「八王子から大宮まで乗り換えなしで行ける電車がある」という話を聞いたことはありませんか?それが「むさしの号」です。通常なら西国分寺駅や南浦和駅での乗り換えが必要な区間を、なんと乗り換えなし・約50分で移動できる知る人ぞ知る便利な列車なのです。
この記事では、八王子武蔵野号(むさしの号)の停車駅・時刻表・料金・乗り方から、なぜこのような便利な列車が存在するのか、その歴史的背景まで徹底的に解説します。新幹線への乗り継ぎにも最適なこの列車の魅力を、余すことなくお伝えします。
むさしの号は普通列車なので特急料金は不要、Suicaでそのまま乗車できる手軽さも魅力です。中央線沿線から東北・上越・北陸方面へ向かう方にとって、知っておくと非常に便利な列車ですので、ぜひ最後までお読みください。
むさしの号とは?八王子・立川〜大宮を直通する便利な列車の全貌

むさしの号の基本情報と運行概要
むさしの号は、JR東日本が運行する普通列車で、八王子駅・府中本町駅と大宮駅を中央本線・武蔵野線・東北本線経由で直通運転しています。通常であれば複数回の乗り換えが必要な区間を、1本の列車で移動できる非常に便利な列車です。運行本数は1日4〜7本程度と限られていますが、その利便性から「知る人ぞ知る」存在として鉄道ファンや地元住民に親しまれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 列車種別 | 普通列車 |
| 運行区間 | 八王子・府中本町〜大宮 |
| 経由路線 | 中央本線・武蔵野線・東北本線 |
| 所要時間 | 約50分(八王子〜大宮) |
| 運行本数 | 1日4〜7本程度 |
| 使用車両 | E231系・209系(8両編成) |
なぜむさしの号は便利なのか?通常ルートとの比較
通常、八王子から大宮へ行く場合は以下のようなルートが考えられます。むさしの号がいかに便利かを具体的な数字で比較してみましょう。
- 中央線→山手線→埼京線ルート:八王子→新宿→大宮(乗り換え2回、約80分)
- 中央線→武蔵野線→埼京線ルート:八王子→西国分寺→武蔵浦和→大宮(乗り換え2回、約70分)
- むさしの号:八王子→大宮(乗り換えなし、約50分)
むさしの号を使えば、乗り換えなしで約50分という驚きの所要時間です。通常ルートより20〜30分も短縮でき、しかも乗り換えの手間が一切ありません。重い荷物を持っている時や、小さなお子さん連れの場合は特にこのメリットを実感できるでしょう。
むさしの号誕生の背景と歴史
むさしの号は、もともと大宮駅での新幹線乗り継ぎを想定して設定された列車がルーツになっています。中央線沿線から東北・上越・北陸新幹線に乗り継ぐ際、東京駅を経由するよりも時間・運賃の両面で効率的に移動できることから誕生しました。
2010年12月のダイヤ改正で定期列車として運行されるようになる以前は、臨時列車として運行されていた時期もありました。現在のような安定した定期運行が実現したのは比較的最近のことで、地道に需要を掘り起こしてきた結果といえます。
むさしの号の特殊なルート「短絡線」の秘密
むさしの号は、通常の営業列車が走らない短絡線(連絡線)を経由して運行されます。これがむさしの号の最大の特徴であり、乗り換えなしの直通運転を可能にしている秘密です。
国立〜新小平間:国立支線について説明すると、中央線の国立駅と武蔵野線の新小平駅の間には「国立支線」と呼ばれる短絡線があります。通常であれば西国分寺駅で乗り換えが必要ですが、むさしの号はこの短絡線を通ることで直通運転を実現しています。この区間には途中駅がなく、普段は貨物列車が主に使用する線路を旅客列車が走るという珍しい形態です。
北朝霞〜大宮間:大宮支線・東北貨物線についても同様で、武蔵野線の北朝霞駅から大宮駅へは「大宮支線」と「東北貨物線」を経由します。通常の武蔵野線は府中本町方面へ向かいますが、むさしの号は武蔵浦和駅を経由せずに大宮駅へ直行できるのです。
