線の車両は明るくモダンな印象に変わりました。旧塗装を見慣れた沿線住民からは、懐かしむ声も多く聞かれました。
2024年:旧塗装の復刻
2024年、京王電鉄は7000系の一部編成で旧塗装を復刻しました。これは京王線開業110周年記念の一環として実施されたもので、鉄道ファンや沿線住民から大きな反響がありました。懐かしの旧塗装が再び京王線を走る姿は、多くの人々の注目を集めています。
旧塗装の復刻は期間限定の可能性があります。旧塗装を見たい方は、運行情報をこまめにチェックして、早めに見に行くことをおすすめします。
旧塗装復刻の詳細
2024年に実施された旧塗装復刻について、詳しく解説します。
復刻の背景
京王電鉄は2023年に京王線開業110周年を迎えました。これを記念して、様々なイベントや企画が実施されており、旧塗装の復刻もその一環です。「懐かしの京王カラーを再び」というコンセプトで、沿線の思い出とともに京王線の歴史を振り返る企画となっています。
復刻対象の編成
旧塗装が復刻されたのは7000系の特定の編成です。すべての7000系が旧塗装になったわけではなく、限られた編成のみが対象となっています。そのため、旧塗装の車両に乗車・撮影するには、運用情報を確認する必要があります。
復刻された塗装の忠実さ
復刻された旧塗装は、登場当時のカラーリングを忠実に再現しています。アイボリーの色調、えんじ色の帯の太さや配置など、細部まで当時の仕様に合わせて塗り直されました。LED式の行先表示器など現代の設備はそのままですが、車体の色は往年の姿そのものです。
記念グッズの販売
旧塗装復刻に合わせて、関連グッズも販売されています。旧塗装をデザインした鉄道模型、クリアファイル、キーホルダーなどが京王れーるランドや沿線の駅売店で購入できます。限定品も多いため、ファンは早めにチェックすることをおすすめします。
運行期間の見通し
旧塗装での運行期間は、京王電鉄から正式な発表がない限り不明です。記念企画として一定期間運行される可能性が高いですが、いつまで見られるかは確定していません。旧塗装を見たい方は、運行中の今のうちに訪れることをおすすめします。

旧塗装車両の運用情報

旧塗装の7000系を見る・乗るためには、運用情報の把握が重要です。確認方法と運用の傾向を解説します。
運用情報の確認方法
京王電鉄の公式サイトやSNSでは、旧塗装編成の運用情報が公開されることがあります。また、鉄道ファンのSNSやブログで目撃情報が共有されていることも多いです。「京王7000系 旧塗装 運用」などで検索すると、最新の情報が見つかることがあります。
運行される路線
旧塗装の7000系は、主に京王線と相模原線で運行されています。新宿駅を起点に、高尾山口や橋本方面への列車で使用されることが多いです。動物園線への直通運用もありますが、頻度は低めです。
運用の傾向
7000系は主に各駅停車や区間急行などで使用されることが多いです。特急や準特急には9000系や5000系が優先的に充当されるため、7000系は比較的停車駅の多い種別で見かけることが多くなっています。ただし、運用は日によって変わるため、確実に乗車したい場合は複数回訪れる覚悟が必要です。
おすすめの時間帯
朝夕のラッシュ時間帯は多くの車両が運用に就くため、旧塗装編成に出会える確率が高くなります。一方、日中は運用本数が減るため、見られない可能性もあります。確実に見たい場合は、朝の通勤時間帯を狙うのがおすすめです。
運用離脱のリスク
車両の検査や故障により、旧塗装編成が運用から外れることもあります。せっかく訪れても見られない可能性があることは、あらかじめ理解しておきましょう。複数日程で訪問を計画すると、確実性が高まります。
| 確認方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 公式サイト・SNS | 正確な情報 | 更新頻度は不定期 |
| ファンのSNS | リアルタイム情報 | 情報の正確性は要確認 |
| 駅での待機 | 確実に見られる | 時間がかかる可能性 |
撮影スポットガイド
旧塗装の7000系を撮影するのにおすすめのスポットを紹介します。
新宿駅
