新幹線にUSBポートはある?コンセント設置状況と確実に充電できる座席の選び方を徹底解説

新幹線のUSB

新幹線でスマホやタブレットを充電したいとき、「USBポートはあるの?」「コンセントはどこにある?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。長時間の移動中にバッテリー切れは本当に困りますよね。

結論から言うと、新幹線のほとんどの車両にはUSBポートは設置されていません。ただし、ACコンセント(100V電源)は多くの車両に設置されており、USBアダプターを持参すれば充電は可能です。この記事では、新幹線のUSBポート・コンセントの設置状況、車両・路線ごとの違い、確実に充電できる座席の選び方を徹底的に解説します。

東海道・山陽新幹線のN700S、東北新幹線のE5系、北陸新幹線のE7系/W7系など、車両によってコンセントの設置場所は異なります。旅行や出張前に知っておきたい充電情報を網羅しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

新幹線にUSBポートはある?基本情報を徹底解説

新幹線のUSB

ほとんどの新幹線にUSBポートはない

日本の新幹線のほとんどの車両には、USBポートは設置されていません。これは東海道新幹線、山陽新幹線、東北新幹線、北陸新幹線など、すべての路線に共通する点です。

新幹線に設置されているのは、家庭用と同じAC100Vのコンセントです。そのため、スマートフォンやタブレットを充電するには、USBケーブルだけでなくUSBアダプター(充電器)が必要になります。

例外:一部の車両にはUSBポートあり

ただし、一部の新幹線車両にはUSBポートが設置されています。

  • N700S系のSワーク車両(7号車):USB Type-AおよびType-Cポート付きの座席あり
  • グリーン車の一部:ACコンセントに加えてUSBポートを備えた座席あり
  • 西九州新幹線N700S:一部座席にUSBポート設置

ただし、これらは例外的な存在であり、基本的にはUSBアダプターを持参することを強くおすすめします

なぜUSBポートが設置されないのか

USBポートが広く設置されていない理由は、新幹線車両の設計時期に関係しています。現在主流の車両の多くは、USB充電が一般化する前に設計されました。車両のリニューアルには膨大なコストがかかるため、既存のACコンセント設備を活かす形が取られています。

また、USBポートには規格の変化という問題もあります。USB Type-AからType-Cへの移行期にあり、設置するUSBポートの規格が数年後には陳腐化する可能性があります。一方、ACコンセントは規格が安定しており、どのような充電器でも対応できる汎用性があります。

さらに、USB充電には出力電力の制限もあります。通常のUSB Type-Aポートは5V/2.4A(12W)程度の出力しかなく、ノートパソコンの充電には対応できません。ACコンセントであれば、スマートフォンからノートパソコンまで幅広いデバイスに対応できるため、より汎用的な電源として採用されています。

新幹線車両の耐用年数は通常15〜20年程度であり、その間に技術規格が大きく変化する可能性を考慮すると、ACコンセントという安定した規格を採用するのは合理的な判断と言えるでしょう。

USBアダプターは必須アイテム

新幹線で充電するなら、USBアダプター(充電器)は必須アイテムです。コンパクトなものを1つカバンに入れておけば、いつでも充電できます。

おすすめはGaN(窒化ガリウム)素材の急速充電器です。従来の充電器より小型・軽量で、USB-C PD(Power Delivery)対応のものなら、スマートフォンからノートパソコンまで幅広いデバイスを高速充電できます。

💡 知って得する豆知識
新幹線のコンセントの電源容量は、一般的に2A(アンペア)程度です。ノートパソコンの充電中にスマートフォンも同時に充電しようとすると、電力が足りなくなることがあります。複数のデバイスを充電する場合は、優先順位をつけて充電するか、複数ポート対応の充電器を持参しましょう。

東海道・山陽新幹線のコンセント設置状況を詳しく解説

N700S系:全座席にコンセント完備

N700S系は2020年に登場した最新型車両で、普通車・グリーン車ともに全座席にコンセントが設置されています。窓側席だけでなく、通路側席やB・C・D席でも充電が可能です。N700S系は「Supreme」の頭文字を取った名称で、最高・最新を意味しています。

コンセントの位置はひじ掛けの先端にあります。ひじ掛けは可動式なので、上に持ち上げるとコンセントの位置を確認できます。この設計により、足元にケーブルを這わせる必要がなく、スマートに充電できるのが特徴です。