使用車両E231系・209系の特徴
むさしの号に使用される車両は、武蔵野線で通常使用されているE231系または209系です。いずれも8両編成の通勤型電車で、オレンジ色の帯が特徴的な車両です。座席はロングシートで、通常の通勤電車と同じ仕様となっています。
かつては205系電車が使用されていた時期もありましたが、現在はより新しい車両に置き換えられています。通勤型電車のため、トイレは設置されていない点には注意が必要です。約50分の乗車時間がありますので、乗車前にトイレを済ませておくことをおすすめします。
むさしの号が走る「国立支線」は、1973年に開通した比較的新しい路線です。もともとは貨物列車専用として建設されましたが、旅客需要の高まりを受けてむさしの号のような直通列車が設定されるようになりました。普段は見られない線路を走る貴重な体験ができるのも、むさしの号の魅力の一つです。
むさしの号の停車駅と路線図を徹底解説

八王子発・大宮行きの全停車駅一覧
八王子発の大宮行きむさしの号は、以下の11駅に停車します。中央本線から武蔵野線、そして東北本線へと3つの路線を経由しながら大宮を目指す、ユニークなルートをたどります。
| 順番 | 駅名 | 路線 | 主な乗り換え |
|---|---|---|---|
| 1 | 八王子 | 中央本線 | 横浜線・八高線・京王線 |
| 2 | 豊田 | 中央本線 | – |
| 3 | 日野 | 中央本線 | – |
| 4 | 立川 | 中央本線 | 青梅線・南武線・多摩モノレール |
| 5 | 国立 | 中央本線 | – |
| 6 | 新小平 | 武蔵野線 | 西武多摩湖線(徒歩連絡) |
| 7 | 新秋津 | 武蔵野線 | 西武池袋線(徒歩連絡) |
| 8 | 東所沢 | 武蔵野線 | – |
| 9 | 新座 | 武蔵野線 | – |
| 10 | 北朝霞 | 武蔵野線 | 東武東上線(徒歩連絡) |
| 11 | 大宮 | 東北本線 | 新幹線・各JR線・東武野田線 |
各停車駅の詳細情報と乗り換え案内
八王子駅はむさしの号の始発・終着駅です。JR中央線、横浜線、八高線が乗り入れるターミナル駅で、京王八王子駅も徒歩圏内にあります。むさしの号は主に3番線から発車しますが、ダイヤによって異なる場合があるので電光掲示板を確認してください。始発駅なので、早めにホームに行けば確実に座れます。
立川駅は多摩地区最大のターミナル駅です。JR中央線、青梅線、南武線が乗り入れ、多摩モノレールとも接続しています。大型商業施設が集まる多摩地区の中心地で、むさしの号の主要な乗降駅の一つです。立川から乗車する場合も座席確保のチャンスがあります。
国立駅は一橋大学の最寄り駅として知られる文教地区の駅です。むさしの号にとっては、ここから国立支線に入る重要な分岐点となります。国立駅を出ると、通常の中央線とは異なるルートを走行し、車窓からは普段見られない景色を楽しめます。
新秋津駅は西武池袋線の秋津駅と徒歩連絡できる駅として重要です。両駅間は徒歩約5分で、武蔵野線と西武池袋線の乗り換え拠点として多くの乗客が利用しています。所沢方面や池袋方面からむさしの号に乗り継ぐ際に便利です。
大宮駅はむさしの号の終着駅です。東北・上越・北陸新幹線の停車駅であり、JR各線、東武野田線、埼玉新都市交通ニューシャトルが乗り入れる埼玉県最大のターミナル駅です。むさしの号は11番線に到着し、新幹線乗り換え改札に近い位置にあるため、スムーズに新幹線に乗り継げます。
府中本町発の停車駅パターン
府中本町発のむさしの号もありますが、本数が非常に限られています。平日朝に2本、休日は運行なしという限定的な運転です。府中本町発の場合は、府中本町→北府中→西国分寺→新小平→新秋津→東所沢→新座→北朝霞→大宮という停車駅になります。
