東北新幹線「やまびこ」は自由席が設定されている貴重な列車です。「はやぶさ」や「はやて」が全車指定席なのに対し、やまびこなら追加料金なしで気軽に利用できます。
しかし、自由席を利用する際に気になるのが「座れるかどうか」ではないでしょうか。せっかく自由席で節約しても、立ったまま長時間過ごすのは辛いものです。
この記事では、やまびこ自由席の位置(何号車か)、座れる確率、混雑を避けるコツを詳しく解説します。東京〜仙台間などを快適に移動するための参考にしてください。
やまびこ自由席は何号車にある?

やまびこの自由席の位置は、編成によって異なります。まずは基本的な号車配置を確認しましょう。
10両編成の場合
やまびこの多くは10両編成で運行されています。使用される車両はE5系、H5系、E2系のいずれかです。
E5系・H5系を使用する10両編成では、1〜5号車が自由席です。ただし、列車によっては1〜4号車のみが自由席の場合もあります。
E2系を使用する10両編成では、1〜6号車が自由席となっています。E2系の方が自由席の車両数が多いため、座れる確率が高まります。
乗車前に、どの車両が自由席かを確認しておくことをおすすめします。駅の電光掲示板や車両側面の表示で確認できます。
17両編成の場合
一部のやまびこは、E5系(またはH5系)とE6系を連結した17両編成で運行されています。
・12〜17号車:E6系の自由席
・合計9両が自由席
17両編成のやまびこは自由席の座席数が非常に多いため、座れる確率が格段に上がります。
特に12〜17号車(E6系部分)は穴場です。多くの乗客が「自由席は1〜5号車」と思い込んでいるため、E6系の自由席は比較的空いていることが多いです。
17両編成やまびこの運行列車
17両編成で運行されるやまびこは限られています。2025年3月ダイヤ改正時点の主な列車を紹介します。
東京発(仙台・盛岡方面)の17両編成やまびこは以下の通りです。
・やまびこ53号
・やまびこ205号
・やまびこ219号
・やまびこ223号
仙台・盛岡発(東京方面)の17両編成やまびこは以下の通りです。
・やまびこ126号
・やまびこ152号
・やまびこ204号
・やまびこ220号
これらの列車を狙えば、自由席でも座れる可能性がかなり高くなります。
やまびこ自由席の料金
やまびこ自由席の料金は、はやぶさの指定席と比べてお得です。具体的な料金を確認しましょう。
東京〜仙台間の料金
東京〜仙台間の新幹線料金を比較します。
・やまびこ指定席:11,090円
・やまびこ自由席:10,560円
やまびこ自由席は、はやぶさ指定席より850円安くなります。往復で利用すれば1,700円の節約です。
自由席料金は通年同額で、繁忙期や最繁忙期でも値上がりしません。一方、指定席は時期によって200〜400円の変動があります。
その他の区間の料金
主要区間のやまびこ自由席料金をまとめます。
・東京〜宇都宮:4,490円
・東京〜郡山:7,810円
・東京〜福島:8,580円
・東京〜盛岡:13,840円
・仙台〜盛岡:5,360円
いずれも指定席より530円安くなっています。
割引きっぷの活用
やまびこ自由席をさらにお得に利用する方法があります。
学生割引を利用すると、東京〜仙台間の自由席料金は約9,350円になります。学生証を持参して、みどりの窓口で購入してください。
えきねっとトクだ値は、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」の会員向け割引きっぷです。早めに予約することで、通常料金より安く乗車できます。ただし、トクだ値は指定席のみの設定で、自由席には適用されません。
往復割引は601km以上の区間で適用されますが、東京〜仙台間(約351km)は対象外です。東京〜盛岡間(約535km)も対象外となります。
やまびこ自由席は座れる?混雑状況を解説
やまびこ自由席で座れるかどうかは、曜日や時間帯によって大きく異なります。
平日の混雑状況
平日のやまびこ自由席は、比較的座りやすい傾向にあります。
朝の通勤時間帯(7〜9時台)は混雑します。東京発の下り列車は出張客で混み合うため、発車15〜20分前から並ぶことをおすすめします。
日中(10〜15時台)は空いています。発車5〜10分前に並べば、ほぼ確実に座れます。特に200番台の各駅停車タイプは空席が目立つことも珍しくありません。