現在の「のぞみ」では約8割がN700S系に置き換わっており、全座席コンセントの列車に乗れる確率は高くなっています。JR東海は2026年度までに「のぞみ」の全列車をN700S系に統一する計画を発表しており、今後さらに全座席コンセント車両が増えていく見込みです。

N700S系の普通車座席は、前の座席との間隔(シートピッチ)が1,040mmで、N700A系と同等の広さを確保しています。コンセントがひじ掛けにあることで、足元のスペースを有効に使えるメリットもあります。

N700A系:窓側席と最前列・最後列のみ

N700A系は、N700S登場前の主力車両です。この車両では、コンセントが使えるのは限られた座席のみとなっています。

座席 コンセント
A席(窓側) あり(壁際足元)
B席(中央) なし
C席(通路側) なし
D席(通路側) なし
E席(窓側) あり(壁際足元)
最前列・最後列 全席あり

N700A系で確実に充電したい場合は、窓側席(A席またはE席)か、最前列・最後列の座席を予約しましょう。

N700S系の列車を確認する方法

N700S系が使われる列車は、JR東海が公式サイトで毎日公表しています。「N700S確定列車」で検索すると、当日および翌日以降のN700S運行予定を確認できます。

確実に全座席コンセントの列車に乗りたい場合は、事前に確認してから予約することをおすすめします。

グリーン車のコンセント・USBポート

東海道・山陽新幹線のグリーン車では、全座席にコンセントが設置されています。位置はひじ掛けの下または内側です。

一部の新型車両のグリーン車では、ACコンセントに加えてUSBポートを備えた座席もあります。USB Type-AまたはType-Cポートが設置されている場合があり、USBアダプターなしでも直接充電できます。

コンセントの規格と注意点

東海道・山陽新幹線のコンセントの規格はAC100V 60Hz 2Aです。一般的な家庭用電源と同じ規格なので、通常の充電器であれば問題なく使用できます。

ただし、以下の点に注意が必要です。

  • 消費電力の大きい家電(ドライヤーなど)は使用不可
  • 電圧変動や一時的な停電が起きることがある
  • 複数のデバイスを同時に充電すると電力不足になることも
📌 東海道・山陽新幹線のコンセントまとめ
・N700S系:全座席にコンセント(ひじ掛け先端)
・N700A系:窓側席・最前列・最後列のみ
・グリーン車:全座席にコンセント(一部USBポートあり)
・USBポート:一部のSワーク車両・グリーン車のみ
・規格:AC100V 60Hz 2A

東北・北海道新幹線のコンセント設置状況を詳しく解説

新幹線

E5系(はやぶさ・はやて・やまびこ)のコンセント

東北・北海道新幹線で使用されるE5系のコンセント設置状況は、製造時期(編成番号)によって異なります。E5系は2011年に登場し、その後段階的に製造されてきました。

編成 普通車のコンセント 製造時期
U1〜U28編成 窓側席(A・E席)と最前列・最後列のみ 2011年〜2014年
U29〜U45編成 全座席に設置 2015年以降

2015年以降に製造されたE5系(U29編成以降)は、普通車でも全座席にコンセントが設置されています。ただし、乗車前に編成番号を確認することは難しいため、確実に充電したい場合は窓側席(A席またはE席)を選ぶのがおすすめです。

E5系は「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」の各列車で使用されています。10両編成で、1〜8号車が普通車、9号車がグリーン車、10号車がグランクラスとなっています。長距離移動の際は、充電環境を事前に確認しておくと安心です。

コンセントの位置

E5系のコンセントの位置は以下の通りです。

  • 窓側席(A・E席):窓側の壁際足元
  • 通路側・中央席:前の座席の背面下部(全席コンセント編成のみ)
  • 最前列席:前の壁面
  • 最後列席:後部壁面または床

3列席(A・B・C席)側では、壁側足元と前席背面下部に2つのコンセントが設置されています。

H5系(北海道新幹線)のコンセント

H5系はJR北海道が保有する車両で、E5系とほぼ同じ仕様です。H5系は普通車でも全座席にコンセントが設置されています。外観はE5系と似ていますが、ラベンダー色のラインが特徴です。

北海道新幹線「はやぶさ」は基本的にH5系が使われることが多いため、どの座席でも充電が可能です。新青森から新函館北斗まで約1時間、青函トンネルを通過する長い区間でもしっかり充電できます。

北海道新幹線は2030年度末に札幌まで延伸予定です。延伸後はさらに長時間の移動となるため、充電環境の重要性が増していくでしょう。H5系と同様に全座席コンセントの車両が使用される見込みです。

