山陽・九州新幹線を利用する際、「さくら」と「みずほ」のどちらに乗ればいいのか迷う方は多いのではないでしょうか。
どちらも同じN700系車両を使用しており、車内設備もほぼ同じです。しかし、停車駅や料金、所要時間には明確な違いがあります。
この記事では、さくらとみずほの違いを停車駅、料金、座席、所要時間などの観点から詳しく解説します。目的や予算に合った列車選びの参考にしてください。
さくらとみずほの基本的な違い

まず、さくらとみずほの基本的な位置づけを確認しましょう。
列車種別としての違い
山陽・九州新幹線には、みずほ、さくら、つばめの3種類の列車種別があります。
・さくら:速達列車(停車駅がやや多い)
・つばめ:各駅停車タイプ
みずほは新大阪〜鹿児島中央間を最短で結ぶ列車で、主要駅のみに停車します。一方、さくらは停車駅がやや多く、より多くの駅をカバーしています。
運行区間の違い
みずほとさくらは運行区間にも違いがあります。
みずほは基本的に新大阪〜鹿児島中央間の全区間を走ります。全列車が鹿児島中央駅まで直通しており、途中駅で折り返す列車はありません。
さくらは運行パターンが多様です。新大阪〜鹿児島中央間を走る列車のほか、新大阪〜熊本、新大阪〜博多、博多〜鹿児島中央など、さまざまな区間で運行されています。
のぞみとの違いも押さえておこう
山陽新幹線では、のぞみも多く運行されています。みずほ・さくらとの違いを理解しておくと、列車選びの幅が広がります。
のぞみの運行区間
のぞみは東海道・山陽新幹線を走る列車です。東京〜博多間を直通運転しており、山陽新幹線区間だけでなく東海道新幹線区間もカバーしています。
一方、みずほ・さくらは山陽・九州新幹線の列車です。東海道新幹線には乗り入れていないため、東京方面には直通できません。
東京から博多へ行く場合はのぞみ一択です。博多から九州新幹線に乗り継いで鹿児島中央を目指すことになります。
車両と座席の違い
のぞみはN700系またはN700S系の16両編成を使用しています。みずほ・さくらはN700系の8両編成です。
座席配置に大きな違いがあります。のぞみの普通車は全車両が2列×3列の配置です。みずほ・さくらの普通車指定席は2列×2列で、座席幅も広くなっています。
同じ区間を同じ料金で移動するなら、みずほ・さくらの指定席の方がゆったり座れます。
博多駅での乗り継ぎ
東京方面から鹿児島中央へ向かう場合、博多駅での乗り継ぎが必要です。
博多駅ではのぞみとみずほ・さくらが同じホームに停車します。乗り換え時間は最短で5分程度ですが、余裕を持って10〜15分は確保しておくと安心です。
乗り継ぎ時間が長い場合は、博多駅構内の飲食店で休憩することもできます。
停車駅の違いを徹底比較
さくらとみずほを選ぶ際、最も重要なのが停車駅の違いです。
みずほの停車駅
みずほの全列車停車駅は以下の通りです。
このほか、一部の列車は以下の駅にも停車します。
・姫路駅(一部列車)
・福山駅(一部列車)
・新山口駅(一部列車)
・久留米駅(一部列車)
・川内駅(一部列車)
2025年3月のダイヤ改正で、福山駅と新山口駅が定期みずほの停車駅に加わりました。以前は臨時列車でしか停車しませんでしたが、現在は定期列車でも利用できるようになっています。
さくらの停車駅
さくらはみずほよりも停車駅が多く、停車パターンも多様です。
全列車が停車する駅は以下の通りです。
新大阪、岡山、広島、博多、熊本、川内、鹿児島中央
このほか、多くの列車が停車する駅として以下があります。
・新神戸駅
・福山駅
・小倉駅
・新鳥栖駅
・久留米駅
さらに、一部列車が停車する駅もあります。
みずほが通過する駅でも、さくらなら停車することがあります。目的地によっては、さくらでしかアクセスできない場合もあるので注意が必要です。
停車駅の違いまとめ
両列車の停車駅の違いをまとめると、以下のようになります。
みずほは主要駅を結ぶ最速列車として、停車駅を絞り込んでいます。新大阪から博多まで8駅にしか停車しません。