府中本町発の便は南武線からの乗り継ぎに便利ですが、本数が少ないため利用する場合は事前に時刻を確認することが必須です。休日に府中本町からむさしの号に乗りたい場合は、八王子発の便を利用することになります。
路線図で見るむさしの号のルート
むさしの号のルートを路線図で見ると、その特殊性がよくわかります。中央線から武蔵野線へは「国立支線」という普段は旅客列車が走らない短絡線を使い、武蔵野線から大宮へは「大宮支線」と「東北貨物線」を経由します。
通常の武蔵野線は環状運転(府中本町〜西船橋〜府中本町)をしていますが、むさしの号は武蔵野線の一部区間のみを走行し、途中で別の線路に分岐して大宮を目指します。この複雑なルートが、乗り換えなしでの直通運転を可能にしているのです。
・八王子発のむさしの号は11駅に停車
・国立駅から武蔵野線への短絡線に入る
・北朝霞駅から大宮への別ルートを走行
・府中本町発は平日朝のみの限定運行
・大宮駅11番線到着で新幹線乗り換えに便利
むさしの号の時刻表【2025年最新版】完全ガイド
八王子発→大宮行きの時刻表
むさしの号は1日の運行本数が少ないため、乗車する場合は事前に時刻を確認しておくことが極めて重要です。以下は2025年現在の時刻表です。運行本数は少ないですが、朝・昼・夕方とバランスよく設定されています。
| 列車番号 | 八王子発 | 立川発 | 大宮着 | 所要時間 |
|---|---|---|---|---|
| むさしの1号 | 07:21 | 07:30 | 08:12 | 51分 |
| むさしの3号 | 09:50 | 09:59 | 10:40 | 50分 |
| むさしの5号 | 16:56 | 17:05 | 17:45 | 49分 |
| むさしの7号 | 17:47 | 17:56 | 18:36 | 49分 |
大宮発→八王子行きの時刻表
大宮から八王子へ向かう場合の時刻表は以下の通りです。新幹線から乗り継いで中央線沿線へ向かう際に便利です。
| 列車番号 | 大宮発 | 立川着 | 八王子着 | 所要時間 |
|---|---|---|---|---|
| むさしの2号 | 08:53 | 09:36 | 09:45 | 52分 |
| むさしの4号 | 18:22 | 19:11 | 19:20 | 58分 |
| むさしの6号 | 19:52 | 20:34 | 20:43 | 51分 |
平日と土休日のダイヤの違い
むさしの号は基本的に毎日運行されていますが、平日と土休日で運行本数や時刻が若干異なる場合があります。特に注意すべきは府中本町発のむさしの号で、これは平日朝のみの運行となり、土休日は一切運行されません。
また、年末年始やお盆期間中は臨時ダイヤになることもあります。確実に乗車したい場合は、JR東日本の公式サイトやNAVITIMEなどの乗換案内アプリで最新情報を確認することをおすすめします。
乗り遅れた場合の代替ルート
むさしの号は運行本数が少ないため、万が一乗り遅れた場合の代替ルートも知っておくと安心です。八王子から大宮へ向かう場合、次のむさしの号まで待てない時は以下のルートが有効です。
代替ルート1:八王子→(中央線)→西国分寺→(武蔵野線)→武蔵浦和→(埼京線)→大宮。乗り換え2回、所要時間約70分です。
代替ルート2:八王子→(中央線)→新宿→(湘南新宿ライン・埼京線)→大宮。乗り換え1回、所要時間約80分ですが、新宿で座れれば快適に移動できます。
むさしの号の時刻は、新幹線の発着時刻を考慮して設定されています。例えば朝の便は、大宮駅で東北・上越新幹線の主要列車に接続できるよう計算されており、ビジネス利用者にとって使いやすいダイヤになっています。
むさしの号の料金・運賃を詳しく解説
普通列車だから特急料金は不要