夕方〜夜(17〜20時台)は帰宅ラッシュで混雑します。特に仙台発東京行きは、ビジネス客の帰京が集中するため要注意です。
土日祝日の混雑状況
土日祝日は観光客が増えるため、平日より混雑する傾向にあります。
・日曜夕方(仙台発):Uターンで非常に混雑
・3連休最終日:特に混雑が激しい
日曜日の夕方〜夜は、週末を仙台や東北で過ごした観光客がUターンするため、最も混雑する時間帯です。この時間帯は指定席を確保するか、早めに並ぶ必要があります。
繁忙期の混雑状況
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始などの繁忙期は、やまびこ自由席も非常に混雑します。
特に混雑するのは以下の日程です。
・GW初日と最終日
・お盆の帰省ピークとUターンピーク
・年末の12月29〜30日
・年始の1月2〜3日
繁忙期は発車30分以上前から並ぶ覚悟が必要です。立ち席になる可能性も高いため、確実に座りたい場合は指定席を予約することをおすすめします。
座れる確率を上げる7つのコツ
やまびこ自由席で座れる確率を上げるためのテクニックを紹介します。
1. 17両編成のやまびこを狙う
前述の通り、17両編成のやまびこは自由席が9両もあります。10両編成の自由席(4〜6両)と比べて、座席数が1.5〜2倍以上です。
時刻表で17両編成の列車を確認し、可能であればその列車に合わせてスケジュールを組みましょう。
2. 12〜17号車を狙う
17両編成の場合、E6系部分の12〜17号車は穴場です。
多くの乗客が1〜5号車に集中するため、12号車以降は相対的に空いています。特にホームの端にある15〜17号車は、階段やエスカレーターから遠いため、さらに空いている傾向にあります。
3. 2号車を第一候補にする
10両編成の場合、2号車を狙うのがおすすめです。
1号車は先頭車両で座席数がやや少ないのに対し、2号車は座席数が最も多い車両の一つです。1号車に並ぶ乗客が多いため、2号車の方が座れる確率が高いことがあります。
4. 200番台のやまびこを選ぶ
やまびこには列車番号によって停車パターンが異なります。
200番台のやまびこは、東京〜仙台間のほぼ全ての駅に停車する各駅停車タイプです。所要時間は2時間30分程度と長くなりますが、最も空いている列車でもあります。
時間に余裕がある場合は、200番台のやまびこを選ぶことで座れる確率が大幅に上がります。
5. 始発駅から乗車する
東京駅や仙台駅など、始発駅から乗車すれば座れる確率が上がります。
途中駅からの乗車では、すでに満席になっている可能性があります。上野駅や大宮駅から乗車する場合は、早めに並ぶか、17両編成の列車を選ぶなどの工夫が必要です。
6. 発車15〜20分前には並ぶ
確実に座りたい場合は、発車15〜20分前にはホームに到着して並びましょう。
平日の日中なら5〜10分前でも座れることが多いですが、朝夕のラッシュ時や土日祝日は早めの行動が必要です。
7. 大宮駅での入れ替わりを狙う
東京発の下り列車で座れなかった場合、大宮駅で降りる乗客の席を狙う方法があります。
大宮駅は埼玉県の主要駅で、東京〜大宮間のみ利用する乗客が一定数います。大宮駅到着前にデッキに移動し、降りる人の近くで待機すれば、空いた席を確保できる可能性があります。
やまびこの停車駅と所要時間

やまびこの停車駅と所要時間を確認しましょう。
停車駅パターン
やまびこの停車駅は列車によって異なります。大きく分けて3つのパターンがあります。
速達タイプは、東京、上野、大宮、宇都宮、郡山、福島、仙台に停車します。東京〜仙台間を約2時間で結びます。
準速達タイプは、上記に加えて白石蔵王や一部の駅に停車します。
各駅停車タイプ(200番台)は、東京〜仙台間のほぼ全ての駅に停車します。所要時間は約2時間30分です。
主要区間の所要時間
やまびこの主要区間における所要時間の目安です。
・東京〜福島:約1時間40分
・東京〜仙台:約2時間(速達)〜2時間30分(各停)
・東京〜盛岡:約3時間18分
・仙台〜盛岡:約1時間15分
速達タイプと各駅停車タイプでは、東京〜仙台間で約30分の差があります。座れる確率を優先するか、所要時間を優先するかで選びましょう。
はやぶさとの所要時間比較
同じ東京〜仙台間でも、はやぶさとやまびこでは所要時間が異なります。