一方、さくらは利便性を重視し、より多くの駅をカバーしています。同じ区間でも10駅以上に停車する列車があります。
料金の違いを詳しく解説

さくらとみずほでは、利用する座席タイプによって料金が異なります。
自由席料金は同額
自由席を利用する場合、さくらでもみずほでも料金は同じです。のぞみ、ひかり、こだまも含めて、山陽新幹線の自由席料金は全列車で統一されています。
主な区間の自由席料金(運賃+特急料金)は以下の通りです。
・新大阪〜博多:14,750円
・新大阪〜熊本:18,900円
・新大阪〜鹿児島中央:22,210円
・博多〜熊本:5,040円
・博多〜鹿児島中央:10,450円
自由席を利用するなら、料金面でさくらとみずほの違いを気にする必要はありません。
指定席料金はみずほが高い
指定席を利用する場合、みずほはさくらよりも料金が高くなります。
・さくら指定席:15,280円
・差額:740円
この差額は「のぞみ・みずほ加算料金」と呼ばれ、最速達列車への追加料金として設定されています。
区間によって加算料金は異なります。
・新大阪〜岡山方面:320円
・新大阪〜広島方面:530円
・新大阪〜博多方面:740円
長距離になるほど加算料金も大きくなる仕組みです。
グリーン車料金の違い
グリーン車を利用する場合も、みずほはさくらより高くなります。加算料金の考え方は指定席と同じです。
ただし、グリーン車を利用するほど長距離の場合、740円程度の差額はあまり気にならないかもしれません。それよりも所要時間や停車駅を優先して選ぶ方が多いでしょう。
割引きっぷを使う場合
EX予約やスマートEXなどの割引きっぷを使う場合も、みずほとさくらで料金が異なることがあります。
例えば、EX早特7(7日前までの予約で割引)を利用した新大阪〜博多間の料金は、のぞみ・みずほ・さくらいずれも13,600円です。この場合は差がありません。
一方、通常のEX予約では、のぞみ・みずほ利用時の方が高くなります。
割引きっぷを購入する際は、料金を確認してから列車を選ぶことをおすすめします。
所要時間の違いを比較
停車駅の数が違うため、所要時間にも差が生じます。
主要区間の所要時間
みずほとさくらの主要区間における所要時間を比較します。
・さくら:約2時間35分
・差:約12分
新大阪〜熊本間の所要時間です。
・みずほ:約2時間53分
・さくら:約3時間15分
・差:約22分
新大阪〜鹿児島中央間の所要時間です。
・みずほ:約3時間42分
・さくら:約4時間5分
・差:約23分
時間差をどう考えるか
新大阪〜博多間で約12分、新大阪〜鹿児島中央間で約23分の差があります。
この時間差をどう評価するかは、利用者の状況によります。
急いでいる場合は、10〜20分の差は大きいでしょう。確実に早く着きたいならみずほを選ぶべきです。
一方、時間に余裕がある場合は、さくらを選んで指定席料金を節約するのも賢い選択です。新大阪〜博多間なら740円の差額で、所要時間は12分しか変わりません。
乗り継ぎを考慮する場合
目的地や乗り継ぎの都合によっては、さくらの方が便利なこともあります。
例えば、久留米駅で下車したい場合、みずほはほとんどの列車が通過します。さくらなら停車する列車が多いので、乗り継ぎなしで到着できます。
全体の移動時間を考えると、さくらで直接行く方が早い場合もあるのです。
座席の違いと快適性
さくらとみずほは同じN700系車両を使用しているため、座席の仕様は同じです。
普通車指定席の座席配置
両列車とも、普通車指定席は2列×2列の配置です。
これは山陽新幹線の「のぞみ」の普通車指定席(2列×3列)よりもゆったりしています。同じ料金でも、さくら・みずほの指定席の方が快適に過ごせます。
座席の幅は約47cmで、のぞみの約43cmより広くなっています。長時間の乗車でも疲れにくい設計です。
肘掛けは固定式で、隣席との境界がしっかりしています。プライバシーも確保しやすい座席です。