京王線の始発駅である新宿駅は、多くの列車が発着するため撮影チャンスが多いです。ホームでの撮影はもちろん、地上の京王百貨店付近から俯瞰撮影も可能です。ただし、混雑時は他の乗客の迷惑にならないよう注意が必要です。
- ホーム先端での入線シーン
- 京王百貨店付近からの俯瞰
- 発車シーンは2・3番線がおすすめ
明大前駅
京王線と井の頭線が交差する明大前駅は、ホームが広く撮影しやすいスポットです。京王線の上下列車が頻繁に通過するため、旧塗装編成を待つ間も退屈しません。井の頭線の1000系との並びも狙えます。
- 京王線と井の頭線の並走シーン
- 広いホームで安全に撮影可能
- 列車本数が多く、待ち時間が少ない
聖蹟桜ヶ丘駅付近
聖蹟桜ヶ丘駅周辺は、映画「耳をすませば」の舞台として知られています。駅付近の踏切や陸橋から、多摩丘陵を背景にした撮影が可能です。旧塗装の7000系と自然豊かな風景の組み合わせは、絵になる一枚が撮れます。
- 多摩丘陵を背景にした風景写真
- 「耳をすませば」聖地巡礼と合わせて
- 陸橋からの俯瞰撮影がおすすめ
高幡不動駅
高幡不動駅は多摩動物公園線との分岐駅で、車両基地も隣接しています。ホームからは留置中の車両も見えるため、旧塗装編成が留置されていれば撮影のチャンスです。高幡不動尊への参拝と合わせて訪れるのもおすすめです。
多摩川橋梁
京王線が多摩川を渡る橋梁は、人気の撮影スポットです。河川敷から見上げるアングルで、青空を背景にした旧塗装編成を撮影できます。特に天気の良い日は、車両の色が映えて美しい写真が撮れます。
| スポット | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 新宿駅 | 列車本数多い・アクセス良好 | ★★★★★ |
| 明大前駅 | 広いホーム・並び撮影可能 | ★★★★☆ |
| 聖蹟桜ヶ丘 | 風景との組み合わせ | ★★★★☆ |
| 高幡不動駅 | 車両基地隣接・留置車両も | ★★★★☆ |
| 多摩川橋梁 | 青空バックの絶景ポイント | ★★★★★ |
撮影時の注意事項
撮影の際は、安全と周囲への配慮を忘れないでください。ホームでは黄色い線の内側で撮影し、三脚の使用は控えましょう。踏切や線路敷地内への立ち入りは厳禁です。また、他の乗客や地域住民の迷惑にならないよう、マナーを守って撮影しましょう。
- 黄色い線の内側で撮影
- 三脚・脚立の使用禁止
- 線路敷地内への立ち入り厳禁
- 他の乗客の通行を妨げない
- フラッシュ撮影は控える
旧塗装のアイボリーとえんじ色は、順光(太陽を背にした状態)で撮影すると色が鮮やかに写ります。午前中は東向き、午後は西向きのスポットを選ぶと良いでしょう。
乗車体験レポート
旧塗装の7000系に乗車した際の体験をお伝えします。
車内の雰囲気
旧塗装編成の車内は、基本的に新塗装編成と同じです。座席モケットや内装は現代の仕様となっており、旧塗装時代のオリジナル内装ではありません。しかし、窓から見える車体の色は確かにアイボリーとえんじ色で、懐かしさを感じさせます。
- 窓越しに見えるアイボリーの車体色
- えんじ色の帯が走る様子
- 連結面から見る旧塗装の編成美
走行音と乗り心地
7000系は界磁チョッパ制御を採用しており、独特のモーター音がします。最新のVVVF車両とは異なる、昔ながらの電車らしい音を楽しめます。乗り心地は他の7000系と変わりませんが、旧塗装というだけで特別な気分になれます。
モーター音を堪能するなら、中間車両の車端部がおすすめ。加速時の「ヒューン」という独特の音色は、界磁チョッパ制御ならではの魅力です。
沿線住民の反応
旧塗装編成が走っていると、ホームで写真を撮る人や、車内で「懐かしい」と話す乗客を見かけます。特に年配の方々にとっては、若い頃の思い出が蘇るようで、笑顔で眺めている姿が印象的でした。
鉄道ファンの熱気
旧塗装編成には、鉄道ファンが多く乗車しています。カメラを構えて車内や車窓を撮影する人、熱心にメモを取る人など、様々なファンの姿が見られます。お互いに情報交換をする光景も見られ、ファン同士の交流の場にもなっています。
| 乗客タイプ | よく見られる行動 |
|---|---|
| 鉄道ファン | 車内外の撮影、運用メモ |
| シニア世代 | 懐かしそうに眺める、家族に説明 |
| 親子連れ | 子どもに昔の話をする |
| 一般利用者 | スマホで写真を撮る |