むさしの号は普通列車なので、特急料金は一切かかりません。これはむさしの号の大きなメリットの一つです。見た目は特別な直通列車ですが、料金体系は通常の普通列車と全く同じ。通常の乗車券またはSuica・PASMOなどの交通系ICカードで乗車できます。
特急「あずさ」や「かいじ」で新宿へ出てから大宮へ向かう場合と比較すると、特急料金分(約1,000円〜)がまるまる節約できることになります。時間も短く、料金も安いという、まさに一石二鳥の移動手段なのです。
主な区間の運賃一覧
| 区間 | きっぷ運賃 | IC運賃 |
|---|---|---|
| 八王子〜大宮 | 800円 | 792円 |
| 立川〜大宮 | 680円 | 671円 |
| 国立〜大宮 | 590円 | 583円 |
| 新小平〜大宮 | 480円 | 473円 |
| 新秋津〜大宮 | 480円 | 473円 |
| 北朝霞〜大宮 | 230円 | 230円 |
青春18きっぷでの利用方法
むさしの号は普通列車なので、青春18きっぷでも乗車可能です。青春18きっぷ利用者にとって、むさしの号は非常にありがたい存在です。中央線沿線から東北方面へ青春18きっぷで旅行する際、むさしの号を使えば効率的に移動できます。
ただし、大宮から新幹線に乗り継ぐ場合は、大宮駅で青春18きっぷの利用を終了し、新幹線の乗車券・特急券を別途購入する必要があります。青春18きっぷは普通列車限定のきっぷなので、新幹線には使用できません。
Suica・PASMOでの乗車方法
むさしの号は通常の普通列車と同じ扱いなので、Suica・PASMOなどの交通系ICカードで改札を通ってそのまま乗車できます。特別な手続きは一切不要です。
八王子駅でICカードをタッチして入場し、大宮駅でタッチして出場するだけ。途中の経由地を気にする必要はありません。ICカードは自動的に最短経路の運賃を計算してくれます。
他ルートとの運賃比較
八王子から大宮への運賃を他のルートと比較してみましょう。
西国分寺経由(中央線→武蔵野線→埼京線):約800円
運賃はどのルートでもほぼ同じですが、むさしの号なら乗り換えなしで50分。他のルートは乗り換えありで70〜80分かかります。同じ料金で時間を節約できるむさしの号は、コストパフォーマンスに優れた移動手段といえます。
むさしの号の乗り方・乗車のコツを伝授

八王子駅での乗車方法と注意点
八王子駅では、むさしの号は主に3番線から発車します。ただし、ダイヤによっては異なるホームから発車することもあるので、必ず駅の電光掲示板で発車ホームを確認してください。中央線の通常の快速や各駅停車とはホームが異なる場合があります。
八王子駅はむさしの号の始発駅なので、発車10〜15分前にホームに行けば座席を確保できる可能性が高いです。ただし、朝の通勤時間帯(7時台の便)は混雑することもあるので、早めにホームへ向かうことをおすすめします。
大宮駅での乗り方・降り方
大宮駅では、むさしの号は11番線に到着・発車します。11番線は新幹線改札に近い位置にあるため、新幹線への乗り換えが非常にスムーズです。階段を上がるとすぐに新幹線の乗り換え改札口があり、東北・上越・北陸新幹線への乗り継ぎに最適なホーム配置になっています。
大宮駅から八王子方面へ向かう場合も同様に11番線から乗車します。新幹線から乗り継ぐ場合は、新幹線の到着ホームから11番線への移動時間も計算に入れておくと安心です。
座席確保のテクニック
むさしの号は8両編成で運行されています。座席はすべて自由席のロングシートです。座席を確保するためのテクニックをいくつかご紹介します。
始発駅(八王子・大宮)から乗車する:始発駅では乗客が入れ替わるため、早めにホームに並べば座席を確保できます。発車10分前を目安にホームへ向かいましょう。
中間駅では車両の端を狙う:途中駅から乗車する場合、車両の端(1号車や8号車)は比較的空いていることがあります。ホームの端まで歩く手間はかかりますが、座席確保の確率が上がります。