グリーン車・グランクラスのコンセント

E5系・H5系のグリーン車とグランクラスは全座席にコンセントが設置されています。

グリーン車のコンセントは、ひじ掛けの下または座席横に配置されています。グランクラスも同様に、座席周りにコンセントが設置されており、快適に充電できます。

USBポートはなし

E5系・H5系にはUSBポートは設置されていません。すべてAC100Vのコンセントです。スマートフォンやタブレットを充電する場合は、USBアダプターを持参してください。

💡 知って得する豆知識
E5系の愛称「はやぶさ」は、東北新幹線で最も速い列車として知られています。最高速度は320km/hで、これは国内在来新幹線の最高速度です。「はやぶさ」という名前は、かつての寝台特急「はやぶさ」から受け継がれたもので、俊敏なイメージを持つ鳥「隼」に由来しています。

北陸新幹線のコンセント設置状況を詳しく解説

E7系・W7系:全座席にコンセント完備

北陸新幹線で使用されるE7系・W7系は、新幹線として初めて全座席にコンセントが設置された車両です。普通車(自由席・指定席)、グリーン車、グランクラスのすべての座席で充電が可能です。E7系は2014年、W7系は2015年に登場しました。

どの座席を選んでもコンセントがあるため、北陸新幹線は充電環境に関して最も優れた新幹線と言えます。ビジネス利用の多い北陸新幹線では、ノートパソコンを使う乗客のニーズに応えて、全座席コンセントが採用されました。

2024年3月には北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸開業し、関西方面からのアクセスも向上しました。敦賀までの区間でも同じE7系・W7系が使用されており、全座席で充電が可能です。

E7系とW7系の違い

E7系はJR東日本、W7系はJR西日本が保有する車両です。外観や内装、コンセントの設置状況に違いはほとんどありません。どちらの車両に乗っても、同じように全座席でコンセントが使えます。

コンセントの位置

E7系・W7系のコンセントの位置は、座席によって異なります。

座席タイプ コンセントの位置
グリーン車・グランクラス ひじ掛けの下部
普通車 窓側席(A・E席) 窓側の足元
普通車 通路側・中央席 前の座席の背面下部
普通車 最前列 席と席の間

窓側席のコンセントは足元にあるため、1.5m以上の充電ケーブルがあると快適に使用できます。短いケーブルだと、手元までケーブルが届かないことがあります。

コンセントの規格

北陸新幹線のコンセントの規格はAC100V 60Hz 2Aです。東海道新幹線や東北新幹線と同じ規格なので、通常の充電器であれば問題なく使用できます。

USBポートはなし

E7系・W7系にはUSBポートは設置されていません。全座席にコンセントがあるものの、USB充電には対応していないため、USBアダプターの持参が必要です。

かがやき・はくたか・つるぎ・あさまで充電

北陸新幹線の列車は「かがやき」「はくたか」「つるぎ」「あさま」の4種類ありますが、すべてE7系またはW7系が使用されています。どの列車でも全座席でコンセントが使えるため、列車名を気にする必要はありません。

📌 北陸新幹線のコンセントまとめ
・E7系・W7系:全座席にコンセント完備
・普通車・グリーン車・グランクラス:すべてOK
・自由席・指定席:どちらも全座席にあり
・USBポート:なし(ACコンセントのみ)
・規格:AC100V 60Hz 2A
・おすすめ:1.5m以上の充電ケーブルを持参

上越・山形・秋田新幹線のコンセント設置状況

上越新幹線(E7系):全座席にコンセント

上越新幹線では、E7系が使用されています。北陸新幹線と同じ車両なので、全座席にコンセントが設置されています。「とき」「たにがわ」どちらの列車でも、どの座席でも充電が可能です。

以前は上越新幹線にE4系(2階建て車両)やE2系が使用されていましたが、現在はE7系への置き換えが完了しています。これにより、上越新幹線も全座席コンセント環境が整いました。東京から新潟まで約2時間の移動中、バッテリー切れを心配する必要がなくなりました。

山形新幹線(E3系):窓側席と最前列・最後列のみ

山形新幹線「つばさ」で使用されるE3系は、コンセントが設置されている座席が限られています。E3系は1997年に登場した在来線直通型の車両で、設計が古いためコンセント設置が限定的です。

  • 普通車:窓側席(A・D席)と最前列・最後列のみ
  • グリーン車:全座席に設置

山形新幹線で確実に充電したい場合は、窓側席を予約するか、グリーン車を利用しましょう。東京から山形まで約2時間30分、新庄まで約3時間30分かかるため、長時間の移動では充電環境の確保が重要です。