はやぶさは東京〜仙台間を最速1時間31分で結びます。やまびこの速達タイプ(約2時間)と比べると、約30分の差があります。
ただし、はやぶさは全車指定席のため、自由席を利用したい場合はやまびこを選ぶ必要があります。
やまびことはやぶさの違い
やまびことはやぶさの違いを整理しておきましょう。
自由席の有無
最も大きな違いは自由席の有無です。
やまびこは自由席が設定されており、予約なしでも乗車できます。一方、はやぶさは全車指定席のため、事前に座席を予約する必要があります。
「予定が決まっていない」「急に乗ることになった」という場合は、やまびこの自由席が便利です。
料金の違い
はやぶさは速達列車のため、やまびこより料金が高く設定されています。
東京〜仙台間の場合、はやぶさ指定席は11,410円、やまびこ指定席は11,090円、やまびこ自由席は10,560円です。やまびこ自由席なら、はやぶさ指定席より850円安くなります。
所要時間の違い
はやぶさは停車駅が少ないため、所要時間が短くなります。
東京〜仙台間の最速所要時間は、はやぶさが約1時間31分、やまびこが約1時間46分(最速達の124号・131号)です。通常のやまびこは約2時間かかります。
時間を優先するならはやぶさ、料金を優先するならやまびこ自由席という選び方が基本です。
運行区間の違い
はやぶさは東京〜新青森・新函館北斗間を運行しています。盛岡以北に向かう場合は、はやぶさを利用することになります。
やまびこは基本的に東京〜盛岡間の運行です。仙台で終点となる列車も多くあります。
盛岡より先に行く場合は、盛岡駅ではやぶさに乗り換えるか、最初からはやぶさを利用する必要があります。
自由席に乗る際の注意点
やまびこ自由席を利用する際の注意点をまとめます。
座席が確保できない可能性
自由席は座席が保証されていません。混雑時は立ったまま移動することになる可能性があります。
特に繁忙期や土日の夕方は、長時間立ち続けることもあり得ます。体力に自信がない方や、荷物が多い方は、指定席を予約した方が無難です。
つばさ連結の場合の注意
やまびこは山形新幹線「つばさ」と連結して運行することがあります。
この場合、やまびこ部分とつばさ部分は福島駅で分離します。仙台・盛岡方面に向かう場合はやまびこ部分(1〜10号車)に乗車してください。
間違えてつばさ部分(11〜17号車)に乗ると、福島駅から山形方面に行ってしまいます。
グランクラスは指定席のみ
やまびこにもグランクラス(10号車)が設定されている列車がありますが、グランクラスは指定席のみです。自由席では利用できません。
グランクラスを利用したい場合は、事前に座席を予約してください。
コンセントの位置
やまびこの普通車には窓側席にコンセントが設置されています。スマートフォンやノートパソコンを充電したい場合は、窓側席を確保しましょう。
自由席で窓側席が空いていない場合は、充電ができないことを覚悟しておいてください。
おすすめの座席の選び方
やまびこ自由席で快適に過ごすための座席の選び方を紹介します。
窓側席か通路側席か
窓側席と通路側席には、それぞれメリットがあります。
窓側席は景色を楽しめること、コンセントが使えることがメリットです。一方、トイレに行く際に隣の人に声をかける必要があります。
通路側席は移動が楽なこと、荷物の出し入れがしやすいことがメリットです。ただし、窓側の人が通るたびに立ち上がる必要があります。
長時間乗車する場合は窓側席、途中駅で降りる場合は通路側席がおすすめです。
2人掛けと3人掛けの選び方
新幹線の普通車は、窓側から2人掛け・通路・3人掛けの配置になっています。
1人で乗車する場合は、2人掛け席の窓側がおすすめです。隣が1席だけなので、3人掛けより快適に過ごせます。
2人で乗車する場合は、2人掛け席を並んで確保しましょう。3人掛け席だと、間に知らない人が座る可能性があります。
車両の前方か後方か
車両内で前方か後方かによっても、快適さが変わります。
前方の座席はデッキへの出入りがしやすく、途中駅で降りる場合に便利です。後方の座席はリクライニングを気兼ねなく倒せるメリットがあります。
トイレに近い席は便利ですが、人の往来が多くなります。静かに過ごしたい場合は、トイレから離れた席を選びましょう。
よくある質問
やまびこ自由席に関するよくある質問に回答します。
自由席は予約できますか?