おすすめの乗車区間
旧塗装編成を堪能するなら、新宿から高尾山口までの長距離乗車がおすすめです。約50分の乗車時間で、都心から山間部まで変化する車窓を楽しめます。特に、調布以西の緑豊かな区間では、旧塗装の車体が自然に溶け込む美しい風景が見られます。
| 区間 | 新宿 → 高尾山口 |
| 所要時間 | 約50分(各停乗車時) |
| 見どころ | 都心→郊外→山間部の車窓変化 |
| おすすめ座席 | 進行方向左側(高尾山ビュー) |
京王7000系の今後

7000系は登場から40年が経過し、今後の動向が注目されています。
新型車両への置き換え
京王電鉄では、2017年から新型車両5000系を導入しています。5000系は座席指定列車「京王ライナー」にも使用される最新鋭車両で、7000系の置き換えも視野に入っています。今後、7000系は徐々に数を減らしていく見込みです。
引退の可能性
7000系の中でも初期に製造された車両は、製造から40年以上が経過しています。一般的に鉄道車両の寿命は40〜50年程度とされており、7000系も順次引退していく可能性があります。旧塗装編成も例外ではなく、いつまで見られるかは不透明です。
保存の可能性
引退後の7000系については、一部車両が保存される可能性があります。京王れーるランドには歴代の京王車両が保存展示されており、7000系も将来的に仲間入りするかもしれません。特に旧塗装編成は歴史的価値が高いため、保存が期待されます。
旧塗装復刻の継続
今回の旧塗装復刻が好評であれば、今後も復刻企画が継続される可能性があります。京王電鉄はファンサービスに積極的な会社として知られており、要望が多ければ他の編成でも旧塗装が復活するかもしれません。
記録に残す重要性
いつまで見られるかわからない旧塗装の7000系を、写真や動画で記録しておくことは重要です。将来、貴重な記録として価値を持つことでしょう。今のうちに、様々なアングルや場所で撮影しておくことをおすすめします。
京王れーるランドで学ぶ京王の歴史
京王電鉄の歴史を学ぶなら、京王れーるランドがおすすめです。
施設の概要
京王れーるランドは、多摩動物公園駅に隣接する鉄道テーマパークです。京王電鉄の歴史や車両について学べる展示が充実しており、子どもから大人まで楽しめます。入館料はリーズナブルで、気軽に訪れることができます。
| 京王れーるランド 施設情報 | |
|---|---|
| 所在地 | 東京都日野市程久保3-36-39 |
| 最寄駅 | 京王線 多摩動物公園駅 直結 |
| 営業時間 | 9:30〜17:30(最終入館17:00) |
| 定休日 | 毎週水曜日(祝日の場合は翌日) |
| 入館料 | 大人310円、子ども100円 |
保存車両の展示
施設内には、京王電鉄で活躍した歴代の車両が保存展示されています。旧5000系や6000系など、かつて旧塗装をまとっていた車両も見ることができます。現役時代の姿を間近で見られる貴重な機会です。
- デハ6438号車:6000系の先頭車、旧塗装で保存
- クハ5723号車:旧5000系の貴重な保存車
- デハ2410号車:緑色時代の京王電車
- 玉南電気鉄道デ51:歴史的価値の高い車両
運転シミュレーター
京王線の運転を体験できるシミュレーターがあります。実際の運転台を使用したリアルな体験ができ、大人にも人気のアトラクションです。旧塗装時代の映像が使われているシミュレーターもあるかもしれません。
ミニ電車の乗車
屋外にはミニ電車が走っており、実際に乗車することができます。子ども連れの家族に人気のアトラクションで、京王線の車両をモチーフにしたかわいい電車です。
- まず保存車両で旧塗装の実物を観察
- 運転シミュレーターで運転士気分を体験
- ミニ電車で子どもと一緒に乗車体験
- グッズショップで限定品をチェック
- 隣の多摩動物公園と合わせて一日プランに
グッズショップ
施設内のグッズショップでは、京王電鉄オリジナルグッズが購入できます。7000系旧塗装関連のグッズも販売されていることがあるため、ファンは要チェックです。限定品は早めに売り切れることもあるので、見つけたら即購入がおすすめです。
- 7000系旧塗装 Nゲージ模型
- 旧塗装デザインのクリアファイル
- 京王電車キーホルダー