日中の便を利用する:朝夕の通勤時間帯は混雑しますが、9時台や10時台の便は比較的空いています。時間に融通がきく場合は日中の便がおすすめです。
車内設備と快適に過ごすコツ
むさしの号に使用される車両は通勤型電車(E231系・209系)で、以下のような特徴があります。
- 座席:ロングシート(横並びの座席)
- トイレ:なし(乗車前に済ませておくこと)
- 冷暖房:完備
- つり革・手すり:あり
約50分の乗車時間を快適に過ごすためには、事前にトイレを済ませておくことが重要です。また、本やスマートフォンなど、時間をつぶせるものを持っていると良いでしょう。車内でのWi-Fi提供はありませんので、オフラインで楽しめるコンテンツを用意しておくことをおすすめします。
・八王子駅は3番線から発車(要確認)
・大宮駅は11番線で新幹線乗り換えに便利
・始発駅から乗れば座席確保がしやすい
・トイレがないので乗車前に済ませておく
・日中の便は比較的空いている
むさしの号を使った新幹線乗り継ぎ完全ガイド
大宮駅経由のメリットとは
むさしの号の最大のメリットは、大宮駅での新幹線乗り継ぎの便利さです。中央線沿線から東北・上越・北陸方面へ向かう場合、東京駅経由よりも大宮駅経由の方が効率的なケースが多々あります。
大宮駅経由のメリットを具体的に挙げると、まず乗り換えがスムーズです。むさしの号が到着する11番線から新幹線改札まで徒歩数分で、東京駅のような長い乗り換え通路がありません。次に新幹線の座席が確保しやすい点があります。大宮始発の新幹線も一部あり、東京発より空席が多い傾向にあります。そしてトータルの所要時間が短縮できる場合も多いのです。
東京駅経由との詳細比較
八王子から仙台へ行く場合を例に、東京駅経由と大宮駅経由を詳しく比較してみましょう。
八王子→(中央線特急あずさ)→新宿→(中央線快速)→東京→(東北新幹線)→仙台
所要時間:約2時間30分〜3時間
料金:約12,000円(特急料金含む)大宮駅経由(むさしの号利用)の場合:
八王子→(むさしの号)→大宮→(東北新幹線)→仙台
所要時間:約2時間10分〜2時間30分
料金:約11,000円(特急料金なし)
大宮駅経由の方が時間も料金も有利になるケースが多いことがわかります。特に、むさしの号は特急料金がかからないため、トータルコストを抑えられるのが大きなメリットです。
大宮駅で乗り換えられる新幹線一覧
大宮駅は東日本の新幹線ネットワークの要所で、以下の新幹線に乗り換えることができます。
- 東北新幹線:仙台・盛岡・新青森・新函館北斗方面(はやぶさ・やまびこ等)
- 上越新幹線:高崎・越後湯沢・新潟方面(とき・たにがわ等)
- 北陸新幹線:軽井沢・長野・金沢・敦賀方面(かがやき・はくたか等)
- 山形新幹線:山形・新庄方面(つばさ)
- 秋田新幹線:秋田方面(こまち)
おすすめの乗り継ぎパターン
むさしの号と新幹線を組み合わせた、おすすめの乗り継ぎパターンをご紹介します。
八王子→仙台方面:むさしの号(9:50発)→大宮(10:40着)→東北新幹線はやぶさ(11:06発)→仙台(12:38着)。乗り換え時間に余裕があり、大宮駅で駅弁を購入する時間もあります。
八王子→新潟方面:むさしの号(7:21発)→大宮(8:12着)→上越新幹線とき(8:34発)→新潟(10:09着)。朝早い出発ですが、午前中に新潟に到着できる効率的なルートです。
八王子→金沢方面:むさしの号(7:21発)→大宮(8:12着)→北陸新幹線かがやき(8:26発)→金沢(10:53着)。乗り換え時間は短めですが、北陸への最速アクセスが可能です。
乗り継ぎ時の注意点
むさしの号から新幹線への乗り継ぎには、いくつか注意すべき点があります。
乗り換え時間に余裕を持つ:むさしの号は中央線・武蔵野線・東北本線の3路線を経由するため、いずれかの路線でダイヤ乱れがあると遅延の可能性があります。新幹線への乗り継ぎには最低15〜20分の余裕を持つことをおすすめします。