自由席は予約できません。当日、駅の窓口や券売機で乗車券と自由席特急券を購入し、そのまま乗車します。
自由席は座席が指定されていないため、空いている席に自由に座ることができます。ただし、満席の場合は立ち席となります。
自由席と指定席はどちらがお得ですか?
自由席の方が530円安いため、料金面ではお得です。
ただし、混雑時に座れないリスクがあります。確実に座りたい場合や、長時間乗車する場合は、530円の差額を払って指定席を選ぶ価値があります。
子供料金はいくらですか?
小学生の子供は、大人料金の半額で乗車できます。
例えば、東京〜仙台間のやまびこ自由席は、大人10,560円に対して子供5,280円です。
未就学児(小学生未満)は、大人1人につき2人まで無料です。ただし、自由席で座席を使用する場合は子供料金がかかります。
途中下車はできますか?
乗車券が101km以上の場合、途中下車が可能です。
東京〜仙台間は約351kmあるため、途中下車が可能です。例えば、東京から仙台への途中で宇都宮に立ち寄ることができます。
ただし、特急券は途中下車すると前途無効になります。途中下車する駅ごとに特急券を分けて購入する必要があります。
荷物はどこに置けますか?
座席上の荷物棚に収納できます。標準的なキャリーバッグであれば問題なく収まります。
大型のスーツケースは荷物棚に入らない場合があります。その場合は、車両の最後部にある座席と壁の間のスペースを利用するか、足元に置くことになります。
2020年からは、特大荷物スペース付き座席の予約が必要になりましたが、これは指定席の話です。自由席では特大荷物を持ち込む場合、空いているスペースに置くことになります。
主要駅での乗車ガイド
やまびこ自由席に乗車する際の、主要駅での情報をまとめます。
東京駅での乗車
東京駅では、東北新幹線は20〜23番線から発車します。
やまびこは主に20番線と21番線を使用します。ホームに到着したら、自由席の号車位置に並びましょう。ホームの床面には号車番号の案内があるので、それを参考にしてください。
東京駅は始発駅のため、発車前から並べば座れる確率が高くなります。ただし、人気の時間帯は20分以上前から並んでいる人もいます。
東京駅では、駅弁やお土産を購入できる店舗がホームや改札内に多数あります。乗車前に食べ物や飲み物を調達しておくと、車内で快適に過ごせます。
上野駅での乗車
上野駅は東北新幹線の2番目の停車駅です。東京駅から乗車した場合、上野駅では既に多くの座席が埋まっています。
上野駅から自由席に乗車する場合は、発車15〜20分前には並んでおくことをおすすめします。空いている列車を選ぶか、17両編成の列車を狙うと座れる確率が上がります。
上野駅の新幹線ホームは地下にあります。JR在来線や私鉄からの乗り換えには時間がかかるため、余裕を持って駅に到着しましょう。
大宮駅での乗車
大宮駅は埼玉県のターミナル駅で、東北新幹線の利用者が多い駅です。
大宮駅から乗車する場合、すでに東京・上野からの乗客で座席が埋まっていることが多いです。特に朝の通勤時間帯は混雑します。
一方で、大宮駅で降りる乗客も一定数います。大宮駅到着時に空く席を狙う方法もあります。
大宮駅周辺には商業施設が充実しているため、乗車前の時間調整や買い物にも便利です。
仙台駅での乗車
仙台駅はやまびこの多くが終点または始発となる駅です。
東京方面に向かう場合、仙台駅発のやまびこなら始発なので座れる確率が高くなります。ただし、日曜夕方のUターンラッシュ時は混雑します。
仙台駅では牛タン弁当などの名物駅弁が購入できます。旅の思い出に、車内で東北グルメを楽しむのもおすすめです。
車内での過ごし方
やまびこ自由席で快適に過ごすためのポイントを紹介します。
車内設備の活用
やまびこの車内には、快適に過ごすための設備が整っています。
コンセントは窓側席に設置されています。スマートフォンやノートパソコンの充電に活用しましょう。ただし、通路側席にはコンセントがないため、モバイルバッテリーを持参すると安心です。
テーブルは前席の背面に設置されています。食事やパソコン作業に十分な広さがあります。