山形新幹線は福島駅で東北新幹線と分岐し、在来線区間を走行します。在来線区間では最高速度130km/hに制限されますが、コンセントの使用には影響ありません。

秋田新幹線(E6系):窓側席と最前列・最後列のみ

秋田新幹線「こまち」で使用されるE6系も、コンセントは限られた座席にのみ設置されています。E6系は2013年に登場し、鮮やかな赤い車体が特徴です。

  • 普通車:窓側席(A・D席)と最前列・最後列のみ
  • グリーン車:全座席に設置

E6系は「はやぶさ」と連結して運行することが多いですが、E5系とは異なりコンセントは窓側席限定です。東京から秋田まで約4時間の長旅となるため、充電環境の確保は特に重要です。窓側席を予約するか、モバイルバッテリーを持参しましょう。

E6系は7両編成で、在来線規格の車体サイズのため、E5系よりも座席幅がやや狭くなっています。ただし、シートピッチは980mmと十分な広さが確保されています。

西九州新幹線(N700S):全座席にコンセント

西九州新幹線「かもめ」で使用されるN700S系は、東海道新幹線と同様に全座席にコンセントが設置されています。6両編成の短い編成ですが、充電環境は充実しています。

西九州新幹線は2022年9月に開業した最も新しい新幹線路線です。武雄温泉から長崎まで約30分で結んでいます。N700S系の最新技術が採用されており、コンセントはひじ掛け先端に設置されています。車内Wi-Fiサービスも利用可能で、快適にデバイスを使用できます。

九州新幹線(N700系・800系)

九州新幹線では、N700系と800系が使用されています。博多から鹿児島中央まで約1時間30分の区間を走行します。

  • N700系:窓側席と最前列・最後列のみ(東海道新幹線のN700Aと同様)
  • 800系:コンセントの設置は限定的で、窓側席と最前列・最後列のみ

九州新幹線で確実に充電したい場合も、窓側席を選ぶのがおすすめです。800系は木材を使用した内装が特徴で、和のテイストを感じられる車両として人気があります。コンセントは足元に設置されています。

山陽新幹線と直通運転する「みずほ」「さくら」はN700系8両編成、「つばめ」は800系6両編成が多く使われています。

💡 知って得する豆知識
秋田新幹線E6系の愛称「こまち」は、平安時代の歌人・小野小町に由来しています。秋田県は小野小町の出生地という伝承があり、「秋田美人」のイメージと重ねて命名されました。E6系の赤い車体は「茜色」と呼ばれ、秋田の夕日や紅葉をイメージしたデザインになっています。

新幹線で確実に充電できる座席の選び方

新幹線の車内

窓側席(A席・E席)を選ぶ

新幹線で確実に充電したいなら、窓側席(A席またはE席)を選ぶのが最も確実です。ほぼすべての車両で、窓側席にはコンセントが設置されています。

窓側席のコンセントは足元の壁際にあることが多いため、長めの充電ケーブル(1.5m以上)を持参すると便利です。

最前列・最後列の座席を選ぶ

各車両の最前列または最後列の座席も、コンセントが設置されている可能性が高い席です。多くの車両で、最前列・最後列は通路側席でもコンセントが使えます。

最前列席は足元が広いというメリットもあるため、荷物が多い方にもおすすめです。

グリーン車・グランクラスを選ぶ

グリーン車やグランクラスは、ほぼすべての新幹線で全座席にコンセントが設置されています。確実に充電したい場合は、グリーン車を選ぶのも一つの方法です。

グリーン車はコンセントだけでなく、座席の広さや静粛性など、多くの面で普通車より優れています。長時間の移動では特におすすめです。

全座席コンセント車両を狙う

以下の車両・路線では、全座席にコンセントが設置されています。

  • 東海道・山陽新幹線のN700S系
  • 北陸新幹線のE7系・W7系
  • 上越新幹線のE7系
  • 東北・北海道新幹線のH5系
  • 東北新幹線のE5系(U29〜U45編成)
  • 西九州新幹線のN700S系

これらの車両に乗れば、どの座席でも充電が可能です。東海道新幹線のN700S系は、JR東海の公式サイトで運行予定を確認できます。

モバイルバッテリーを持参する

コンセントのない座席に当たっても充電できるよう、モバイルバッテリーを持参するのが最も確実な方法です。特に、以下の場合はモバイルバッテリーが重宝します。

  • 自由席を利用し、座席を選べない場合
  • 混雑時で希望の座席が取れない場合
  • 車両の種類が事前にわからない場合
  • 在来線乗り換えなどで充電できない時間帯がある場合