新幹線のきっぷは事前購入がベター:大宮駅での乗り換え時間を有効に使うため、新幹線のきっぷは「えきねっと」などで事前に購入しておくと安心です。発券は大宮駅の指定席券売機でできます。
大宮駅は新幹線の自由席が比較的空いていることで知られています。東京駅発では満席になることが多い「はやぶさ」や「かがやき」でも、大宮駅からなら空席が見つかりやすいことがあります。指定席を取りそびれた場合でも、大宮乗車なら自由席でも座れる可能性が高いのです。
しもうさ号との違いと使い分け
しもうさ号とは何か
むさしの号とよく比較されるのが「しもうさ号」です。しもうさ号は、大宮駅と海浜幕張駅・西船橋駅を武蔵野線・京葉線経由で結ぶ普通列車です。むさしの号と同じく、通常は乗り換えが必要な区間を直通で結んでいます。
「むさしの号」と「しもうさ号」は名前が似ていますが、運行区間が全く異なります。むさしの号が中央線沿線と大宮を結ぶのに対し、しもうさ号は大宮と千葉方面を結んでいます。両者を乗り継ぐことで、八王子から千葉方面まで大宮経由で移動することも可能です。
むさしの号としもうさ号の詳細比較
| 項目 | むさしの号 | しもうさ号 |
|---|---|---|
| 運行区間 | 八王子・府中本町〜大宮 | 大宮〜海浜幕張・西船橋 |
| 経由路線 | 中央線・武蔵野線・東北本線 | 東北本線・武蔵野線・京葉線 |
| 主な利用目的 | 中央線沿線から新幹線乗り継ぎ | 大宮から千葉方面への移動 |
| 所要時間 | 約50分(八王子〜大宮) | 約65分(大宮〜海浜幕張) |
| 運行本数 | 1日4〜7本 | 1日4〜5本 |
両者を乗り継ぐ活用法
むさしの号としもうさ号を大宮駅で乗り継ぐと、八王子から千葉方面へ乗り換え1回で移動することができます。通常ルートでは複数回の乗り換えが必要な区間を、効率的に移動できる裏技といえます。
ただし、両者の運行本数が少ないため、乗り継ぎがうまくいくダイヤパターンは限られています。事前に時刻表を確認し、接続時間を考慮してから計画を立てることが重要です。
目的別の使い分けガイド
むさしの号としもうさ号、どちらを使うべきかは目的地によって異なります。
新幹線で東北・新潟・北陸方面へ向かう場合:むさしの号で大宮へ行き、新幹線に乗り換え。
千葉・幕張・ディズニーランド方面へ向かう場合:むさしの号で大宮へ行き、しもうさ号に乗り換え。または、むさしの号は使わず別ルートを検討。
埼玉県内(大宮・さいたま新都心等)へ向かう場合:むさしの号で大宮へ直行が最適。
むさしの号に関するよくある質問
むさしの号は予約が必要ですか?
いいえ、予約は不要です。むさしの号は普通列車なので、特急券や指定席券は必要ありません。通常の乗車券またはSuica・PASMOで改札を通って、そのまま乗車できます。座席もすべて自由席です。指定席車両はありませんので、乗車したら空いている席に座ってください。
むさしの号は毎日運行していますか?
はい、基本的に毎日運行しています。ただし、平日と土休日で運行本数や時刻が若干異なる場合があります。特に府中本町発のむさしの号は平日朝のみの運行で、土休日は運行されません。また、年末年始やお盆期間中は臨時ダイヤになることもあるので、JR東日本の公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
グリーン車や指定席はありますか?
いいえ、むさしの号にグリーン車や指定席はありません。使用される車両は武蔵野線で通常使用されている通勤型電車(E231系・209系)で、全車両がロングシートの普通車です。ゆったり座りたい場合は、始発駅(八王子または大宮)から乗車して座席を確保することをおすすめします。
遅延した場合はどうなりますか?