- オリジナル方向幕タオル
他の復刻塗装車両との比較
京王7000系以外にも、復刻塗装を施された車両は各地にあります。各社の復刻塗装を比較してみましょう。
東武8000系の復刻塗装
東武鉄道では、8000系電車にセイジクリーム塗装を復刻した編成があります。東武の伝統色であるクリーム色は、京王の旧塗装とは異なる雰囲気ですが、同様に懐かしさを感じさせます。
- 塗装色:セイジクリーム(薄いクリーム色)
- 登場年:1963年
- 運用路線:東武スカイツリーライン、東武アーバンパークラインなど
- 復刻時期:2010年代から順次実施
西武2000系の復刻塗装
西武鉄道でも、2000系電車に黄色一色の旧塗装を復刻した編成が走っています。西武の黄色い電車は「西武イエロー」として親しまれており、京王の旧塗装と並んで私鉄の伝統色を代表する存在です。
- 塗装色:西武イエロー(鮮やかな黄色)
- 登場年:1977年
- 運用路線:西武新宿線、西武池袋線など
- 復刻時期:引退間近の編成で実施
復刻塗装ブームの背景
近年、各鉄道会社で復刻塗装車両が増えています。この背景には以下のような理由があります。
- ノスタルジーへの対応:鉄道ファンや沿線住民の懐かしむ声に応える
- 企業ブランディング:会社の歴史と伝統をアピールする
- SNS効果:写真映えする車両で話題を創出、拡散を狙う
- 記念イベント:周年記念などの節目に合わせた企画として実施
- 車両延命:引退前の車両に注目を集め、最後の活躍を盛り上げる
京王旧塗装の特徴
京王の旧塗装は、他社の復刻塗装と比べて独自の魅力があります。
- 落ち着いた配色:アイボリーとえんじ色の上品な組み合わせ
- 知的な印象:他社の原色系とは一線を画す洗練されたデザイン
- 街並みとの調和:沿線の住宅街に自然と溶け込む色合い
- 長い歴史:1963年から約40年間使用された伝統のカラー
復刻塗装の価値
復刻塗装車両は、単なるノスタルジーを超えた価値を持っています。
| 世代 | 復刻塗装の受け止め方 |
|---|---|
| シニア世代 | 現役時代の思い出が蘇り、懐かしさを感じる |
| 中堅世代 | 子どもの頃の記憶とリンクし、親世代との話題に |
| 若い世代 | 新鮮なデザインとして興味を持ち、鉄道の歴史を学ぶきっかけに |
| 子ども | 「特別な電車」として記憶に残り、鉄道への関心が芽生える |
復刻塗装は、鉄道会社と乗客・ファンをつなぐ架け橋です。京王、東武、西武など各社の復刻塗装を巡る「復刻塗装めぐり」も、鉄道ファンの新しい楽しみ方として注目されています。
旧塗装を見に行くためのアクセスガイド
旧塗装の7000系を見に行くための、アクセス方法と周辺情報を紹介します。
新宿駅へのアクセス
京王線の始発駅である新宿駅は、JR各線、小田急線、東京メトロ、都営地下鉄が乗り入れる巨大ターミナルです。京王線の改札は西口地下にあり、JR新宿駅からは徒歩3〜5分程度でアクセスできます。地下通路で繋がっているため、雨の日でも濡れずに移動可能です。
| 出発駅 | 京王線新宿駅への行き方 | 所要時間 |
|---|---|---|
| JR新宿駅 | 西口から地下通路を直進 | 徒歩3〜5分 |
| 小田急新宿駅 | 西口地下改札から連絡通路 | 徒歩2〜3分 |
| メトロ丸ノ内線 | A10出口から地上経由 | 徒歩5分 |
| 都営新宿線 | 京王新線口に直結 | 徒歩1分 |
沿線の観光スポット
旧塗装の7000系を追いかけながら、沿線の観光も楽しめます。高尾山は都心から約1時間でアクセスできる自然豊かな山で、登山やケーブルカーが人気です。府中には大國魂神社や東京競馬場があり、多摩動物公園は家族連れに人気のスポットです。
- 高尾山(高尾山口駅):ミシュラン三つ星の人気登山スポット
- 多摩動物公園(多摩動物公園駅):広大な敷地の動物園
- 大國魂神社(府中駅):1900年の歴史を持つ古社
- 東京競馬場(府中競馬正門前駅):日本最大級の競馬場
- 聖蹟桜ヶ丘(聖蹟桜ヶ丘駅):「耳をすませば」の舞台
京王れーるランドへのアクセス
京王れーるランドは多摩動物公園駅に隣接しています。新宿駅から特急と各駅停車を乗り継いで約40分でアクセスできます。駅から徒歩1分という好立地で、多摩動物公園との組み合わせで一日楽しめます。営業時間は9:30〜17:30(最終入館17:00)で、水曜日が定休日です。