10,000mAh程度のモバイルバッテリーがあれば、スマートフォンを2〜3回フル充電できます。20,000mAhのモバイルバッテリーであれば、ノートパソコンの充電にも対応可能です。

最近は薄型・軽量のモバイルバッテリーも増えており、カバンに常備しておいても邪魔になりません。USB-C PD対応のモバイルバッテリーなら、急速充電にも対応しており、短時間で効率的に充電できます。新幹線での移動が多い方は、1つ持っておくと安心です。

📌 確実に充電するためのポイント
・窓側席(A席・E席)を予約する
・最前列・最後列の座席を選ぶ
・全座席コンセント車両を事前に確認
・グリーン車なら全座席で充電可能
・モバイルバッテリーを保険として持参
・USBアダプターは必須アイテム
・1.5m以上の充電ケーブルがあると便利

新幹線で充電する際の注意点

USBアダプターを忘れずに持参

何度も強調しますが、新幹線のコンセントはAC100Vの電源コンセントです。USBポートではないため、スマートフォンやタブレットを充電するにはUSBアダプター(充電器)が必須です。

USBケーブルだけを持っていっても充電できません。旅行や出張の際は、必ずUSBアダプターをカバンに入れておきましょう。

充電ケーブルは長めのものを

新幹線のコンセントは足元にある場合が多いため、短い充電ケーブルだと手元まで届かないことがあります。

おすすめは1.5m〜2mの充電ケーブルです。これくらいの長さがあれば、足元のコンセントから座席上のテーブルまでケーブルを伸ばせます。

電圧変動・一時停電に注意

新幹線の電源は、トンネル通過時や走行状況によって電圧が変動することがあります。また、区間によっては一時的に電源が切れることもあります。

精密機器の充電中に電圧変動が起きると、機器に悪影響を与える可能性があります。心配な場合は、モバイルバッテリーを介して充電するか、電圧変動に強い充電器を使用しましょう。

消費電力の大きい機器は使用不可

新幹線のコンセントは2A(200W程度)の電力容量です。ドライヤーやヘアアイロンなど、消費電力の大きい家電製品は使用できません。使用しようとすると、ブレーカーが落ちたり、周囲の乗客のコンセントにも影響が出る可能性があります。

スマートフォン、タブレット、ノートパソコンの充電は問題なく行えます。一般的なスマートフォンの充電は10〜20W程度、ノートパソコンでも45〜65W程度なので、新幹線のコンセント容量内で十分に対応できます。

複数のデバイスを同時に充電する場合は、合計消費電力に注意しましょう。スマートフォンとノートパソコンを同時に充電しても、通常は問題ありませんが、大型のゲーミングノートパソコンなど消費電力の大きい機器では注意が必要です。

隣の人に配慮する

窓側席のコンセントを使用する際は、通路側席の乗客の足元を通ってケーブルを引くことになる場合があります。ケーブルが他の乗客の邪魔にならないよう、配慮して使用しましょう。

長いケーブルを足元に垂らしておくと、他の乗客がつまずく原因になることもあります。使用しないときはケーブルをまとめておきましょう。

充電しながらの通路移動は危険

充電中のスマートフォンを持ったまま通路を移動しようとして、ケーブルを引っ張ってしまう事故が起きることがあります。トイレなどで座席を離れる際は、必ず充電を中断してから移動しましょう。

💡 知って得する豆知識
新幹線の電力は架線から取得しています。東海道新幹線は交流25,000V、東北新幹線などは交流25,000V(一部20,000V)という高電圧を使用しています。この高電圧を車内のコンセント用にAC100Vに変換しているため、走行条件によって電圧変動が起きることがあるのです。

よくある質問(FAQ)

Q. 新幹線にUSBポートはありますか?

ほとんどの新幹線にはUSBポートはありません。一部の車両(N700S系のSワーク車両、一部グリーン車)にのみ設置されています。基本的にはUSBアダプターの持参が必須です。

Q. のぞみで充電できますか?

はい、充電できます。N700S系なら全座席、N700A系なら窓側席(A・E席)と最前列・最後列の座席でコンセントが使えます。現在の「のぞみ」は約8割がN700S系なので、全座席コンセントの列車に乗れる確率が高くなっています。