むさしの号は中央線・武蔵野線・東北本線の3路線を経由するため、いずれかの路線でダイヤ乱れがあると影響を受けやすい特徴があります。遅延した場合は、駅のアナウンスや電光掲示板で最新情報を確認してください。新幹線への乗り継ぎを予定している場合は、乗り換え時間に余裕を持つことが重要です。
途中下車はできますか?
はい、普通列車なので途中の駅で自由に乗り降りできます。立川駅や北朝霞駅など、各停車駅で下車して用事を済ませ、次のむさしの号や通常の電車で移動を続けることも可能です。ただし、むさしの号の運行本数が少ないため、途中下車する場合は次の電車の時刻を確認しておきましょう。
将来的に廃止される可能性はありますか?
現時点で廃止の予定は発表されていませんが、中央快速線へのホームドア設置計画が将来的な課題となっています。むさしの号に使用される車両と中央線のホームドアとの互換性が課題となる可能性があり、運行形態の変更が懸念されています。最新の運行情報はJR東日本の公式サイトで確認することをおすすめします。
むさしの号の混雑状況はどうですか?
むさしの号の混雑状況は時間帯によって大きく異なります。朝の通勤時間帯(7時台)は、大宮駅で新幹線に乗り継ぐビジネス客が多いため、比較的混雑する傾向にあります。特に立川駅からの乗車客が多く、座れない場合もあります。
一方、日中の便(9時台〜10時台)は比較的空いており、座席を確保しやすいです。夕方の便(16時台〜18時台)は帰宅ラッシュと重なるため、やや混雑することがあります。
座席を確保したい場合は、始発駅(八王子または大宮)から乗車するか、日中の便を利用することをおすすめします。また、8両編成のうち車両の端(1号車や8号車)は比較的空いていることが多いので、ホームの端まで歩く価値はあります。
むさしの号に乗る際の持ち物のおすすめは?
むさしの号は約50分の乗車時間があり、トイレもWi-Fiも設置されていないため、事前の準備が重要です。おすすめの持ち物は以下の通りです。
- 飲み物:車内に自動販売機はありません
- 本やスマートフォン:オフラインで楽しめるコンテンツを用意
- モバイルバッテリー:コンセントはありません
- イヤホン:音楽や動画を楽しむ場合に必須
また、乗車前に必ずトイレを済ませておくことを強くおすすめします。特に小さなお子さん連れの場合は、八王子駅や立川駅のトイレを利用してから乗車するようにしましょう。
まとめ
八王子武蔵野号(むさしの号)について、停車駅・時刻表・料金・乗り方から歴史的背景まで詳しく解説してきました。
この記事でご紹介したポイントをおさらいすると、以下のようになります。
- むさしの号とは:八王子・府中本町と大宮を直通で結ぶ普通列車。中央線・武蔵野線・東北本線を経由
- 所要時間:八王子〜大宮間を約50分で移動。通常ルートより20〜30分短縮
- 停車駅:八王子・豊田・日野・立川・国立・新小平・新秋津・東所沢・新座・北朝霞・大宮の11駅
- 料金:普通運賃のみ(八王子〜大宮:800円)。特急料金は一切不要
- 乗り方:Suica・PASMOでそのまま乗車可能。予約不要、全席自由席
- 運行本数:1日4〜7本程度と少ないため、事前の時刻確認が必須
- 新幹線乗り継ぎ:大宮駅11番線到着で、東北・上越・北陸新幹線へスムーズに乗り換え可能
- 注意点:トイレなし、運行本数少なめ、遅延の可能性あり
むさしの号は、中央線沿線から大宮駅経由で東北・上越・北陸方面の新幹線に乗り継ぐ場合に非常に便利な選択肢です。東京駅での乗り換えよりもスムーズに新幹線に乗り継げ、しかも特急料金がかからないというコストパフォーマンスの高さも魅力です。
ただし、運行本数が少ないため、必ず事前に時刻表を確認してから利用してください。むさしの号を上手に活用して、快適な鉄道の旅をお楽しみください。

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