・シートピッチ:1,020mm
・リクライニング角度:約17度
・肘掛け:固定式
・コンセント:窓側席と最前列・最後列に設置
座席の色は木目調のテーブルと青系のシートで統一されています。九州らしい温かみのあるデザインが特徴です。
普通車自由席の座席配置
普通車自由席は2列×3列の配置です。
これはのぞみの普通車と同じ配置です。指定席と比べると、座席の幅はやや狭くなります。
ただし、肘掛けが跳ね上げ式になっているため、空いていれば隣の席との間を広く使えます。子供連れの家族には、この点がメリットになることもあります。
グリーン車の設備
グリーン車は2列×2列の配置で、普通車指定席よりもさらに広い座席が用意されています。
座席の幅は約48cmで、リクライニング角度も大きくなっています。フットレストやレッグレストも完備されており、長距離移動に適しています。
コンセントは全席に設置されており、ノートパソコンやスマートフォンの充電も可能です。
編成と号車の違い
さくらとみずほの編成について解説します。
8両編成で統一
両列車とも8両編成で運行されています。のぞみ(16両編成)と比べると半分の長さです。
編成が短いため、ホーム上での乗車位置には注意が必要です。特に新大阪駅では、列車によって停車位置が異なる場合があります。
号車の構成は以下の通りです。
1〜3号車:普通車自由席
4〜6号車:普通車指定席
7号車:普通車指定席(グリーン車寄り)
8号車:グリーン車
自由席の位置
自由席は1〜3号車にあります。
博多方面に向かう場合、自由席は編成の後方に位置します。鹿児島中央行きの列車では先頭側になります。
混雑時は1号車から埋まっていく傾向があります。空いている席を探すなら、3号車から乗車するのも一つの方法です。
喫煙ルームの廃止
以前は喫煙ルームが設置されていましたが、現在はすべて廃止されています。車内は全席禁煙です。
喫煙者の方は、乗車前に駅の喫煙スペースを利用してください。新大阪駅や博多駅など主要駅には喫煙所が設置されています。
主要駅からのアクセス
さくらとみずほを利用する際の主要駅へのアクセス情報を紹介します。
新大阪駅から各地へ
新大阪駅からの所要時間の目安です。
博多駅へはみずほで約2時間23分、さくらで約2時間35分です。福岡への出張や旅行に最適な移動手段となっています。
熊本駅へはみずほで約2時間53分、さくらで約3時間15分です。熊本城や阿蘇山への観光に便利です。
鹿児島中央駅へはみずほで約3時間42分、さくらで約4時間5分です。桜島や指宿温泉など、鹿児島の観光スポットへのアクセス拠点となります。
博多駅から九州各地へ
博多駅から九州新幹線を利用した場合の所要時間です。
熊本駅へはみずほで約33分、さくらで約40分程度です。日帰り観光も十分可能な距離感です。
鹿児島中央駅へはみずほで約1時間19分、さくらで約1時間30分です。新幹線開業前は特急で4時間以上かかっていましたが、大幅に短縮されました。
空港からの乗り継ぎ
飛行機と新幹線を組み合わせて利用する場合の情報です。
関西国際空港から新大阪駅へは、JRはるかで約50分です。はるかの到着時刻に合わせて、みずほ・さくらを予約しておくと効率的に移動できます。
福岡空港から博多駅へは地下鉄で約5分と非常に近いです。飛行機で福岡まで来て、そこから九州新幹線で熊本や鹿児島へ向かうルートも人気があります。
運行本数の違い
さくらとみずほでは、運行本数に大きな差があります。
みずほは本数が少ない
みずほは最速達列車のため、運行本数は限られています。
新大阪〜鹿児島中央間の直通みずほは、1日約12往復です。朝夕を中心に運行されており、日中は本数が少なくなります。
時間帯によっては、みずほが運行していない場合もあります。
さくらは本数が多い
さくらはみずほよりも本数が多く設定されています。
新大阪〜博多間は、さくらとのぞみを合わせて毎時2〜3本程度の運行があります。九州新幹線区間では、さくらとつばめを合わせて毎時2本程度です。