Q. 自由席でも充電できますか?

車両によります。N700S系やE7系なら全座席で充電可能です。N700A系などの場合は、窓側席を確保できれば充電できます。自由席の場合は席を選べないため、モバイルバッテリーの持参をおすすめします。混雑時は早めにホームに並び、窓側席を確保しましょう。

Q. コンセントの位置はどこですか?

車両によって異なりますが、主に以下の場所にあります。
・窓側席:窓際の足元または壁面
・通路側席:前の座席の背面下部(全座席コンセント車両のみ)
・グリーン車:ひじ掛けの下または内側
・N700S系:ひじ掛けの先端

Q. 充電ケーブルの長さはどれくらい必要ですか?

足元のコンセントから手元まで届くよう、1.5m〜2mの長さがおすすめです。短いケーブルだと、座席上のテーブルまでケーブルが届かないことがあります。

Q. ノートパソコンの充電はできますか?

はい、できます。新幹線のコンセントはAC100V 2A(200W程度)なので、一般的なノートパソコンの充電には十分対応しています。MacBookやWindows PCなど、ほとんどのノートパソコンを問題なく充電できます。ただし、消費電力の大きい機器との同時使用は避けましょう。

Q. N700S系かどうか事前に確認できますか?

はい、確認できます。JR東海の公式サイトで「N700S確定列車」を検索すると、当日および翌日以降のN700S運行予定を確認できます。予約前に確認しておくと安心です。

Q. 北陸新幹線は全座席で充電できますか?

はい、北陸新幹線のE7系・W7系は全座席にコンセントが設置されています。「かがやき」「はくたか」「つるぎ」「あさま」すべての列車で、どの座席でも充電可能です。

Q. 充電中に電源が切れることはありますか?

走行区間によっては、一時的に電源が切れることがあります。特にトンネル区間や電力切り替え区間で発生することがあります。精密機器の充電には十分な注意が必要です。

Q. グリーン車なら確実に充電できますか?

はい、ほぼすべての新幹線のグリーン車は全座席にコンセントが設置されています。確実に充電したい場合は、グリーン車がおすすめです。グリーン車は座席が広く、静かな環境で作業できるため、ビジネス利用にも最適です。

まとめ

新幹線のUSBポート・コンセント事情について詳しく解説しました。新幹線での移動中にスマートフォンやノートパソコンを使いたい方にとって、充電環境の把握は非常に重要です。

この記事のポイントをおさらいすると、以下のようになります。

  • USBポート:ほとんどの新幹線にはなし、USBアダプター持参が必須
  • ACコンセント:多くの車両に設置、規格はAC100V 60Hz 2A
  • N700S系:全座席にコンセント(ひじ掛け先端)
  • N700A系:窓側席(A・E席)と最前列・最後列のみ
  • E5系・H5系:編成により異なる、H5系は全座席
  • E7系・W7系:全座席にコンセント完備
  • 確実に充電する方法:窓側席を選ぶ、グリーン車を利用、モバイルバッテリー持参
  • 注意点:電圧変動あり、充電ケーブルは1.5m以上推奨

新幹線でスマートフォンやノートパソコンを充電するには、USBアダプターの持参が必須です。USBポートが設置されている車両は一部に限られるため、ACコンセント用の充電器を忘れずに持っていきましょう。

確実に充電したい場合は、窓側席(A席・E席)を予約するか、全座席コンセントの車両(N700S系、E7系・W7系など)を選ぶのがおすすめです。また、万が一に備えてモバイルバッテリーも持参しておくと安心です。

事前に充電環境を確認し、快適な新幹線の旅をお楽しみください。長時間の移動でもバッテリー切れの心配なく、仕事や動画視聴、SNSを楽しめるよう準備しておきましょう。

特にビジネス利用で新幹線を頻繁に使う方は、全座席コンセントの車両(N700S系、E7系、W7系など)を事前に確認し、予約時に車両を選ぶ習慣をつけると良いでしょう。旅行で利用する場合も、スマートフォンの充電切れは困るものです。窓側席を予約するか、モバイルバッテリーを持参して、充電環境を確保しておくことをおすすめします。

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この記事を書いた人

旅と食の疑問を解決する「たびちえ」です。新幹線や旅館のマナー、ご当地グルメの歴史、スーツケースのトラブル など、旅行者が抱える「なぜ?」を「完全ガイド」で徹底解説。読者の不安に寄り添い、「焦らないでください」のメッセージとともに、あなたの旅を快適にサポートします。

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