リクライニングは後ろの人に配慮しながら倒しましょう。急に倒すとトラブルの原因になります。
車内販売について
やまびこでは車内販売が行われています。
飲み物、お菓子、軽食などを購入できます。ただし、品揃えは限られているため、食事は乗車前に購入しておくことをおすすめします。
車内販売は全ての列車で行われているわけではありません。確実に購入したい場合は、駅で事前に調達しておきましょう。
Wi-Fiサービス
東北新幹線では無料Wi-Fiサービスが提供されています。
「JR-EAST FREE Wi-Fi」に接続し、メールアドレスを登録することで利用できます。通信速度は高速ではありませんが、メールチェックやウェブ閲覧には十分です。
トンネル区間では接続が不安定になることがあります。動画視聴など大容量の通信には向いていません。
トイレの場所
トイレは各車両の端に設置されています。
奇数号車と偶数号車の連結部分にトイレがあります。多機能トイレも設置されており、車いすの方やベビーカー連れの方も利用できます。
混雑時はトイレに行列ができることもあります。発車前にホームのトイレを利用しておくと安心です。
季節ごとの混雑傾向
やまびこ自由席の混雑状況は、季節によっても変わります。
春(3〜5月)
春は卒業旅行や入学式、転勤シーズンで利用者が増えます。
3月下旬から4月上旬は、転勤・異動に伴う移動が集中します。この時期は平日でも混雑することがあります。
ゴールデンウィークは1年で最も混雑する時期の一つです。特に連休初日と最終日は、発車30分以上前から並ぶ必要があります。
夏(6〜8月)
夏休みシーズンは観光客が増加します。
特にお盆期間(8月中旬)は非常に混雑します。帰省客とUターン客で、自由席は終日混み合います。
お盆を外せば、比較的空いている時期もあります。7月や8月下旬は穴場です。
秋(9〜11月)
秋は紅葉シーズンで東北観光が人気です。
10月〜11月の土日は、紅葉狩り目的の観光客で混雑します。特に東京発の午前中は要注意です。
3連休がある月は、連休中の混雑に注意が必要です。
冬(12〜2月)
年末年始は繁忙期です。
12月29日〜30日の下り列車、1月2日〜3日の上り列車は、1年で最も混雑する時期です。この時期は指定席の予約をおすすめします。
それ以外の冬季は比較的空いています。スキーシーズンの土日は若干混雑しますが、平日は空席が目立ちます。
東京〜仙台間の移動手段比較
やまびこ自由席以外の移動手段と比較してみましょう。
新幹線と高速バスの比較
東京〜仙台間は高速バスでも移動できます。
・高速バス(昼行):3,000〜5,000円/約5時間30分
・高速バス(夜行):4,000〜7,000円/約6時間
高速バスは料金が圧倒的に安いですが、所要時間は3倍以上かかります。時間を優先するなら新幹線、料金を優先するなら高速バスという選び方になります。
ビジネス利用や観光で効率よく移動したい場合は、やまびこ自由席がコストパフォーマンスに優れています。
やまびこと在来線の比較
在来線だけで東京から仙台に向かうことも可能です。
東北本線を乗り継いで移動する場合、乗車券は6,050円です。しかし、所要時間は7〜8時間かかります。乗り換えも複数回必要で、現実的な選択肢とは言えません。
青春18きっぷのシーズンなら在来線の旅も楽しいですが、通常は新幹線を利用するのが賢明です。
飛行機との比較
東京〜仙台間は飛行機での移動も可能ですが、便数は限られています。
仙台空港は仙台駅から仙台空港アクセス線で約25分の距離にあります。羽田空港からの便もありますが、空港へのアクセス時間や搭乗手続きを考えると、新幹線の方が便利なケースがほとんどです。
東京〜仙台間は新幹線が圧倒的に便利な区間と言えます。
乗り換え情報
やまびこの主要駅での乗り換え情報をまとめます。
仙台駅での乗り換え
仙台駅では、東北新幹線からJR在来線や仙台市地下鉄に乗り換えられます。
JR仙石線(石巻方面)、JR仙山線(山形方面)、JR東北本線(一ノ関・福島方面)への乗り換えが便利です。新幹線改札を出て、在来線の改札に向かいます。乗り換えには5〜10分程度見ておくと安心です。