本数の違いがもたらす影響
みずほの本数が少ないため、以下のような影響があります。
指定席が取りにくいことがあります。特に連休や年末年始は、みずほの指定席が早く埋まります。
また、乗り遅れた場合のリカバリーが難しくなります。次のみずほまで時間が空くことも多いので、余裕を持った行動が必要です。
さくらなら本数が多いため、比較的自由度の高い旅程を組めます。
どちらを選ぶべき?目的別おすすめ
さくらとみずほ、どちらを選ぶべきかは目的によって異なります。
みずほがおすすめの場合
以下のような場合は、みずほを選ぶことをおすすめします。
とにかく早く着きたい場合です。みずほは最速列車なので、移動時間を最小限に抑えられます。出張や乗り継ぎがある旅行に適しています。
主要駅のみを利用する場合も、みずほが便利です。新大阪、新神戸、岡山、広島、小倉、博多、熊本、鹿児島中央の8駅であれば、みずほで問題なく移動できます。
・飛行機との乗り継ぎがある人
・主要都市間を移動する人
・早く目的地に着いて観光を楽しみたい人
さくらがおすすめの場合
以下のような場合は、さくらを選ぶことをおすすめします。
指定席料金を節約したい場合です。みずほより740円安く、座席の快適さは同じです。
中間駅で乗降する場合も、さくらが便利です。姫路、福山、新山口、久留米、川内など、みずほが通過する駅に行く場合は、さくらを選ぶ必要があります。
時間に余裕がある場合は、さくらで十分です。新大阪〜博多間で12分、新大阪〜鹿児島中央間で23分程度の差なら、気にならない方も多いでしょう。
・みずほが通過する駅を利用する人
・時間に余裕のある旅行者
・本数が多い方が安心な人
自由席を使う場合
自由席を利用するなら、みずほでもさくらでも料金は同じです。
ただし、みずほの自由席は混雑しやすい傾向があります。本数が少ないため、1本あたりの利用者が集中するからです。
確実に座りたいなら、さくらの自由席を狙う方が座れる可能性が高いかもしれません。
予約方法と注意点
さくらとみずほの予約方法について解説します。
予約方法
両列車とも、以下の方法で予約できます。
みどりの窓口での購入が最も一般的です。JR西日本やJR九州の主要駅に設置されています。営業時間は駅によって異なりますが、多くの駅で10時から18時程度です。
指定席券売機でも購入可能です。クレジットカードが使えるので、現金を持っていなくても大丈夫です。操作画面の案内に従って、乗車日、区間、列車を選択します。
インターネット予約も便利です。JR西日本のe5489、JR九州のインターネット列車予約、スマートEXなどが利用できます。スマートフォンやパソコンから24時間いつでも予約できるのがメリットです。
インターネット予約のメリット
インターネット予約には、窓口にはないメリットがあります。
まず、割引きっぷを購入できることです。EX早特やスーパー早特ワイドなど、インターネット限定の割引きっぷが用意されています。早めに予定が決まっている場合は、かなりお得に購入できます。
次に、座席を自分で選べることです。窓口では座席の希望を伝えることしかできませんが、インターネット予約なら座席表を見ながら好きな席を選べます。窓側か通路側か、前方か後方かなど、こだわりがある方には便利な機能です。
さらに、チケットレスで乗車できるサービスもあります。スマートEXなら、交通系ICカードをきっぷ代わりに使えます。紙のきっぷを持ち歩く必要がなく、紛失の心配もありません。
早めの予約がおすすめ
みずほは本数が少ないため、繁忙期は指定席が取りにくくなります。
特に以下の時期は早めの予約が必要です。
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始、3連休などの連休期間は、1ヶ月前の発売開始と同時に売り切れることもあります。
平日でも、朝夕の通勤時間帯は混雑します。ビジネス利用が多い時間帯は、早めに予約しておきましょう。