おすすめの一日プラン
朝、新宿駅で旧塗装編成を待ち、運よく乗車できたら高尾山口まで乗り通します。高尾山でハイキングを楽しんだ後、帰りも旧塗装編成を狙って新宿方面へ。途中、調布や府中で途中下車して沿線グルメを楽しむのもおすすめです。
| 8:00 | 新宿駅で旧塗装編成を待機・撮影 |
| 9:00 | 高尾山口行きに乗車(旧塗装なら最高!) |
| 10:00 | 高尾山ハイキング開始 |
| 13:00 | 山頂でランチ、下山 |
| 15:00 | 高幡不動駅で途中下車、多摩動物公園へ |
| 16:00 | 京王れーるランドで保存車両見学 |
| 17:30 | 新宿方面へ帰路(再び旧塗装を狙う) |
季節ごとの見どころ
春は沿線の桜と旧塗装の組み合わせが美しく、特に多摩川沿いは絶好の撮影ポイントです。秋は高尾山の紅葉シーズンで、山をバックにした旧塗装の写真が撮れます。夏は新宿駅の地下ホームが涼しく、冬は澄んだ空気で遠くの山々まで見渡せます。
| 季節 | おすすめポイント | 撮影スポット |
|---|---|---|
| 春(3〜4月) | 桜と旧塗装のコラボ | 多摩川沿い、聖蹟桜ヶ丘 |
| 夏(7〜8月) | 地下ホームで快適撮影 | 新宿駅、調布駅 |
| 秋(10〜11月) | 紅葉と旧塗装のコラボ | 高尾山口駅付近 |
| 冬(12〜2月) | 澄んだ空気で遠景クリア | 多摩川橋梁 |
京王線の歴史と7000系の位置づけ
京王7000系がどのような歴史的背景で誕生したのか、京王線の歴史とともに振り返ります。
京王電鉄の歴史
京王電鉄の前身である京王電気軌道は、1913年に新宿〜調布間で開業しました。その後、路線を延伸し、1926年には高尾山口まで開通。1945年に帝都電鉄と合併して現在の京王帝都電鉄となり、2003年に京王電鉄に社名変更しました。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1913年 | 京王電気軌道が新宿〜調布間で開業 |
| 1926年 | 高尾山口まで延伸開通 |
| 1945年 | 帝都電鉄と合併、京王帝都電鉄に |
| 1963年 | 5000系登場、旧塗装(京王カラー)採用 |
| 1984年 | 7000系登場、ステンレス車体を本格採用 |
| 2001年 | 新塗装への変更開始 |
| 2003年 | 京王電鉄に社名変更 |
| 2024年 | 7000系旧塗装復刻 |
旧塗装の起源
アイボリーとえんじ色の配色は、1963年に登場した5000系から採用されました。それ以前の京王車両は緑色を基調としていましたが、5000系で大幅にイメージチェンジ。この新しい配色は「京王カラー」として定着し、その後の6000系、7000系へと受け継がれました。
- 〜1962年:緑色ベースの塗装
- 1963年〜:アイボリー+えんじ色(旧塗装)
- 2001年〜:ステンレス地+ピンク・ベージュ帯(新塗装)
7000系の技術的特徴
7000系は、京王電鉄で初めて界磁チョッパ制御を採用した車両です。これにより、従来の抵抗制御に比べて大幅な省エネルギー化を実現しました。また、ステンレス車体の本格採用も7000系が初めてで、軽量化と長寿命化を同時に達成しています。
- 界磁チョッパ制御:省エネ性能が飛躍的に向上
- ステンレス車体:軽量化と長寿命化を両立
- 回生ブレーキ:ブレーキ時の電力を架線に戻す
- 冷房完備:全車両に冷房装置を搭載
後継車両との関係
7000系の後継として、1992年に8000系、2000年に9000系が登場しました。これらの車両は最初から新塗装(ステンレス地にピンクとベージュの帯)で登場しており、旧塗装が施されたのは7000系が最後の世代となっています。
京王線の現在の車両構成
現在の京王線には、7000系、8000系、9000系、そして最新の5000系が在籍しています。7000系は最も古い世代ですが、まだ多くの編成が現役で活躍中です。旧塗装復刻によって、7000系の存在感が改めて注目されています。
| 形式 | 登場年 | 特徴 | 塗装 |
|---|---|---|---|