仙台市地下鉄(南北線・東西線)への乗り換えは、西口または東口から徒歩3〜5分です。
盛岡駅での乗り換え
盛岡駅では、IGRいわて銀河鉄道やJR田沢湖線(秋田方面)に乗り換えられます。
秋田新幹線「こまち」への乗り換えも盛岡駅で行います。やまびこで盛岡まで来て、こまちに乗り換えて秋田に向かうルートも可能です。
福島駅での乗り換え
福島駅では、山形新幹線「つばさ」やJR奥羽本線に乗り換えられます。
やまびこで福島まで来て、つばさに乗り換えて山形・新庄方面に向かうこともできます。福島駅での乗り換え時間は10分程度確保しておくと安心です。
お得なきっぷ情報
やまびこ自由席をさらにお得に利用できるきっぷを紹介します。
週末パス
JR東日本が発売する「週末パス」は、土日の連続2日間、関東・甲信越・南東北エリアが乗り放題になるきっぷです。
・利用期間:土日の連続2日間
・新幹線自由席:乗り放題
週末パスがあれば、やまびこ自由席が2日間乗り放題になります。東京〜仙台間を往復するだけでも元が取れる計算です。
ただし、はやぶさ・こまち・はやて・スーパーこまちなどの全車指定席列車は利用できません。やまびこ・つばさ・なすの・たにがわなどの自由席に乗車できます。
えきねっとトクだ値
えきねっとトクだ値は、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」の会員向け割引きっぷです。
やまびこ指定席を割引価格で購入できます。割引率は列車や区間によって異なりますが、10〜35%程度安くなることが多いです。
ただし、トクだ値は指定席のみの設定で、自由席には適用されません。また、座席数に限りがあるため、早めの予約が必要です。
学生割引
学生割引は、JRの乗車券が2割引になる制度です。
学校で発行される「学割証」を持参して、みどりの窓口で購入します。東京〜仙台間の乗車券6,050円が約4,840円になります。
学割は乗車券のみの適用で、特急券には適用されません。それでも、やまびこ自由席の総額を約1,200円抑えられます。
まとめ:やまびこ自由席を賢く利用しよう
やまびこ自由席の情報をまとめます。
自由席の位置は編成によって異なります。10両編成では1〜5号車(または1〜6号車)、17両編成では1〜3号車と12〜17号車が自由席です。
料金ははやぶさ指定席より850円安く、東京〜仙台間で10,560円です。自由席料金は通年同額で、繁忙期でも値上がりしません。
座れる確率は、平日なら約70〜80%、休日でも約60〜70%です。ただし、朝夕のラッシュ時や繁忙期は混雑するため、早めに並ぶ必要があります。
座れる確率を上げるコツとして、17両編成のやまびこを狙う、12〜17号車を狙う、200番台の各駅停車を選ぶ、発車15〜20分前に並ぶなどの方法があります。
所要時間は東京〜仙台間で約2時間です。はやぶさ(約1時間31分)より30分ほど長くなりますが、自由席を利用できるメリットがあります。
やまびこ自由席は、料金を抑えたい方、予定が決まっていない方、気軽に新幹線を利用したい方におすすめです。この記事の情報を参考に、快適な東北新幹線の旅をお楽しみください。
最後に、やまびこ自由席を利用する際のポイントを再確認しておきましょう。混雑を避けるなら17両編成の列車を選ぶ、座席を確保したいなら発車15〜20分前には並ぶ、繁忙期は指定席の予約を検討する、といった点を意識すれば、快適な移動が実現できます。
週末パスや学割など、お得なきっぷも積極的に活用しましょう。東京〜仙台間を往復するだけでも、週末パスなら大幅に交通費を節約できます。
仙台では牛タンや笹かまぼこなど、東北ならではのグルメも楽しめます。車内で駅弁を味わいながら、車窓の風景を眺める新幹線の旅は格別です。
やまびこ自由席は、予約不要で気軽に利用できる点が最大の魅力です。この記事の情報を参考に、お得で快適な東北新幹線の旅をお楽しみください。

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