変更・払い戻しの注意
予約後に列車を変更する場合、以下の点に注意してください。
みずほからさくらへの変更は、差額が戻ってくる場合があります。逆にさくらからみずほへの変更は、差額を支払う必要があります。
払い戻しには手数料がかかります。出発時刻が近くなるほど手数料が高くなるので、変更が決まったら早めに手続きしましょう。
車内サービスと設備
さくらとみずほの車内サービスについて紹介します。
車内販売について
現在、山陽・九州新幹線のみずほ・さくらでは車内販売サービスは行われていません。
以前は車内販売がありましたが、利用者の減少に伴い廃止されました。飲み物や食べ物は乗車前に購入しておく必要があります。
各駅のキオスクやコンビニ、駅弁売り場などで事前に購入しておきましょう。特に長距離移動の場合は、飲み物を多めに用意しておくと安心です。
車内設備
車内には様々な設備が用意されています。
コンセントは、普通車指定席では窓側席と最前列・最後列の全席に設置されています。グリーン車は全席に設置されています。自由席にはコンセントがないため、スマートフォンの充電が必要な場合は指定席の利用をおすすめします。
トイレは各車両の端に設置されています。洋式トイレのほか、バリアフリー対応の多機能トイレも用意されています。おむつ交換台も設置されているので、小さな子供連れでも安心です。
洗面所はトイレの近くにあります。手洗いだけでなく、歯磨きなどにも利用できます。
WiFiサービス
車内では無料WiFiサービスを利用できます。
接続方法は簡単で、「Shinkansen Free Wi-Fi」を選択してブラウザでメールアドレスを登録するだけです。通信速度はそこまで速くありませんが、ウェブサイトの閲覧やSNSの利用には十分です。
ただし、トンネル区間では接続が不安定になることがあります。山陽新幹線は長いトンネルが多いため、動画視聴など大容量のデータ通信には向いていません。
よくある質問
さくらとみずほに関するよくある質問に回答します。
どちらが混んでいますか?
一般的には、みずほの方が混雑しやすい傾向があります。
みずほは本数が少なく、最速列車を好む利用者が集中するためです。特に朝夕のビジネス時間帯は指定席が満席になることも珍しくありません。
さくらは本数が多いため、利用者が分散します。同じ時間帯でも、さくらの方が空いていることが多いです。
子供連れにはどちらがおすすめですか?
子供連れの場合は、さくらをおすすめします。
本数が多いため、予定変更がしやすいのがメリットです。子供が急に体調を崩したり、予定より早く出発したくなったりしても、次のさくらを待てば済みます。
また、指定席料金が安いため、家族全員分で考えるとかなりの節約になります。4人家族なら、みずほとの差額だけで約3,000円違います。
ビジネス利用にはどちらがおすすめですか?
時間を優先するならみずほ、コストを優先するならさくらです。
出張でギリギリの時間で移動する場合は、みずほを選ぶべきでしょう。10分でも早く着きたい場面は少なくありません。
一方、往復で利用する場合は、さくらを選ぶことで約1,500円の節約になります。経費精算の観点から、さくらを選ぶビジネス利用者も増えています。
荷物が多い場合はどうすればいいですか?
荷物が多い場合でも、みずほ・さくらどちらも問題なく利用できます。
座席上の荷物棚は新幹線共通の仕様で、標準的なスーツケースなら収納可能です。ただし、大型のスーツケースは入らないことがあります。
車両の最後部には、座席と壁の間にスペースがあります。大きな荷物はこのスペースに置くことができます。ただし、早い者勝ちのため、繁忙期は確保が難しくなります。
2024年からは、特大荷物スペース付き座席の予約制度が導入されています。3辺の合計が160cmを超える荷物を持ち込む場合は、この座席を予約する必要があります。事前予約なしで持ち込むと、手数料がかかる場合があるので注意してください。
遅延や運休の場合はどうなりますか?