| 7000系 | 1984年 | 界磁チョッパ制御 | 旧塗装→新塗装 |
| 8000系 | 1992年 | VVVF制御 | 新塗装のみ |
| 9000系 | 2000年 | 軽量ステンレス | 新塗装のみ |
| 5000系 | 2017年 | 京王ライナー対応 | 新デザイン |
旧塗装ファンの声
旧塗装復刻に対する、ファンや沿線住民の声を紹介します。
「懐かしい思い出が蘇る」
「子どもの頃、毎日この色の電車で通学していました。久しぶりに見ると、当時の思い出が鮮明に蘇ってきます。復刻してくれた京王電鉄に感謝です」(50代男性・調布市在住)
「写真を撮りに毎週通っています」
「旧塗装が復刻されてから、毎週末のように京王線沿線に通っています。新塗装とは違う重厚感があって、撮り甲斐があります。いつまで走るかわからないので、今のうちにたくさん記録しておきたい」(30代男性・鉄道ファン)
「子どもに昔の電車を見せられて嬉しい」
「自分が若い頃に乗っていた電車を、子どもに見せることができて感激です。『昔はこの色だったんだよ』と教えると、子どもも興味津々で見ています」(40代女性・府中市在住)
「新塗装より落ち着いて好き」
「正直、新塗装のピンクはちょっと派手に感じていました。旧塗装のえんじ色は落ち着いていて、沿線の風景に馴染む気がします。できればずっとこの色で走ってほしい」(60代男性・八王子市在住)
「SNSで話題になって嬉しい」
「旧塗装の写真をSNSに投稿したら、たくさんの反応がありました。地元の電車がこんなに注目されるのは嬉しいです。京王線の魅力が広まってほしいですね」(20代女性・多摩市在住)
旧塗装を見かけたら、ぜひ写真を撮ってSNSで共有してください。#京王7000系 #旧塗装 などのハッシュタグで、ファン同士の情報交換が活発に行われています。
よくある質問
Q: 旧塗装の7000系はいつまで見られますか?
A: 京王電鉄から正式な運行終了日は発表されていません。記念企画として期間限定の可能性もあるため、見たい方は早めに訪れることをおすすめします。最新情報は京王電鉄の公式サイトやSNSでご確認ください。
Q: 旧塗装編成の運用はどこで確認できますか?
A: 京王電鉄の公式発表や、鉄道ファンのSNSで情報が共有されることがあります。ただし、運用は日々変わるため、確実に見られる保証はありません。複数回訪問することで確率を上げることができます。
Q: 旧塗装は他の路線でも見られますか?
A: 旧塗装の7000系は主に京王線・相模原線で運用されています。井の頭線では7000系は走っていないため、見ることはできません。京王線系統の駅で待つのがおすすめです。
Q: 撮影におすすめの時間帯はありますか?
A: 朝夕のラッシュ時間帯は運用本数が多いため、出会える確率が高くなります。また、順光で撮影できる時間帯(午前は東向き、午後は西向きのスポット)を選ぶと、きれいな写真が撮れます。
Q: 関連グッズはどこで買えますか?
A: 京王れーるランドのグッズショップや、京王線主要駅の売店で購入できます。限定品は売り切れることもあるため、見つけたら早めの購入をおすすめします。オンラインショップでも一部販売されています。
まとめ
京王7000系の旧塗装は、アイボリーとえんじ色という京王電鉄の伝統的なカラーリングを今に伝える貴重な存在です。2024年に復刻された旧塗装編成は、鉄道ファンはもちろん、沿線住民にとっても懐かしい思い出を呼び起こす特別な車両となっています。
旧塗装の7000系を見る・乗る・撮影するためには、運用情報のチェックが欠かせません。SNSやファンサイトで最新情報を確認し、新宿駅や明大前駅、多摩川橋梁などの撮影スポットを訪れてみてください。いつまで見られるかわからない貴重な機会を、ぜひ楽しんでください。
7000系は登場から40年が経過し、今後は新型車両への置き換えが進む見込みです。旧塗装編成も含め、今のうちに記録に残しておくことをおすすめします。京王れーるランドで京王の歴史を学びながら、現役の旧塗装編成を追いかけてみてはいかがでしょうか。京王線沿線には魅力的なスポットも多く、鉄道と観光を組み合わせた一日を過ごすことができます。

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