天候不良や事故などで遅延・運休が発生した場合の対応について説明します。
まず、遅延の場合ですが、みずほが遅れていてもさくらに振り替えることができます。逆も同様です。駅係員の案内に従って、次の列車に乗車してください。
大幅な遅延や運休の場合は、払い戻しや後続列車への変更が可能です。新幹線の運行情報はJR西日本やJR九州のウェブサイト、公式アプリで確認できます。
スマートEXやe5489で予約した場合は、アプリ上で変更手続きができることもあります。窓口に並ばずに済むので、インターネット予約のメリットの一つです。
観光でのおすすめ活用法
さくらとみずほを使った観光プランについて提案します。
大阪から福岡日帰り観光
新大阪から博多への日帰り観光は十分可能です。
朝8時頃のみずほに乗れば、10時半前には博多に到着します。太宰府天満宮への参拝、中洲でのランチ、福岡タワーの観光などを楽しんで、19時頃のみずほで帰れば21時半には新大阪に戻れます。
往復とも最速のみずほを利用することで、現地での滞在時間を最大化できます。
熊本・鹿児島周遊プラン
2〜3日の旅程で熊本と鹿児島を周遊するプランも人気です。
初日は新大阪からみずほで熊本へ直行します。熊本城、水前寺成趣園などを観光した後、熊本市内に宿泊します。
2日目は熊本からさくらで鹿児島中央へ移動します。さくらなら熊本で降りる乗客が多いため、座りやすいメリットがあります。鹿児島では天文館での食べ歩きや城山展望台からの桜島の眺めを楽しめます。
3日目は鹿児島中央からみずほで新大阪へ戻ります。帰りは体力を温存するため、最速列車で早めに帰宅するのがおすすめです。
途中下車を楽しむ旅
さくらの停車駅を活かして、途中下車を楽しむ旅もできます。
例えば、新大阪から鹿児島中央へ向かう途中で広島に立ち寄り、原爆ドームや宮島を観光することができます。広島には全てのみずほ・さくらが停車するため、乗り継ぎも容易です。
また、久留米駅で途中下車して、久留米ラーメンを食べるプランも人気です。久留米駅にはさくらが多く停車するため、食事の後も待たずに次の列車に乗れます。
このように、目的に応じてみずほとさくらを使い分けることで、より充実した旅行が楽しめます。
まとめ:さくらとみずほの違いを理解して快適な旅を
さくらとみずほの違いをまとめます。
停車駅の数は、みずほが少なく、さくらが多いという特徴があります。目的地によっては、さくらでしかアクセスできない駅もあります。
料金は、自由席なら同額です。指定席はみずほの方が740円(新大阪〜博多間)高くなります。
所要時間は、みずほが最速です。新大阪〜博多間で約12分、新大阪〜鹿児島中央間で約23分の差があります。
座席の快適さは両列車とも同じです。普通車指定席は2列×2列のゆったりした配置で、のぞみより快適に過ごせます。
運行本数は、さくらの方が多いです。みずほは本数が限られているため、繁忙期は早めの予約が必要です。
急いでいるならみずほ、料金を抑えたいならさくら、というのが基本的な選び方です。
ただし、目的地や乗り継ぎの都合、運行本数なども考慮して、最適な列車を選んでください。どちらを選んでも、山陽・九州新幹線ならではの快適な旅が楽しめます。
最後に、さくらとみずほの選び方のポイントを整理しておきます。
時間を最優先したい場合はみずほを選んでください。停車駅が少なく、最短時間で目的地に到着できます。ビジネス利用や乗り継ぎがある場合に最適です。
料金を節約したい場合はさくらがおすすめです。指定席料金が740円安く、座席の快適さはみずほと変わりません。家族旅行など人数が多い場合はさらにお得感が増します。
中間駅を利用する場合は必然的にさくらになることが多いです。久留米、川内、福山など、みずほが通過する駅へはさくらでアクセスしましょう。
混雑を避けたい場合もさくらがおすすめです。本数が多く利用者が分散するため、みずほより空いていることが多いです。
これらのポイントを参考に、あなたの旅程に最適な列車を選んで、快適な新幹線の旅をお楽しみください。
なお、繁忙期の旅行では早めの予約が重要です。特にみずほは本数が限られているため、ゴールデンウィークやお盆、年末年始は1ヶ月前から予約を入れておくことをおすすめします。インターネット予約なら24時間いつでも手続きできるので、発売開始と同時に予約することも可能です。ぜひこの記事を参考にして、素敵で快適な山陽・九州新幹線での旅になることを心より願っています。

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